ペットとこのひと時を共にするということ
こんにちは。
犬や猫、うさぎやハムスター、爬虫類や熱帯魚、種々雑多のペットが人間とともにこの星に住んでいます。
ペットとは、
①飼ってかわいがっている動物。愛玩動物。
②かわいがっている年下の者。お気に入り。
と、大辞林を捲ると記載されていました。②は時代なのでしょうか、死語のような気がします。「彼女は僕のペットだね」「彼は私のペットなのよ」なんて言った日には、又そのような小説を読んだ日には、タイムスリップしたような気持ちになるのは、僕だからでしょうか・・・。淘汰される世の中です。
興味深い辞書の内容でしたので、少々脱線しました。
さて、17年の大長寿の愛犬を飼っている同僚がいます。17歳とは、人間年齢で換算するとどうやら124歳という年齢です。人間ですとギネス記録を優に凌駕しています。大長寿であっぱれであり、大事に育てられた同僚に感服します。
17年の歳月、愛犬は何を見て、何を考えを考えていたのでしょう。身体と脳との割合は、人間が0.89であるのに対し、犬が0.14となっています。犬の脳が小さいとは言え、様々な思考をしていることは事実でしょう。飼い主や家族の成長と変遷を共にして、多くの学びと発見があったのではないでしょうか。
「学び」と言えば、ちょっとしたエピソードを思い出しました。在宅勤務をしていた時のことです。
在宅勤務で仲良くなった同僚は犬を飼っていました。なかなかストレスのかかる仕事でして、その同僚がピリピリとストレスを抱え始めると、犬が寄り付かなくなり、仕事部屋にも入ってくることがなくなるようです。
人間の心情を察しているのです。犬の観察力と空間を感じる力は、人間よりも長けているのでしょう。この能力は、犬本来の先天的なものなのか、学びから得た後天的なものかはわかりません。
人間は時として打算的であります。行動に私利私欲が混じります。例えば、好意を持った相手を手助けする時に、「よく思われたい」など、自我が先行する場合が往々にしてあります。それ自体否定するわけではありませんが、少々卑しさを感じてしまいます。
しかし、ペットの場合、人間の幼児のように無償の愛を与えてくれます。僕は実家では猫を飼っていましたが、放し飼いでしたので頻繁に放浪の旅に出発され、永い時を共にしたことがありません。ですが、共に過ごした記憶は明瞭に残っています。とても楽しく、猫の行為一つ一つが愛おしく、それぞれの猫の性格の違いに感銘を受け、素晴らしい時間でした。
将来、機会があれば猫や犬を飼いたいものです。
今日はペットについて書きました。お読み頂きありがとうございます。
ではまたお会いできたら嬉しいです。
花子出版 倉岡剛
文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。