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昨年の春頃、年末調整で扶養家族ではない人を扶養に入れているのではないか、と税務署より通知がありました。妻や子の所得が超えている、とのことでした。その通知を皆で眺めて出た第一声。

「知らねーよ、そんなの」

あ、私じゃないですヨ。
会社は社員の申告に基づいて年末調整しているわけで、家族の所得まで確認しているわけではありません。つまり本人のミスです。
家族の勤務先が提出する給与支払報告書から発覚したのでしょう。

ここまではまだ良いとしても、3年遡って確認して、年末調整をやり直せと書いてあるのです。なぜ会社が?

該当者は2名いて、1名はすんなり確定申告してくれましたが、1名ゴネました。税務署に聞いたら、会社で年末調整をやり直すように言われた、と。
おかしいのは、会社が年末調整のやり直しをすれば延滞税は加算されないのに、個人で確定申告するとペナルティとして延滞税を取る、という点でした。

でも、その3年の間に給与ベンダーを変更していて、旧ベンダーとの契約はもちろん切れていますし、新たなベンダーに過去分を依頼すると法外な料金を取られます。更に、新ベンダーに過去分のデータを提供する我々の手間を考えると、個人のミスに対して会社が支払うコストではないわけです。

実は本人に連絡する前に、我々の方でも税務署に確認して、年末調整やり直しとは書いてあるが、本人が確定申告することに問題はないとも聞いていましたので、ベンダーに依頼するコストを会社は持てないので、自分で確定申告するように伝えました。

これ以上ゴネたら、海外にいる彼の上司に「このコスト、おたくの部署で持つ?」と聞いて拒否されて結局確定申告となるシナリオでしたが、それは想像がついたのか確定申告しました。

と、このように、会社にとても負担がかかる仕組みになっています。
「事実と違う申告内容だった場合は、自身で確定申告してもらうこともありますよ」と年末調整でも注意喚起しているのですけれど。

このような点からも、もう年末調整なんてやめてしまえばいいと思います。

①はこちら。


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