人生をやり直せたらなあ

こんにちは。

noteのタイトルにあります通り、「人生をやり直せたらなあ」と思ったことはありますか? 殆どの方は「はい」大きく頷くと思います。
満足、不満足に関わらず、「あの時、こうやっとけばなあ」「あそこが境目だったなあ」「あの人とお付き合いしていればなあ」「あの時、不動産投資をしていればなあ」「あれを買ったのが間違いだった」・・・などなど、計り知れない、荒唐無稽な後悔が世の中を蠢いていると思います。

noteのハッシュタグを考えてましたら、検索結果に表示されました。やはり、皆さんも同じようなことを考えているのでしょうね。

スクリーンショット 2020-07-29 9.24.47


僕自身も、「人生をやり直せたらなあ」考えることがあります。
人間には『後悔』という二文字が組み込まれていますから、ある種の煩悩なのでしょうか。

もし人生をやり直せたら、と考えますと、知識や記憶や経験は持ちながら、肉体は若返りたいと思うのが人間の性。何故なら、その方が他者よりも優位に立てます。
例えば、宝くじや競馬、株式投資でも良いのですが一攫千金は楽勝です。もう、満員電車に押し込まれる必要がありません。好きになる異性の性格は、事前に見抜けます。異性問題で揉めることがなくなります。来るべき将来に備えて事前準備を行い、ずっと平安が待っています。災害を未然に防げますね。
こうやって考えますと、人生安穏モードですね。


そんな人生は、果たして面白いのだろうか??? 


だって、分かりきった人生ですので、好奇心を駆り立てられるようにワクワクすることや、不測の事態が発生しないわけです。いや、不測の事態なんて起きなくても良いから、やり直したい。いやいや、不測の事態こそが人生の醍醐味だ・・・。学会で議論できそうですねえ。


そう言った哲学的要素を含んだ、小説が存在します。


リプレイ  ケン・グリムウッド作

ある日、突然の死を迎えた主人公が、気がつくと過去に戻ってしまう。老いと若返りの人生ループを何度も繰り返し、小説は進んで行きます・・・。


友人の紹介で手に取ったのですが、読みやすく、練られた展開がとても面白い小説でした。人間の誰もが思っている願望を、丁寧に綴られています。オススメの一冊です。

画像1


花子出版  倉岡 





文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。