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意識している、刺繍と距離感のハナシ

こんにちは、はなこまちです❀

最近刺繍していた作品が、この話題にぴったりだ!と思って記事にします。
それは「刺繍と距離」お話。

刺繍をしていると、
「あぁー!なんかうまく出来ない😫」
という事ありませんか?
私はとってもよくある!
なんなら毎回思っている。
でもね、1つだけ気をつけたら落ち込む回数が減りました。
さて、皆さんはこのお写真どう感じますか?
「クラデーション綺麗✨」と思っていただけたら嬉しい。
(グラデーションを簡単に楽しんでほしくて描いた図案なの。)
ではでは、こちらの写真はどうでしょう?
「あれ〜、葉っぱがくっきり2色に分かれてる!気になるな。」
そんな風に違和感を感じる方も多いのでは?

同じ作品なのに受ける印象は違う。
これが今回のお話でとっても大切!
写真の違いは「見ている範囲」にあります。

最初に見た写真は、作品を実際に飾っているような距離感で撮影した写真。
全体を俯瞰してみることができます。
(実際飾っているともっと遠くから見ているかも。)
2枚目の写真はアップ。
実際に刺繍しているときに見ている範囲に近い写真です。

撮影した距離によって印象が違う。
ここ!大切。

もっと正確に言えば、実際刺繍しているときに見ているのって
これくらいの範囲じゃないですか?
私も刺繍するときは、布の織り目のどこに針を出すかを考えているので、
かなり細かい部分を見ています。
しかし、この距離は粗が目立つように感じます。
実際この写真を見ても、
「ずいぶん色の切り替えがスパッとしているな。」
「若干図案線見えているなぁ。」
など思うものです。
この視点は技術向上のためにとっても大切!
でも、
「自分刺繍下手だな…」って
しょんぼりすることがあるのも事実。
「刺繍うまくできないな…」
と感じたときは、一旦その図案から離れるようにしています。
刺繍以外の事をしてもいいし、
別の図案を刺繍してもいい。
そして、2~3日後にもう一度俯瞰して見てみるのです。

この、距離を置く。はとても効果があります。
数分じゃだめです。
なぜなら気になる部分をよく覚えているから。

「このお花のこの部分が気になるんだよね。」
くらい鮮明に覚えていると、どうしても気になる部分に目がいってしまって、全体を俯瞰して見ることが難しいです。

そして、一度距離を置いてから全体を見てみると…

「あれ、思ったより気にならないな。」
「全体のバランス綺麗じゃん!」
なんて、気になっていたポイントが気にならなくなる事も多いです。
逆に、
「やっぱりここは今も気になるから修正しよう。」
ともなります。
全体のバランス的に問題ない部分と、問題がある部分が区別できるようになるのです。

もちろん、技術的にはパーフェクトを目指したいですよね。

でもね、「あぁ、うまくできないな」「刺繍下手だな」なんて、思い続けながら刺繍をするのも辛いもの。
だんだん刺繍するのも嫌になってしまいます。

それよりだったら「ここは思ったより気にならないから、OK!」という風に割り切って、どんどん図案を完成させて、新しい図案を刺繍していくのも1つの上達方法だと思うのです。

たくさんの図案を刺繍して、たくさんのステッチを刺繍して。
そして1年後、過去の作品と今の作品を見比べてみたら、
今の作品の方がうんと綺麗に刺繍できている。
ということもあるのです。

といっても、私も張り切れば張り切るほど、一か所が気になって前に進めないときもあるんですけどね。

だからわざと、その図案は置いておいて冷静になる。

完成後に見る距離感から作品を眺めてみる。

は常に心がけています。

皆さんも、「俯瞰して見る」よかったら一度試してみてくださいね。

よろしければサポートお願いします! 今後の刺繍図案考案などの活動に大切に使わせていただきます!