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【ライターゼミ誕生秘話!】初めてのオンラインサロン運営で 悩みを越えて得たものとは?田中健士郎さんインタビュー②


ライターゼミ」とは、Webライター向けのオンラインサロンです。

「一人ではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。続けられる場所」として、ライターのメンバーが、日々学んでいます。

前回の記事では、ライターゼミ主宰・田中健士郎さんにインタビューしてお聞きした、ライターゼミの概要やおすすめの人、ライターゼミならではのメリットなどを紹介しました。


今回は、「そもそも、なぜライターゼミができたのか?」という誕生秘話や、「オンラインサロン運営で直面した悩み」など、以下の五つについてお伝えします。

1.なぜライターゼミが誕生したのか?
2.オンラインサロンの運営で直面した悩み
3.二つのことを変えたら悩みを越えられた
4.アンケートから生まれた今後の活動アイデア
5.ライターゼミ主宰をしてよかったこと三つ


「ライターゼミのことをもっと知りたい」
「オンラインサロンの運営に興味がある」
「自分で何かを始めたい」

という方におすすめです。


記事の最後には、「ゼミについてのお問い合わせ方法」も紹介していますので、気になった方はチェックしてみてくださいね。

※インタビュアー:ライターゼミ1期生 はなこ


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◆田中さんプロフィール

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クラウドワークス オンラインサロン「ライターゼミ」主宰
田中健士郎さん

東京都武蔵野市出身。神奈川県逗子市在住。
上智大学卒業後、大手製造業会社で海外営業を担当。2015年に株式会社クラウドワークスに参画し、地方創生事業を責任者として立上げ。これまでに30以上の自治体と連携し、クラウドソーシングの普及を促進。1000人以上のワーカー育成に携わる。
2017年からは複業としてreborn株式会社に参画し、企業の組織改革支援に携わっている。
2020年12月にライターゼミを立ち上げる。

田中さんTwitter
田中健士郎の働き方ラジオ

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1.なぜライターゼミが誕生したのか?

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―― そもそも、なぜライターゼミを作ろうと思われたのでしょうか?

田中健士郎さん(以下、田中さん):2020年にコロナの影響もあり、地方でやってきた対面でのコミュニティづくりができなくなったことから、「オンラインサロンを、クラウドカレッジ経由でメンバーを集めてやってみようかな」と思ったことが、ライターゼミを作るきっかけでした。

でも、実はもともと、「ライターにコミュニティが必要」ということは知っていたのですね。

2015年に、クラウドワークスで「地方でも働ける人を増やす」という思いのもと、地方創生事業を立ち上げました。

地方創生事業では、主に地方自治体から予算をもらい、その地方に在住されている方に対して、クラウドワークスの使い方の支援やスキルアップ支援、コミュニティづくりなどを行ってきたのです。

そのときに「ライター育成講座」を、行政と一緒に3・4年くらい運営させていただいたことがあり、当時、参加者のみなさんから「仲間がほしい」という声が出ていまして。

ただ、行政のお仕事は予算の関係から1年単位で終わるので、「来年は違うメンバーでやってください」という場合もあるんです。
同じ方々が「継続してコミュニティを作りたい」と言っても、僕がファシリテーターとしてイベントを企画している間はうまく回るのだけど、いなくなると自然解散していく感じでした。


―― 誰かまとめる人がいないと、続きにくいのでしょうか?

田中さん:そうなんです。意外とコミュニティって、たとえばイベントをやるときには、「いつイベントをやりますか」「そのときのGoogle meetはどうしますか」など、細かい手配や裏方的なことをするのが結構大変なんですよね。

それと、そのときは参加費が無料だったので、メンバーの中に一生懸命がんばる人もいれば、「まぁ、一応入っておこうかな」と入ってはみたものの、何をしたらいいかわからないままの人が大多数になったりもして。意欲などに結構バラつきがありました。

その点オンラインサロンは、「会費」というものが発生するからこそ、「その場にいる価値を自分で作っていこう」と積極的に参加したり、「より自分の学びになる経験につなげよう」と考えたりします。ライターのコミュニティとして、こういうものが必要なんじゃないかなと思ったのです。

2.オンラインサロンの運営で直面した悩み

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―― 昨年末から、実際にオンラインサロンの運営をしてきたなかで、「大変だった」と感じたことはありましたか?

