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産業カウンセラーを取得することやその勉強をすることの値打ちについて質問がありました。値打ちですか……難しいですね。

まず「どのような人をどのように支援したいのか」によるでしょうか。私は、働く人・働きたい人を中心に支援したかったので、産業カウンセラーを、次いで、国家資格になったばかりのキャリアコンサルタントを取得しました。

これが「メンタル不調の方の支援をしたい」や「精神疾患のある方の就労支援をしたい」だとまた資格や経験が違いますし、「治したい」ならなおさらです。

下の『産業カウンセラーとは』は、50スキに到達したのが早く、皆さんそんなにご興味おありだったの?と驚いた記事です。

別記事『カウンセラーの職探し』(※)で求職活動や実際に働いてみてどうかの現状を書いています。こういう業界だけあって「産業カウンセラーだったらこのレベルのことはできるでしょう」との指標はあり、その上で個々の経験を見られているように感じます。

※メンバーシップ向け(こころ・キャリアプラン、どっちもプラン、スペシャルプラン)の記事ですが、メンバーでない方も途中までは無料でお読みになれます。こころ・キャリアプランは初月無料です。いかがですか~?

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相手が産業カウンセラーの値打ちを感じている場合もあります。
「産業カウンセラーである貴方の意見を聞きたい」
と、知り合いであってもなくても言われることがあります。

中身がキャリア相談であっても「産業カウンセラーとして」と言われることがあり、その方の中でどのような区別なのかわかりませんでしたが、キャリコンの私ではなくて産業カウンセラーの私に聞きたかったそうです。何かイメージがあるのでしょうね。

電話相談は顧客によってカウンセラーの要件が違いますが、産業カウンセラーは幅広くカバーしているようですし、顧客によっては「この資格だったら経験〇年以上だけれど、産業カウンセラーなら経験なくても資格だけでOK」なんて条件もあるようです。

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産業カウンセラー取得に向け、勉強することの値打ちはあります。心理関連の知識を得ること、メンタルヘルス・キャリア・組織への働きかけという3本柱を学べること、そして傾聴が身につくことです。

傾聴の単発の講座もあり、エッセンスを学ぶには良いでしょう。ですが、しっかり身につけるには指導者の元での継続練習とフィードバックが必要だと思います。

一度は身についても、たまに指導者に見てもらわないと我流になってしまっていることがあります。ですから、資格取得後も研鑽の義務があり、スーパービジョンを受けるようにと言われているわけです。

傾聴ができている人のカウンセリングも、人それぞれ個性はあります。これも面白いところです。事例検討や逐語検討をすると、「なるほど、こんな引き出し方があるのか」「ここは真似できそう」など、学ぶ点が沢山あります。それをフィードバックすることで、カウンセラーも「それが私の個性であり良い点なのか」と気づけます。傾聴が身についても没個性になるわけではないので、その点はご安心ください。

これまでの歴史に続いて、今後の値打ちを作っていくのは個々の産業カウンセラーです。気を引きしめて研鑽を積みつつ、楽しく実践していきたいものです。

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