どうやら失神しているらしい
転倒して右手骨折してから二ヶ月。ようやくギプスが外れた。
しかし私は相変わらず転倒して身体中アザと怪我だらけだ。
ある晩二回立て続けに転倒して、やっと気付いた。
普通の状況でおでこにこんなタンコブできる事はない。
手で庇うはずだろう。
転ぶ時までの記憶はあるが、次の瞬間「痛ったーー!」と言いながら天井を見上げている。
この数ヶ月、絶望の中でもがき苦しみ何か解決できないか模索していた。
暑い中どんな遠くにも赴き、相談してきた。
もうとっくに限界だったのだ。
正直に努力して生きてきても救われるほど日本社会は甘くなかったのだ。
許容範囲を超えると私の身体はストップする。
三年に一度、声が出なくなる。
電話もできない。
同時期ではないが、やはり三年に一度失神が頻発する。
身体中アザだらけになる。
気が付いたのは、偶然時計を見た後倒れて意識を取り戻した後時計を見て2分以上経過してしたことを確認した事だった。
数日前から玄関ドアを出た次の瞬間階段下で蹲っていたり、トイレに入ったのに便器を見上げていたりしたことが続いていた。
「焦っていたのかなあ?」と気軽に考えていたが、脳からのSOSだったのだ。
変な状態で右手が複雑骨折したり、病院で「誰にやられたの⁉︎」と心配されるほどアザだらけになっていたのは、私の不注意ではなかった。
だからといって誰のせいでもないんだけどね。