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緑茶を3割飲んで7割食べて、長生きしましょう

「緑茶は健康にいい」

お茶は日本生まれの長寿飲料ですが、
中でも緑茶が健康効果が高いと言われています。

緑茶と死亡リスクを調べた調査があります。

40~69歳の男女約9万人を約20年間、追跡調査しました。
結果は、緑茶を飲む量が増えるにつれ、死亡リスクが低下していました。

その理由として、緑茶に含まれるカテキンとカフェインの効果があげられています。

カテキンには血圧や体脂肪、脂質を調節し、血糖値改善する効果があります。
カフェインが血管内皮を修復する作用や気管支を拡張する作用があります。

◆お茶を食べよう

お茶は飲むだけではもったいないと言われます。
「茶がら」には7割の栄養が残っているからです。

緑茶の栄養は「水溶性」「脂溶性」あります。
カテキンやビタミンCは「水溶性」なので、
お茶として飲めば摂ることできます。

一方、「脂溶性」のβカロテンやビタミンEは、
お湯を注いで飲んだ後も、「出がらし」に7割も残っています。
βカロテンは人参の2.4倍、ビタミンEはほうれん草の25倍もあります。

「茶がら」を捨てるのはもったいないことです。
味噌汁に入れて飲んでみましょう。

乾燥させた茶がらをミキサーやすり鉢ですりつぶして、
ふりかけにしたり、おにぎりに混ぜ込むのもよいでしょう。

その点、茶葉を丸ごと粉状にしている「抹茶」は、
成分を余すことなく取ることができます。

◆お茶は『有機JAS』を選ぼう

お茶には殺虫剤や除草剤などの農薬が使用されています。

他の農作物と違って洗えず、お湯で抽出して飲むものなので、
なるべく安全なお茶を選びたいですね。

「茶がら」を食べるとなるとなおさらです。
『有機JAS』認定を受けているお茶が安心です。

緑茶の健康成分の3割を飲み、7割を食べて、
健康で長生きしましょう。

参考資料
1)国立がん研究センターのHP:https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3526.html
2)東京慈恵会医科大学付属病院監修:『その調理、9割の栄養捨ててます!』,世界文化社,2017年

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