田中さん:いやー、メンバーが一度に辞めた時期がすごい大変でしたね。やっぱり自分にとって未体験ゾーンだったので。

自治体さんでコミュニティを作ったときは、無料だったので入会も退会もなかったんですよ。いつの間にかいなくなっている人もいたりして。そんなに「退会」というものに自分自身が直面することはなかったんです。

でもライターゼミは、ちゃんとお金を支払いしていただいて、サービスとして提供している部分があるなかで、ちょうど始めて3ヶ月くらいですかね。
結構な人数が、すごい勢いでバタバタバタッと辞めていった時期があって。

「こういうもんなのかな」と思ったりしたんですけど、自分が作ったコミュニティから人が去ってしまうっていうのは、「自分が作った場の価値がないんだな……」と思ったりもして。
ある意味、結構落ち込んだことがありました。

3.二つのことを変えたら悩みを越えられた

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―― 確かにメンバーが減った時期がありましたね…。ではそのように落ち込んだとき、どう考えて、どのような行動をされたのでしょう?

田中さん:落ち込んでばかりもいられないし、何事も経験なので、「どうしていこうかな」と一応気持ちを奮い立たせましたね。

いろいろ考えて変えてみた結果、うまくいったことが二つあって。
一つ目は、コミュニケーションを変えたことです。

最初は、「みんなでこういうワーカーさんを目指してがんばろう!」みたいなビジョンを掲げてやっていたのですが、意外とオンラインコミュニティって、「会社組織でビジョンを掲げてみんなで目的を達成する!」みたいな場とは違うんじゃないかな、と少しずつ思ってきたんです。

それで気になって、メンバーに「ライターゼミ」についてのアンケートを取ってみたら、思っていた通りの結果でした。

成長意欲が高い人もいれば、「仲間と楽しくやりたいだけです」って人もいて。
逆に「ライターゼミではがんばらないといけないんじゃないか」と思って、「それはあまりできないのでやめます」って人も結構多かったんですね。

一人ひとりの目的とかモチベーションというものは、それこそバラバラでよくて。ライターゼミでの過ごし方も、もっと自由でもいいんじゃないかと思うようになりました。

「それぞれがここにいる意味をちゃんと認識していれば大丈夫」と気づいて、そのようなコミュニケーションに変えたのが、一つ転機になった感じはしますね。

そして、このときの気づきから「休憩部屋」というのも作りました。


―― その「休憩部屋」ができたときは、「休憩しててもいいんだ!」と、私も肩の力が抜けました。みなさんも気持ちが楽になったのではないでしょうか。実際、田中さんも休憩部屋に入っていましたね(笑)

田中さん:そう、僕も休憩してましたね(笑)そのときはちょっと疲れちゃってたんで。

「休憩部屋に入っているときにはアウトプットをしなくてもいい」という感じで、たまにみなさんの投稿を読むとかね。そんな風にゆるく過ごしてもらう場もあっていいんじゃないかと。

そして、変えたことでうまくいったことの二つ目は、「自分が全部やらなきゃいけない」と思っていたことを、みなさんに”無茶ぶり”するようになったことですね。


―― それまでは「全部自分がやらなくちゃ」と、がんばりすぎていた感じですか?

田中さん:そうですね。僕もクラウドカレッジとかいろいろやっているなかで、やりたいことや「やらなくちゃ」と思ったことがあっても、ライターゼミのためだけに時間を使うことは難しくて。

たとえば「〇〇の動画を共有します」って言ったのに、すごく忙しくて数週間できていなかったことが実際にあったり、イベントでもそのようなことが発生したりしていたんです。

「これは全部自分でやるのは難しいかも」ということで、ライターゼミでやりたいことを提案する「企画チーム」を作って、メンバー募集をしてみたんですよ。そうしたら、もともとやりたいことを持っていたメンバーが結構いまして。


