見出し画像

公開レッスン|お気に入りの器でアレンジ【マム×フローリスト 阿川千草】

プロのフラワーアーティストが提案するアレンジ方法を無料で公開中。

最近の菊の花はとてもオシャレです
菊=和の花、お供えの花、シブイ花。そんなイメージはもう過去のもの!
最近は「マム」と呼ばれウェディングやギフト用に注目される、素敵な品種がたくさん流通しています。仏花でも、せっかくお供えするなら雰囲気の良いものを…と考える方にマムは大人気。
もうすぐお彼岸ということで、お墓参りの予定は無い方も、お部屋に花を飾ってご先祖さまに思いを馳せるのも良いのではないでしょうか。
2020年の彼岸入りは3/17です。今のうちに準備をしてみましょう。

◆マムからいけ始めましょう。
◆マムとアスターの茎が器の底まで届く長さにカットしましょう。
◆マムやアスターの茎が短くなってしまったら、一番短い茎が吸水できる高さまで水を追加して、水切れを防ぎましょう(リモニウムは水につけなくてもOK)

使用花材
マム、アスター、リモニューム

使用道具
急須、セロハンテープ、花バサミ

マムの花いけ方法
今回はフローリストの阿川千草さんのレッスンです。
花の雰囲気からシノワズリなデザインを意識して、器に「急須」を選びました。唐子が描かれた九谷焼の急須は、一目惚れしたお気に入りです。
皆さんもお好きな器を用意していけてみましょう。

マム完成 阿川

器に水をはり、セロハンテープで十字に花留めを作ります。
水は器の6分目くらいを目安に注ぎます(マム、アスターは浅水を好むのでやや少なめの分量にしています)。

マム1 阿川

スプレータイプのアスターは切り分けていけていきます。
まず、マムとアスターを1輪づつ入れます。どちらのお花も茎は急須の底に着く長さにカットします。

マム2阿川

残りのアスターは、後方へ入れていきます。茎は急須の底に着く長さにカットします。

マム3 阿川

後方左右にリモニウムを入れます。リモニュームはきれいなドライフラワーとなります。急須の足元にも5、6cmほどにカットしたリモニウムを添えると、ドライになる変化も楽しめます。

マム4 阿川

スプレータイプの花は便利です
1本から枝分かれして花がついているようなものを「スプレー」と呼びます。メインのマムに対して、サブ花材としてスプレータイプのものを選ぶと、ボリュームの調整もできて使い勝手が良いです。
スプレーマムやスプレーバラなど、アスターに限らずお好きな花で楽しんでみてください。

creator
阿川千草 @chigusa_agawa
フローリスト
「Garland」主宰
works
ウェディングフラワーやジュエリーショップへの装花、レッスンを開催する「ガーランド」を主宰。
日本橋三越はなばな祭装花担当、第5回「花時間 新人フラワーアーティストオーディション」優勝 など実績多数。
media
2011年~現在 雑誌「花時間」に作品掲載
「花時間ウエディング」「バラ時間」「人気の花別ウエディングブーケ247」「花時間デコ 無印良品とはじめる花のある暮らし」(KADOKAWA) ほか雑誌掲載実績多数。

いつもサポートありがとうございます。 いただいたサポートは、花代や、取材時の交通費として使わせていただきます。