見出し画像

今年はなんと、映画館で観た映画がたったの8本。2020~2022年は例の感染症もあって年間5本だったので増えたといえば増えたのですが、2019年30本、2018年33本、ピークは恐らく2017年の96本(配信含めると200本位…)でしたから、あのおかしかった頃に比べればだいぶ減りました。

例の感染症の頃は、1席おきだったし観る人も少なかったので、空いていてよかったのに、と思い出します。

さてさて、今年の少ない中から観て良かったなぁという作品を思い出すと、3本あります。


エンドロールのつづき

現代版の『ニュー・シネマ・パラダイス』という前評判もあったインド映画です。それもあって、映写室でタバコ、なんてシーンが出てくると、火事を心配してしまうものですが、さすが現代版だと職を失う理由はそっちでしたか……と切なくなります。

まあ、ワタクシたちの仕事もAIに取って代わられる日が来るかもしれませんので、その予兆となっていたりして!?

映画が大好きな少年サマイのキラッキラした目が印象的。初演技とは思えませんねぇ。

ウィ、シェフ!

こちらはフランス、移民問題。
大変な思いをしてフランスに辿り着いた子たちが、なんとか手に職をつけて強制送還されないようにと尽力する、実在のシェフがモデル。

主人公のシェフ、カティ・マリーが、子供たちを畑に連れていって材料から教えるシーンや、かつてスーシェフとして働いていたレストランへ、オーナーシェフ(と喧嘩して辞めている)がいない日を狙って皆と繰り出すシーンがもう、ワクワクしました。

自分の料理が一流レストランのメニューの一つとしてずっと残るというのは、とても誇らしいことなのでしょう。そのメニューに込められた想いを知ると、単にTV映りのために「ちょっとそこ変えて」などと言われたら、許せない気持ちになるのはよくわかります。

ダンサー イン Paris

こちらはパリが舞台の、フランス・ベルギー映画。
オペラ座でソロで踊るということはもう成功と言って良いのでしょうけれど、怪我で一転……。

踊れなくなった主人公のエリーズは、友人と料理人であるその恋人の出張料理を手伝うことになり、アーティストに場所を提供している館へ滞在します。オーナーもエリーズの状況を理解しますが、耳の痛い意見を言うことも。

色々なジャンルのアーティストがやってくる中、コンテンポラリーのダンスカンパニーに少しずつ関わっていくエリーズ。最初は恐る恐るでしたが、踊れる自分に気づきます。

エリーズ役の方は、クラシックバレエもコンテンポラリーも両方踊る方。どうりで!と思いました。これまで、コンテンポラリーダンスは観に行ってもよくわからなかったのですが、この作品中のダンスは何か訴えかけてくるものがありました。

3本挙げてみて、どれもキャリア絡みだと気づきました。私の捉え方なのでしょうけれど、ドリフトとデザインの繰り返しだなぁ、と。ただ、キャリアにはメンタルも大いに関係しますね。

来年も素敵な映画に出会えますように。そして、今年は心理学やキャリアの本ばかりでしたので、来年はもっと広いジャンルの本が読みたいです。

#今年のベスト映画 #2023 #映画

スキ、コメント、シェアも大歓迎! いただいたサポートは、カウンセリングルームを開く際の資金にします!