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まさかの連続、今年一年を振り返って

一年を振り返るときに、
「まさかこんなことになるとは」
と誰もが思うことなんて、今まであっただろうか。

もちろん、人生に「まさか」はつきものだが、
こんなにまさかの連続になるとは。

まさか一つ目は、
会社員生活にピリオドを打ち、独立開業したこと。

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ずっと会社員としてやっていくものだと思っていたので、本当に、嬉しい人生の誤算。生きてりゃいいことあるな。

まさか二つ目は、
誰しもが未曾有のウイルスに混乱させられたこと。

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生活様式や価値観が一気に変わった。
間違いなく歴史の教科書に載る一年だろう。
マスクなんて、ほぼつけることなんてなかったのに、
必須アイテムになった。

自由に移動ができないようになることも、密集して集まってはいけなくなることも、手が擦り切れるほどアルコール消毒をすることになることも、誰が想像できただろう。

今でも信じられない。

もしタイムマシンがあったとして、1年前の自分に伝えても、
「何言ってんの、絶対嘘じゃん」
と一蹴されるだろう。

そんな中で、嫌でも自分自身と向き合うことになり
何をすべきか、何ができるか、生きていくために、どうしたらいいのか、
真剣に考えた。

結局何が正解なのかは今でもわからないが、
なんとか一年を終えることができそうなので、
よかったと思いたい。
これはひとえにいつも支えてくれる家族、友人、そしてなによりかかわってくださったお客様のおかげだ。


そして、まさか三つ目。
もしかすると世の中は愛なのかもしれないと感じたこと。

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薄々気づいていたが、気づかないふりをしていた。

会社員をやめて、今年のはじめ、まだコロナウィルスが蔓延していなかったので、お正月に実家に帰った。
そのあたりから確信に変わっていった気がする。

私は今まで怒りと悲しみを原動力にして生きてきた。
絶対に負けない、絶対に見返してやる、と今までバカにされたり不当に扱われたことを胸に、世の中に中指を立てて生きてきた。

もちろん、人を愛したり愛されることもあったが、私の愛は限定的で、特定の人に向けたものだった。

たいていのことに怒っていて、毎日満員電車で押しつぶされては、時折舌打ちをしたくなるような怒りに満ちていた。
世の中には理不尽なことが多すぎる。頑張っても報われないことが多すぎる。手に入ったと思ったらなくなる。給与が安すぎる。くだらないルールが多すぎる。眠れる時間が少なすぎる。

私は怒りを行動力に替えられたし、それでこそ今の自分や環境があると思うから、あながち悪いことではなかったのかもしれない。
しかし、好きな仕事をはじめてから、とても、すごいことに気づいてしまった。


世の中は愛なのかもしれない。


それこそ数年前の自分がきいたら爆笑しそうなのだけど、いたって真面目に、私はこう言いたい。

世の中は愛だと思う。

2019年、会社を年内いっぱいでやめて、正月は実家に帰省した。

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弟は結婚して、義理の妹ができた。
義理の妹のおなかには赤ちゃんもいた。

そのあたりから、もしかして、これは、と思うことがたくさんあった。

空港に迎えに来てくれる父親が手を振って待っていたとき、
おかえりと玄関に出てきた母親をみたとき、
義理の妹のおなかをさわったとき、
弟が義妹の実家で借りてきた猫のようになっていたとき、
父の誕生日を祝うため家族全員で乾杯したとき。

ふつふつと、自分から愛情としか呼べない感情があふれてきた。

帰ってサロンを準備しているときもそう。

インテリアコーディネーターを頼んでいたフミナがたくさんの雑貨を置いて帰ってくれた部屋に入ったとき、
友人が開店祝いにと花やプレゼントを持ってきてくれたとき、
梓がデザインをしてくれたロゴをみたとき、
ヘアカラー診断の相談をした際、長谷川さんが真剣に理論を理解してくれたとき、
カメラマンのしんたろうくんがシャッターをきったとき、

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そして、お客様をお迎えして。

メイク後、鏡を何度も見ているお客様をみたとき、
思わず笑顔になってくれたお客様をみたとき、
涙ぐみながら頑張れそうと言ってくれたお客様をみたとき、

これはもう、愛なのだろう、愛でしかない。

そう思ってしまった。


好きな仕事を始めて、大変なことも、予想外なことも、難しいこともたくさんあるけれど、怒りという感情を日常的に感じることはなくなった。

自分が幸せでないと、人に幸せを与えることは難しいと思う。

だからこそ、健康に気を付けて、しっかり休んで、全力元気でお客様に向き合いたい、愛を与えたい。そう思った。

私のお客様は、本当に、全員素敵で素晴らしいかたばかりで、
私が至らぬ点があっても、本当にお客様に助けられているなあと感じる。

日常でどうしようもない怒りや悲しみがあったとしても、
ここにきたときは幸せになってもらえるように。

愛をもって仕事をしていきたいと思う。

振り返ると、本当にまさか連続の1年だった。

生きている限り、きっと、ずっとそうなんだろう。
良いときも、悪いときも、
腐らず、驕らず、自分の信念を胸に、感謝と愛を忘れず、
生きていきたい。


今年もお世話になりました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください!


華枝

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