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【適応障害体験記⑧】心が前を向くまでの三段階


今日は休職中の職場の上司から電話がありました。


部署異動を申し出ていたのでその返事でした。


結論から言うと返事はNO。復帰後も元の部署で働かなければいけないことになりました。


でも思ったより心はスッキリしていました。少し前は前の部署のことを考えるだけで涙が出たり怖くて震えたりしていたのに少し気持ちが上向きになっているようでした。


症状がひどい時は「もう一生このままなのではないか」と思う日もあったので、今日みたいな日が来るなんてびっくりです。


全く不安がないというわけではないです。正直怖いし、来月からがっつり働ける気はあまりしていません。


それでも、「ゆっくりなら、頑張れるかも」と今日は思えました(気持ちの移り変わりが激しいので明日は違うかもしれませんが・・・笑)。


思い返せば休職スタートをしてから今日までの約3ヶ月間で、少しずつ少しずつ気持ちの持ち方が変わって行った気がします。


今日はその気持ちの移り変わりを段階別に分けて振り返ってみたいと思います。


第一段階「何にもできない」時期。


起き上がるのも難しく、ずっとベットの上。今まで好きでよく見ていた映画を観たり音楽を聴くのも難しかった時期です。目を瞑っても眠れないし本当に何もできませんでした。


そんな日々から少し進んだ時期。私の場合、休職スタートから1ヶ月半ほどすぎたあたり?

その辺りが第二段階、「やりたいことならできる」時期。


私の場合noteやデザインの勉強など「やりたい」と自分が思うこと、好きなことのためになら頭が働くようになっていきました。

友人などとも会うこともできるようになりました。


最後に第三段階、「やらなきゃいけないこともやれるかも、と思える時期」


第二段階は「やりたいこと」「やらなきゃいけないこと」のうち、「やりたいこと」しかできなかったけれど、第三段階では「やらなきゃいけないこと」、私でいうと前の部署での仕事も「やれるかも」と思えるようになりました。




ざっとこんな感じで進んでいったように思います。


1歩進んで1歩戻る。うまくいけば2歩進んで1歩戻ってで、やっと1歩分進むような日々。時には1歩進んだのに2歩戻ってしまう、なんて日もありましたが、少しずつ少しずつ前に進めたように思います。


振り返ってみて強く実感するのは、各段階を丁寧に進めることの重要性です。


第一段階でも、第二段階でも、私はすごく焦っていました。


「このまま何にもできない時期が続いたらどうしよう・・・」

「好きなことばっかりやっていて何になるんだろう?私大丈夫かな?」


でも第一段階の「なにもできない」時期に、しっかり「なにもやらない」をできたからこそ、次のステップに進めたんだと思います。


第二段階の「やりたいことならできる」時期に、しっかり「やりたいことだけやる」をできたからこそ、次のステップに進めたんだと思います。


ちゃんと心が前向きになるまで、「このままで大丈夫だろうか」って不安で焦るけど、各段階を丁寧に進めていけば、きっと少しずつでも前を向けるようになるということが今回分かりました。


こんなとき、真面目な方ほど「自分は怠けているのではないか」と思ったり、変に罪悪感や焦りを感じたりしてしまうかもしれないけれど、万が一そんな方がこの記事を見てくださっていたら、「今の段階を丁寧に進めて大丈夫ですよ」と言いたいな、と思います!!!


とにかくそのときの自分の心に従っていけばいいと思います。


まあまた前の段階に戻ってしまう日もあるんだろうけど・・・でも今日、「やらなきゃいけないこともやれるかも、と思える時期」に入ったと実感できて、すごく嬉しかったです。


また1歩進んで1歩戻る、でもたまにちょっと進める、みたいな感じで少しずつ前に進んでいきたいです。






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