見出し画像

新型コロナ対策にビタミンDのサプリを飲もう

新型コロナの猛威が止まりません。
あの手、この手で、この危機を乗り越えたいものです。

ビタミンDがその一助になればと思い、
満尾正医師(日本キレーション協会代表、米国先端医療学会理事、日本抗加齢医学会評議員)の論文を紹介いたします。

◆ビタミンDは新型コロナの重症化を防ぐ

ビタミンDには免疫を調整する作用があります。

昔、結核療養施設で、日光浴が治療の一環となっていました。
日光浴によって合成されたビタミンDが、
結核菌と闘う免疫を支えていたのかもしれません。

その後、ビタミンDが上気道炎の予防になるということが
分かってきました。
ビタミンDが欠乏すると、免疫に異常が生じると考えられています。

新型コロナについても、ビタミンD濃度が低いほど重症化しやすく、
死亡率が高くなる
というデータがあります。

フィリピンの報告では、ビタミンD濃度が30(ng/mL)未満の人たちは、
新型コロナが重症化するのに対して、
30(ng/mL)以上の人たちは、ほとんどが軽症でした。(下図参照)

ビタミンDと新型コロナの重症度との関係

新型コロナでは、サイトカインストームといって、免疫の暴走がみられますが、ビタミンDはそれを抑制すると考えられています。

◆ビタミンDのサプリを飲もう

ビタミンDは、魚とキノコに含まれています。
また、紫外線に当たることによって皮膚で作られます。

日本人の約8割がビタミンD不足(30ng/mL未満)と言われています。
紫外線の弱くなる11月から4月にかけて、ビタミンDが不足します。

感染予防のためには、サプリメントなどでビタミンDを
1日1,000~2,0001U摂るとよいのではないでしょうか。

以上が、満尾医師の論文の骨子です。

このような情報は、参考にしつつも、取り扱いに注意が必要と思われます。「ビタミンDさえ摂っていたらコロナにかからない」という極論に走ったり、「他の対策はしなくてもいい」という暴論にすり替わったりしないよう注意しましょう。

参考文献
満尾 正:「ビタミンDとCOVID-19」,アンチ・エイジング医学 16(3): 312-317, 2020

*************************
*    ★質問募集★             *
*  日頃のなにげない疑問           *
*  ネットの◯◯って、本当なの?       *
*  そんな疑問、質問、お待ちしております。  *
*************************

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?