【適応障害体験記⑦】二歩進んだら一歩戻る。
今日で休職がスタートしてちょうど2ヶ月と2週間になります。
休職開始当初はずっと寝てばかりいたのですが、休職期間が進んでいくにつれ人に会えるようになったり、デザインの勉強を始められるようになったりと症状の改善は順調でした。
のですが、最近休職してすぐに治ったはずの不眠が復活し、それらが突然できなくなってしまっていました。
ですがやっぱり、「症状が逆戻りしてしまった」という事実を受け入れることが難しく、不眠で身体がしんどいのにも関わらず無理やり外出したりいつも通りの活動をしようと頑張っていました。
でも身体がやっぱりついていかない。身体が元気でなくなると、次に元気をなくしていくのは心の方です。正直、最近どんどんネガティブ思考が復活していっていました。
そんな時、うつ状態で半年の休職を経験したことのある学生時代の先輩とお話する機会がありました。
今の自分の状態を赤裸々に話した後、その先輩から頂いたのは「焦らなくていい」という言葉でした。
その先輩も周りに置いていかれる焦りなどはありながら、半年間しっかり休めたことで復帰がスムーズにいった、という話をしてくれました。
正直、最近会社の同期と会うことも少しずつ増えたということで、「私が休んでいる間に、私が経験していない仕事を同期は経験している」という事実を目の当たりにすることが増え、それが気持ちをすごく焦らせていました。
また、毎日の日課である彼氏とのその日あったことを報告し合う電話の会話でも、彼氏がちゃんと毎日仕事をして休日もしっかり趣味に時間を使っているのを聞くと、「私もしっかり活動しなきゃだめだ」と無意識に焦ってしまっているところもありました。
私の症状は時間とともに改善している。順調だ。大丈夫。そう思い込みたかったんだと思います。
でもその先輩から頂いた「焦らなくていい」の言葉で、今日は身体のダル重さにしたがって、久しぶりに一日横になっていることができました。そうするとなんだか、気持ちが元気になったように思えました。
適応障害の症状の改善の仕方は、二歩進んだら一歩戻る、みたいな感じだなと今感じています。
辛くて一歩戻ってしまいそうになったとき、「せっかく二歩進んだんだから」と思って、もっと進もうと頑張ろうとしてしまうけれど、そうするともっともっと状態は悪くなり、一歩どころか進んだ分全部戻ってしまいかねないと思います。
二歩進んだけど、一歩戻ってしまいそうだなと思ったら。無理に進もうとするんじゃなくてその場でしっかりと立ち止まって休憩して、また歩を進めるためのエネルギーをチャージするのが大切だと思います。
思ったより長期戦みたいですが、焦らずゆっくり進んでいきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?