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自分に優しく、心に栄養をあげよう!

奈良

中学校の修学旅行で初めて行った。

鹿にせんべいをあげ、大仏を見たことしか覚えていない。

面白く、良い場所とは思う事はなかった。

それから何十年の月日が経った。

京都へは友人と何度か旅行に行ったが奈良まで足を運ぶ事はなかった。


今からもう15年以上前、旦那の転勤で奈良に住んだ。

関西自体住むのも初めて、関西人=怖い

旦那の職場の下にある定食屋さんに連れて行ってもらった時、そこのお母さんに聞いたはじめの一言は「関西人って怖いですか?」だった。


今考えればかなり思い込み‼️


その時の私は真剣に勢い負けしていた。

定食屋のお母さんは「関東人の方が怖いわ‼️」と笑いながら言ったのを今でも覚えている。


友人も親戚もいない。土地勘もない。


仕事もしていなかった為、奈良公園に度々行き鹿に鹿せんべいをあげる。

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印象のあまり良くない関西が定食屋のお母さんとお父さんが良くしてくれた事から印象が変わっていった。

私が風邪を引けば旦那にご飯を持たせてくれたり、恵方巻作ったから取りにおいで‼️と何かと気にかけてくれた。


そして、仕事も始めた。


しかし、仕事の内容は全国変わりが殆ど無い調剤薬局の為問題はなかったが、言葉では苦労した。

なんせ電話をとっても早口過ぎて聴き取れない。


社内電話でも知らない場所、名前を早口で言われると聴き取れなかった。


社長の奥様は私の電話の出た時のゆっくな喋りに調子が狂うようだったが、取り次ぐ人の名前をゆっくりに言ってくれた。


私は本当に人に恵まれている。


私は社長の娘さんがいる店舗に配属となり、同じ年であった事もあり休みの日には神戸など車で遊びに連れてってくれた。


娘さんは仕事も出来る分仕事には厳しかったが、学ぶ事も多く私はついていかなきゃ!と勉強しつつ仕事を楽しんだ。


居心地の良い場所に限って転勤が早く来る。


奈良では私の分身と思える花子と太郎を家族に迎えた。

ドックカフェに行き、散歩をし、充実した日々だった。


あの転勤から私は大きく生活が変化したのは間違いない。


そして奈良を転勤により離れてからも定食屋さんのお母さんとも今だに交流があり、薬局の社長の娘さんとも今でも良き相談相手になってくれてる。


あれから数十年経ち、2年前から毎年奈良に行くようになった。


私にとっては大事な場所である奈良は私の心にゆとりと栄養をくれる。

素敵な出会い、頑張った時間を過ごしたからそう思える。


そしてまた、今日から奈良。


住んでいる頃には行かなかった場所も観光し、友人達と会い楽しい時間を味わおう!


私には


そうだ!奈良に行こう!(いつかのCMのように)


そう聞こえる心の響き。


不思議な力をくれる奈良で充電


そういう場所がある事は自分を見つめ直し修正できる。


今日は法隆寺に行った時ちょうど鐘が鳴った。

子規も聴いたであろう鐘の音


行こうと思ったその心を素直に受け入れ楽しい数日を過ごそう!


自分にも優しくなれる自分でいよう!


いつからかそう思うようになれた。


その優しさを今度は他の人に届けよう!


そんな1日になった。



いつも笑顔で‼️










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