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『弱さを抱きしめて、生きていく。』を読んであなたも自分の弱さを受け入れよう!


どうも!

緑川むぎこです!

なんだか今日もムシムシして、部屋の中のエアコンを「除湿」にしています。

そろそろ長袖の出番かなとも思うんですが、なかなかそうもいきませんね。

今年は秋服の出番もそんなになさそうです。



ではでは

今回紹介する本はこちらです!

『弱さを抱きしめて、生きていく。 自己肯定感低めの元幹部自衛官が教える「心が疲れない54カ条』(ぱやぱやくん/2020年/PHP研究所)です。

この本を読んで、自分の弱い部分、嫌だと思う部分もなんだか受け入れられるような気がしていきました。

自己肯定感が低いなーと感じる方におすすめの本なので、ぜひ最後までご覧ください。


『弱さを抱きしめて、生きていく。』とは


この本は、著者のぱやぱやくんの自衛官としての経験から、自分らしく、前向きに生きていくためのコツを紹介している本です。

著者のぱやぱやくんは、防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊に幹部自衛官として勤務していました。

この経緯についても、本書で詳しく述べられています。

自衛官を退職後は、転職をしたり、作家として文章を書く仕事をしているそうです。

ちなみに、著者略歴によると、ぱやぱやくんの名前の由来は「幹部候補生学校で教官からよく言われた『お前らはいつもぱやぱやして!』という叱咤激励に由来する」そうです。

ぱやぱやくんの他の著書には、『陸上自衛隊ますらお日記』(2022年/KADOKAWA)や、『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』(2024年/朝日新聞出版)などがあります。

こちらの本も、ぜひ読んでみてくださいね。



『弱さを抱きしめて、生きていく。』気づき・学び

①自分の弱い部分を受け入れることで、気持ちがラクになる

ぱやぱやくんは、防衛大学校の同期の中でも、自分は落ちこぼれなんだと感じていました。

自分はなんてダメな人間なんだろうと感じて、「もう辞めるぞ」と決意してから冷めた態度で学生生活を送ることにしてから、気づきがあったそうです。

それは、「みんな苦しいのだな……」ということ。

寮生活・運動・勉強、すべて人並み以上にできている人は10人に1人ほどで、大半の学生は運動ができても勉強に苦労していたり、勉強ができても寮生活に苦労していたり。

自分の期待値が高すぎたせいで、かえって自分の首を絞めていたことに気づいたぱやぱやくんは、「こんなダメな自分が一年乗り切ったら面白いな」と思うようになり、卒業することを目標に過ごすことにしたのです。

自分に対する期待値を大きく変え、「自分はできない人」という基準で物事を考えるようになったそうです。

わたしは、このぱやぱやくんの考え方に、わたしだったらどうしただろうかと考えました。

職場にいたとき、常にお説教ばかりの毎日でわたしもぱやぱやくんと同じように、気分がどんどん下に落ちていきました。

あげく、他の同期と比べられてしまったときには、「わたしはダメなやつなんだ」と自分を卑下してばかりでした。

だけど、心のどこかで「頑張ればわたしも先輩や同期みたいになれるかもしれないから、頑張らなきゃ」と自分の弱さを認めたくない思いもありました。

持たなくていいプライドを持って、自分を追い込んでいたのです。

このときに、自分の弱さを素直に認めて、自分への期待値を下げていくことが大切だったのではないかなと思います。

(もう終わったことなので、過ぎたことは仕方ないですが)

ぱやぱやくんは、

コンプレックスを認めたうえで、「だからダメ」なのではなく「そでも自分はやるんだ」と人生を肯定できる人が、「自分らしく生きていける」と私は考えています。
(中略)
自らの弱さを抱きしめて、それを肯定できる人こそが、自分が持つ本来の才能や力を発揮できる人であり、自分らしい人生を歩める人だと私は思います。

と、話しています。

まずは、「自分は弱い」と受け入れること、そして周囲と比べずに自分のできることを積み重ねていけるようにしていきたいです。



②「何者でもない自分」を受け入れる

ぱやぱやくんは、幹部自衛官を辞めて転職する際に、「安定したキャリアを棒に振るのか」「肩書きがなくなる」といった悩みがあったそうです。

しかし、それでも「何者でもなく、何の肩書きもない自分」を目指した途端、ぱやぱやくんの心がワクワクするようになったそうです。

高校卒業後から、自衛官として活動していたぱやぱやくんにとって、一般社会での自分の可能性にときめきを覚えたからです。

ここで私が感じたのは、人生は理想と希望がある時にときめくのであって、安定した環境や肩書きに対してではないということです

と、話しているように、ぱやぱやくんは何者でもない自分を求めることで、心の平穏を取り戻していきました。

わたしは長い休職の後、いざ仕事を辞めることになったとき、「何者でもない自分」になるのが怖くて、「辞めない方がいいかな」「でも、もう職場にはいたくない」というジレンマを抱えていました。

結局、仕事を辞めて、何の肩書きもなくなったとき、初めは「自分は何もしていないし、何の役にも立てない」と自分を責めていましたが、しばらくして「何者でもないなら、いろいろやってみよう」と、ブログやアクセサリーづくりなどに挑戦してみました。

今は、何の肩書きもない自分がアクセサリーを販売したり、たくさんの方にnoteを見ていただけていることに、嬉しさを感じています。

ぱやぱやくんは人生の経験の中で、

何者かを目指すよりも、「何者でもない自分が、自分なりにやってみる」という考え方のほうがはるかに面白く、自分らしくいられると気づいたのです。

と話しており、わたしもぱやぱやくんに近いのかなと思っています。

不器用で雑なところもあって、コミュニケーションが苦手でも、自分なりにできることをやってみる。

「自分は自分なんだ」と受け入れることから、自分らしい人生が始まっていくのではないでしょうか。



『弱さを抱きしめて、生きていく。』まとめ

この本は、ぱやぱやくんの陸上自衛隊での経験を通して、自分がラクに自分らしく生きるためのヒントを伝えている本です。

この本を通して、あなたも自分の弱さを受け入れられるのではないでしょうか。

ぜひ、読んでみてくださいね。


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