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なつめぐさんがこの本を挙げられた時、ちょうど別の東野圭吾作品(疾風ロンド)を読んでいたのですが、雪山の話でもあったのでとりあえず置いておいて、朝顔ファーストにしました。

あらすじは、なつめぐさんのところで読んで頂くとして。

面白かったです~。ミステリーの、一見バラバラだったものが、意味を持ってまとまってくる瞬間が好きです。今回は特に、プロローグが2つあったので、そのうち1つはいつも頭の中にあって、一体あれはどうやってどこに繋がるのだろう、と思いながら読み進めました。

なつめぐさんが書かれているように青春小説でもあり、また、家族の話でもあったように思います。

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もう一冊、マガジン『植物が出てくる本』で挙げられている『花競べ』も大好きです。これは花×江戸時代で、江戸小説をこよなく愛する深川生まれの母に、帰省の際に持たされました。

どうして江戸の話が好きなのだろうと考えると、庶民が生き生きして楽しそうなのですよね。先の『夢幻花』も江戸時代に通じるものがありました。

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もう一つ。
「その2」で読んでいた『床下の小人たち』のシリーズを読み終えました。
小人コンプリート。床下→野→川→空までが一連のシリーズで、新しいお家を見つける話は”ご好評にお応えして”なのか、最後に書き加えられたようですね。だからか最後だけ、少し構成が変わっていました。

一連のシリーズだと、アリエッティが「懲りない子だな~(ちょっとアレかな)」という印象で終わっていたのですが、さすがに自分の言動からこれだけのことが起こると、多少は学んだのかなと思いました。

「人間は私たちのためにいるのよ」とアリエッティは言い放っていましたが、小人から見た人間は、人間から見た地球とも言えるかもしれません。
”借りる”には程遠くなってきたことへの警鐘とも受け取れます。

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