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皇紀とは    -橿原神宮-

こんにちは。

戦前の本を読みますと、平安京に都を移されたのは紀元1454年・・・と記載されています。

えっとー。確か、泣くよウグイス平安京だから、794年だったけどなあ・・・? あれ。

それはそのはずです。
上記のは、紀元1454年は神武天皇が即位された日を紀元として数えられた年だからです。
この数え方を皇紀と呼びます。今現在、殆ど使われることがありません。
私も戦前の文章を読むようになってから、馴染んできました。

全国にはお寺があり、神社があり、教会があります。これは、先人が日本文化が壊れないよう、又日本人が混乱しないように長い期間を使って取り入れてきた賜物であります。本流は神道であり、多神教が神道の周りを緩やかに流れているのが日本だと思っております。

西暦の使用は大変便利ですが、やはり神武天皇がいらっしゃってこその日本ですから、皇紀と和暦と西暦を瞬時に計算できるゆとりは常に持っていたいところであります。皇紀は、西暦にプラス660年を足せばいいので簡単です。

今年は皇紀2683年、令和5年です。キリがいい節目の皇紀2700年まであと、17年です。大病や事故に遭わなければ、私も迎えることができると思います。
YouTubeで皇紀2600年の映像を見ることができます。白黒映像ではありますが、荘厳なアナウンスともに欣喜雀躍と舞う日本国民がありました。とてもほっこりしますよ。
皇紀2700年が今から楽しみです。一抹を担う日本人として、安寧に迎えられることを祈っております。皇紀2800年は流石に無理でしょうから。



さて、神武天皇が即位された橿原神宮に先日行ってきました。広々としており、秋晴れの中とても清々しく参拝できました。
約2600年前、日向から瀬戸内海を通り、そして橿原宮に即位され苦慮を思うと、畏敬の念が自然と湧き出てきます。




皇后陛下御歌
神武天皇二千六百年祭にあたり
橿原神宮参拝

遠つ世の風ひそかにも聞くごとく樫の葉そよぐ参道を行く
平成二十八年四月、天皇皇后両陛下は、神武天皇二千六百にあたり、神武天皇陵を御参拝になるとともに、神武天皇をお祀りする橿原神宮を御参拝になりました。この皇后陛下御歌は、ふと遠い歴史の彼方から吹いてくるひそやかな風の音を聞くようなお気持ちで、樫の葉のそよぎを聞かれつつ参道をお進みになった際のことをお詠みになったものです。


今日の記事は以上になります。


花子出版    倉岡剛

文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。