―― 募集に手を挙げていたメンバーが何人もいましたね。

田中さん:そうなんです。ある人は「こういうチャンネルを作ったらどうですか?」ってアイデアを出して、そこの管理人になってくれたり、またある人は「イベントのファシリテーターを田中さんが毎回やってたら大変じゃないですか?企画も含めて代わりますよ」と提案してくれたり。

ほかに「持ち込み企画なんですけど、こんなことやってもいいですか?」って言ってくれたメンバーもいました。

「僕がイベントの企画しなきゃ」と考えていたときよりも、「みんな、企画を考えてほしい」と、周りにある意味 ”無茶ぶり” をし始めてからの方が、「ライターゼミ、最近いろいろと活発になってきましたね!」と、メンバーから声が出てくるくらい変わってきましたね。

その後、仕掛ける側になっていただいた方から「挑戦できたことがよかった」という感想をもらったり、イベントで相互インタビューをした方からも「あの経験がすごくよかった」と伝えてもらったりしまして。

自分で抱えすぎていた。そんな僕が企画できることなんてやっぱり限度があるので、そこを変えて、「みなさんと考える」という感じで企画チームを作ったことがよかったですね。

それと、アンケートをやって「みなさんから意見やアイデアを聞く」というのもよかったと思います。

4.アンケートから生まれた今後の活動アイデア

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―― 自分のやりたいことを提案できる、というのはワクワクしますね。そして確かに企画チーム募集の頃から活性化した感じがします。アンケートもいいアイデアですね。

田中さん:アンケート、めちゃめちゃ助かりますよ!すでに動いている企画もありますし、僕とメンバーとで相互のコミュニケーションをしている感覚ですね。アンケートのアイデアから、登壇する人を決めたりもしています。


―― ちなみに、6月のアンケートでおもしろい企画やアイデアはありましたか?

田中さん:結構ありましたね。たとえばイベントの講師も、「ライターゼミだから、すごいライターさんを呼ばなきゃいけないかな」と僕は思っていたんですが、「専門分野に詳しい人を呼ぶ」というアイデアがありました。

ライターって、専門的な記事を書くような案件に出会うこともありますよね。その時にいざその専門知識を学ぼうと思っても、何からやったらいいかわからないと思うんです。

なので、そういった専門分野に詳しい人の話を聴けたら、聴きながら理解を深められるし、「ちょっとおもしろいな」と思ったら、自分でさらに学びを深めていってもいいですよね。
そういう、「ライターゼミだけどライターじゃない人を呼ぶ」というアイデアは、「なるほどな」と結構思いました。


―― 自分のわからない専門分野の話を聴いて少しずつ理解を深めていくことで、仕事の可能性が広がりそうです。

田中さん:そうですね。前回のミーティングで、専門とは少し違いますが、アウトソーシングという業界で働いておられる細川瑛司さんに来ていただいたのも、アンケートの声を反映したものです。

ライターではない観点からの話を聴くっていうのもかなり勉強になったと思うし、最終的にはライターにもつながる話もたくさん聴けたので、結構いい回になっていると思います。

5.ライターゼミ主宰をしてよかったこと三つ

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―― ライターゼミを作って6月末で半年経ちました。田中さんご自身が「よかった」と思うことや、「学んだこと」はありますか?

田中さん:三つあります。一つ目は、「 ”自分でやらなきゃ” と思いすぎないこと」というのが、結構学びでしたね。

オンラインサロンは、もっと一人ひとりの過ごし方や在り方を選択できるような形でいいということや、メンバーに企画を考えてもらうことのよさもわかってよかったです。


そして二つ目は、ライターゼミって「あたたかい」ということですかね。なんか「ほくほくしている」というか。すごいわかりづらい話をしているかな?


