紛らわしいの（ひょっとして騙してる？）

鉱物油不使用！
パラベン不使用！
シリコン不使用！

そんな言葉が化粧品や日用品の表示に躍ります。
しかーし、同じ物質を入れている時は別の名前だったりします。

鉱物油は「ミネラルオイル」。
ミネラルは鉱物、オイルは油ですからそのまんまですが、なんとなくミネラル分たっぷりでお肌に良い印象すら受けませんか？

シリコンは「〇〇メチコン」や「〇〇シロキサン」など。
シリコンって髪に悪いの？と思って表示を見ても、シリコンと書いていなければ入っていないと思ってしまいそうです。

パラベンは、化粧品と医薬部外品で表記が違います。
「パラベンを避けているのですが、入っていませんか？」と聞いたら
「（表示を見て）入っていませんね」と言われたので買い、成分を調べたらパラベンだったことがあり、それは医薬部外品でした。

パラオキシ安息香酸メチル＝メチルパラベン
パラオキシ安息香酸エチル＝エチルパラベン
パラオキシ安息香酸プロピル＝プロピルパラベン
（その他、イソプロピル、ブチル等があります）

法規制があったり、水分があればどうしても防腐成分が必要になったりもします。それを知って、洗顔料は粉末から泡立てるものや、固形石鹸を使うようになりました。

手作り石けんを売っていた友人は、化粧品は審査が厳しいので雑貨として出していると言っていました。色々な成分を入れて、安定させるためにまた添加物を入れる石けんより、彼女の作る石けんの原材料は「油、水酸化ナトリウム、以上！」とシンプルだったのですが。

彼女は香りづけにハッカ油だけは使うことがあると言っていました。他のエッセンシャルオイルは、ほんの1滴入れるだけでも固まらなくなってしまうことがあったそうです。オイルの違いで泡立ちや香りが少しずつ異なりますが、乾燥にも数か月かけて手で角を丸くする彼女の石けんは、とても優しい使い心地でした。

身体には悪いかもしれないけれど少量だから良しとしたり、製造上仕方ないと割り切ったりするのか、絶対使いたくないから入っていないものを探すのか、それはその人次第。

でも、選ぶにあたって上記のような表記はちょっと紛らわしくないかい？と思うのでした。

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