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休日に心に忍び込む孤独を乗り越えたい

みなさんは孤独を感じますか?どんな時に感じますか?

私はひとりで過ごす休日に、時々、居ても立っても居られないほどの孤独にとらわれることがあります。

一人だけの時間がいつまで続くのか考えると、なんだか不安になります。

でも不安ばかりじゃしんどいだけなので、自分で乗り越えられる方法を探して実践しています。客観的に整理するためにもここで書いてみます。

そもそもどんな時に楽しくなるか、考える

単調な毎日に不安を覚えて、どこかで「気の置けない仲間や家族と楽しい時間を過ごすことこそ人生における幸せ」と思っていて、そうでない自分の生活は幸せではないのでは、と思っている節があります。

でもだんだんと、それだけが幸せではないのでは?と思えてきています。

何というか、自分にとってそれが幸せであることは間違いないけど、幸せってそれだけではないよねと。

そう思うと、自分で作った「幸せの定義」から外れている自分への不満が、溶けていくような気がしました。

では「幸せ」とは何か。

「幸せ」ってやつのヒントは、「好きなこと」があることではないか。

別に華やかな趣味じゃなくてもよくて、これを考えてると楽しくなる、つらいことがあっても、一瞬でも忘れられるというもの。ひとつでも、何個でも。

好きな食べ物、好きな本、好きなマンガ、好きな音楽、好きなテレビ、好きな動画、好きな色、好きな町、好きな人、自分の好きなところ…などなど。

好きなアイスなどもよいかもしれません。笑

ささやかな幸せを探る実践例

では具体的にどんな実践をしてみたか紹介します。私はいろんな人の実践を取り入れて自分に合ったものを探したいので、もし少しでもどなたかの参考になればうれしいです。

・チョコチップスコーンを焼く

イラストレーター「午後」さんの著作「眠れぬ夜はケーキを焼いて」を見て、素敵だなと思ってやってみました。単純。笑

・ヨーグルトにメープルシロップをかける

マツコ・デラックスさんが「マツコの知らない世界」でおすすめしていました。メープルシロップは低GI食品で、カリウム、ミネラルなどを含み美容にもよいそうです。

・料理を作る

料理嫌いだった友達が頑張っていて、その食卓の様子のSNSをみてすごいなと思ったので。

・読書をする

図書館が大好きです。月に2~3冊くらい読んでます。

・テレビをとりあえずつけておく

仕事から帰るととりあえずつけます。仕事のことを考えないように。脳にカーテンを閉めるような感覚です。

みなさんもこんなことしてるよ、などあればぜひ教えてください!

60年前に書かれた小説の中の孤独(余談)

「ブラームスはお好き」を読みました。1959年に出された小説で、作者のサガンはフランスの女性作家です。

39歳のポールという女性が主人公。お互い束縛しない恋人のロジェは浮気ばかり、そこへ15歳下の美青年シモンが現れて関係性が変化していきます。

ポールは、ロジェに孤独をわかってほしいけれど言えずに抱えています。年齢を重ねる自分へのやるせなさなど、心の機微が繊細に描かれていて、ラストの展開が秀逸すぎました。

一人で恋人を待つポールの部屋での描写です。

「彼女はひとりだった。今夜もまた……。残された人生は、決して皺になることのないシーツと、長わずらいの単調な静寂さにも似た孤独な夜々の、いつはてるともしれぬ連続のように思えた。」

約60年前であっても、時代を超えて孤独を抱えている姿になんだかとても親近感が湧きました。

きっと100年前も1000年前も、人は孤独を抱えながら生きてきたんだろうなと思います。

みなさんの休日も、よりよい時間になりますように。



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