―― わかる気がします^^

田中さん:多分、わかる気がすると思うんですよね。
やはりメンバーのみなさんが、これだけ学び日誌(※)などのアウトプットをしているから、お互いのことがよくわかってきている。
そして、僕も一生懸命ライターゼミってものに向き合っている、ということが、みなさんにも伝わっているのを感じています。

(※学び日誌:週1回、メンバーが自分の担当曜日にその週の学びや近況報告などをスラックで報告する)

何だかライターゼミのメンバーって、「一緒に仕事をした仲間」のような、あるいは中学校・高校のときの「同じ教室の仲間」という感覚が結構強いかな。そういう安心感がありますね。

Twitterでいうと、1年前の僕はあまり周りを気にせずに、「とにかく自分が発信しなきゃ」という感じでやっていた時期もあったんです。

今は、Twitterでライターゼミのみなさんががんばっているのを見るのも嬉しいし、みなさんにコメントもするような使い方に変わってきています。

その方が自分が豊かな気がして、そういう点でもよかったと思っています。

ライターゼミを始めるときは、どちらかというと、「ライターさんのためにこういう場を作った方がいいんじゃないか」と、そういう観点で始めたのですけど、まわりまわって、実は自分のためだったんじゃないかな、という感覚はありますね。


それから三つ目は、「仕事がしやすい」ということです。

ライターゼミでの関係性って「仲良しが増えました」というだけではないんです。それだけ信頼関係ができている仲間は仕事がしやすいんですよ。


―― 安心感だけではなくて、仕事もやりやすいということですか?

田中さん:そうですね。実際、ライターゼミのメンバーに仕事をいろいろ依頼して手伝ってもらっていますが、「ライターゼミのメンバーだったら安心して仕事をお願いできる」ってところが多くて。

実際に仕事を進めるなかでも、疑問に思ったらすぐに「これってどういうことですか?」って気軽にさらっと聞けるんですよね。お互いに言える関係性だからこそのやりやすさがあります。

一般的に仕事をするときって、まずは信頼関係を作るところからのスタートじゃないですか。何ヶ月かやって、ようやく信頼関係ができてきたかな、という。

ライターゼミのメンバーにはそれをやる必要がないんですよね。もういきなり、「明日からこれお願いできますか」って言える。もちろん作業的にきついかどうかっていうのは考慮しますよ。

「ライターゼミに入ったら仕事がもらえる」って思われすぎてもアレですけど(笑)、やはり信頼関係ができると仲良くなるし、そこから仕事の関係になったときも、すごくやりやすいです。

なので、今後もしかすると、ライターゼミ生同士での仕事のやりとりもあるかもしれませんよね。

めちゃくちゃ仕事を抱えている人がいて、「一緒にちょっと受けてくれませんか?」とか、「バナー作らないといけないんだけど、〇〇さん、バナー作れましたよね?」など、一部お願いするような感じで。多分今後は、そのようなものも出てくるんじゃないですかね。

(※インタビューの内容は、2021年7月時点のものです)

インタビューを終えて

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今回のインタビューのなかで、田中さんの「 ”自分で全部やらなきゃ” を手放す」という言葉がとても印象的でした。

お話しされていたように、ライターゼミでは「安心感」と「信頼関係」をいつも感じていますし、ゼミの一員として意見やアイデアが出しやすく、仕事のやり取りもスムーズです。

まさに、「一人ではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。続けられる場所」だと改めて感じています。

このような場になっているのは、田中さんのあたたかい雰囲気や人柄、そして努力と支えのおかげだということが、今回よくわかりました。

そして。
このインタビュー記事を読まれた方のなかには、「もうメンバー同士がすっかり仲良くなっているから、入りにくそう」と思った方もおられるのではないでしょうか。

ご安心ください。

ライターゼミでは、メンバーを募集していない時期に新しく入る方もいますし、メンバー一同、常にウェルカムモードでお待ちしています^^
ピンときた方は、そのタイミングでご連絡くださいね。

ご一緒に学びましょう。

ライターゼミ 今後の予定・連絡先

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ライターゼミでは、2023年現在、半年に一度「オープンタウンWEEK」というイベントを開催し、その期間中に新規メンバーを募集しています。

イベント開催のお知らせや、いつもの活動については、ライターゼミのオウンドメディア「ライターBOX」のTwitterアカウントで発信していますので、チェックしてみてくださいね^^

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※田中さんへのインタビュー記事①

※ライターゼミに入ってみての感想

◆1人のメンバーの思いがゼミに広がって、形になりました♪
 オウンドメディア 「ライターBOX」


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