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「10分のちょい足し」が健康を作る

◆10分の努力が未来を変える

厚生労働省の打ち出した運動指針に
「+10(プラステン)」というメッセージがあります。
プラス10とは、「今より10分多く体を動かす」ことを言います。
それにより、次のリスクを減らすことができるというデータがあります。

死亡のリスク 2.8%
生活習慣病発症 3.6%
がん発症  3.2%
ロコモティブシンドローム・認知症の発症 8.8%

これは、あなどれない数字です。
10分の積み重ねによって、未来を大きく変えることができるのです。

◆「雲泥の差」の原因は「ちょっとした差」

「ちょっとした努力」で未来は好転しますが、
反対に、「これくらいいいだろう」というなまけ心によって、
未来が暗転します。
こんな話があります。

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 アメリカの大統領に、クリブランド氏が当選したとき、獄中の男の1人が長嘆息している。
「やはり、あの方が当選されたか。立派だったものなぁ」
「おまえは、クリブランド氏を知っているのか」
 看守が不審に思ってたずねると、
「中学卒業のときは一、二を争って出たが、祝いに飲みにいこうと誘ったところ、クリブランド氏は“味よきがゆえに断つ”と言って、途中から帰ってしまった。おれは、一度ぐらいなんだ、これが最後だ最後だ、が、たび重なって、ついに今日のように雲泥の差が生じてしまったのだ」
と述懐したという。
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同じ才能を持ちながら、大統領と獄中という雲泥の差になった原因は、
日々の「ちょっとした差」ではないでしょうか。

◆生活習慣もちょっとした発端から

「生活習慣病」と言われるように、生活習慣は健康を左右します。
習慣といっても、事の発端は「ちょっとしたこと」ではないでしょうか。

“友だちとスイーツを食べに行った”

そんなことがきっかけで、スーパーでの買い物かごに、甘いデザートを入れるようになります。
甘いものは脳を虜にするので、徐々にデザートの量が増えてきます。
クリブランド氏のような“味よきがゆえに断つ”は難しいでしょう。
少しずつ食生活が乱れてゆき、最後は健康を害してしまいます。

一方、健康を手に入れるのも「ちょっとした努力」の積み重ねでしょう。

◆今日、10分多く

成功者と落伍者の違いは「今日のちょっとした努力」の差であるように、
健康と病気の差も「プラス10(10分多く体を動かす)」の積み重ねでしょう。

「10分のちょい足し」ならなんとかできる気がします。
今日は疲れて早く休みたいですが、今日は運動をしていないので、
スクワットとストレッチを10分やって寝ることにします。

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