見出し画像

最低だったけど、最高な1年


2020年、

僕にとって正直、今までで1番苦しい1年だった。

まさか今自分が日本にいるとは思ってなかった。


実際、3月にフランスがロックダウンになったときも自分自身は帰るつもりはなかった。

納得できない心を無理やり押し込もうとしたけど、未練しかなかった...

全然、切り替えることができず、そんな自分にムカつき、悩み、知らないうちに沼にハマっていた...

分かっていてもどうしたらこの沼から抜け出すことができるのか分からなくて、どうしようもなかった...

そんな日々が続いて、気づいたら何もできないようになっていた。



ただ強引にでも動き出すしかなかった。だから、東京に出てきた。



そして今は縁あって、10月から某フレンチレストランでソムリエをさせていただいている。

飲食業は、誰もが知っているとは思うけど、超ブラックで拘束時間も長い。


僕が働かせていただいているレストランは客単価が高く、某一流企業のトップが来ることも珍しくはない。


やはりそれなりの厳しさはあるし、覚えることも多く、人よりも不器用で要領が悪く、ミスが多い自分には簡単な仕事ではない。


3ヶ月たった今も一杯一杯だ。


正直、適職なのかと言われれば、Noなのかもしれない。



ただ、間違いなく、他では手に入らないワインがここには多くある。

特に、ブルゴーニュのワインは生産量が少ないし、世界中の人が求めるため、物がないし、超高額だ。

普通に生活していては、経験できないものが多い。このレストランでなければ体験できないものが多かっただろう。

毎日のようにとんでもないワインが出る。試飲させてもらえる機会もあるが、情報量が多すぎて吸収しきれていない。

本当に今までどれだけ自分がワインを扱えていなかったのか身に染みている。

それだけでなく、自分が人としてダメな部分も感じる部分がある。


ただ自分が何を知らないのか、何ができないのかの物差しが少しずつ自分の中に作られてきていることは嬉しい。


また、人にも恵まれた。

上司の方には本当に良くしていただいているおかげで、充実した日々を送れているのは間違いない。


本当にソムリエ経験が全くない自分を雇ってくれたことに感謝して、今年も日々取り組むしかない。




今日で休みも終わる。

とてもリラックスできていい休暇だった。




そして2021年、


世の中は大変なことは間違いなし、場合によっては、自分自身にも大きな変化が求められるかもしれない。


けど何が起きても立ち止まることさえなければ、成長する機会には必ず出会える!

こんな1年でもそう思えたから!


明日からも仕事もプライベートも全て楽しんでいこうと思う。

ていうか、もうこんな時だからこそ、楽しめたもん勝ちだよ。


どうにでもできるさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?