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2021年12月20日に新たに加わった誕生石で、4月の誕生石です。
私のnoteでは『あなたに合うのはどんな石?』の、まゆきち☆さんの回に登場しています。

まゆきち☆さんは4月生まれですので、ちょうど提案したものが誕生石に追加されたことになります。先見の明!(自画自賛)

ベリル一家です

ベリルという名称は既に、アクアマリン、エメラルドで出てきました。
ベリルという種の中で、明るい青がアクアマリン、ミディアム以上のグリーンがエメラルド、そしてピンクがモルガナイトです。

聡明でちょっと脆い長男エメラルド、爽やか好青年の次男アクアマリン、そして可愛くて繊細な妹モルガナイト……あ、妄想です。

加工を出しに行った問屋で勧められ…綺麗な子をゲット
似たサイズの石と合わせてお客様にご提案~♪
ピアスになりましたよ!

名前の由来は

石の名前に~ナイトが多いのは、-iteが石を表すからです。

モルガナイトは、J.P. モルガンから命名されました。資本家であり宝石愛好家といったら、金に糸目はつけないぜ!というコレクションができたでしょう、羨ましい限りです。

命名を提案したのはクンツ博士です。クンツ博士といえばクンツァイト、スポジュミンという種のうちピンク系の石ですが、モルガナイトもピンク……お揃い?

鑑別実習で泣くのは色

モルガナイトはあまり濃い色を見たことがありません。彩度が高くて赤いベリルはレッドベリル(ビクスバイトとも)と呼ばれます。
(レッドエメラルドと言う人がいますが、エメラルドはグリーンのみで赤はありません)

実習の時は、色が薄いあまりに感知できず、無色のベリルだから……と「ゴシェナイト」にして不正解という悲劇がよく起こります。引っかけ問題みたいなものですね。

言い訳をすると、鑑別する時は部屋が暗いです。暗くないと屈折計の数値などが読み取れないのです。
とはいえ、その条件できちんと鑑別できないといけませんので、わざと紛らわしい石を入れて、間違えることで身につけさせようという愛の鞭だったのでしょう。

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