見出し画像

ウルトラマンがみんな同じ顔に見える

「アイドルの顔がみんな同じに見える。年かなぁ」みたいな会話は、何度かしたことがある。

そこに、子どもが生まれて増えたものと言えば

「ウルトラマン、みんな同じ顔に見える」

である。

これまで、自分は通ってきていないいわゆる「男児向けコンテンツ」の洗礼を何度となくなんかそれなりに乗りこなしてきたつもりだった。

新幹線の名前に始まり、ギネス記録に載るキャラ数の多さを誇るアンパンマン 。恐竜。古代生物。生き物。虫。危険生物。絶滅危惧種。深海生物。チャギントン。トーマス。パウパト。妖怪。鬼太郎。ぬーべー。UMA。キングオージャー。都市伝説。

しかし、ウルトラマンは、マジで全部同じ顔じゃないですか??????トーマスの塗り絵したときは本当に「クイズ…?」と思ったが、ウルトラマンは数がトーマスの比ではないし毎年増え続けているので尚更困る。今やってるものだけを見ていればいいわけではないのもまた、難易度を上げている。無料で、昔のウルトラマンシリーズ、なんならウルトラQ(無論白黒)から見ることができるのだ。あ、墓場鬼太郎も見たよ。

まぁとはいえ、なるべく、少しずつ、ぼちぼち、前よりはウルトラマンわかるようになったかなという最近なのだが……。

先日、3歳が私にさっと近づいてきて「実は、ママに伝えたいことがあるの……話していい……?」と声をかけてきたことがあった。

なんて慎ましい3歳なのだろうと感動しながら「どうしたの?話してごらん」と返事をした彼が持っていたのは……


切れている部分はこのあと「切れてる!!!」と言われて修復しました。

「ママ、いくつウルトラマンわかるかテストします!」

あら〜〜〜

これは赤点ですね……😇

「大きくなったらセブンになりたい」というから、紙に「ウルトラマンセブンになりたいです」と書いたら

「ウルトラマンセブンではなく、ウルトラセブンだよ」と指摘されるなど、失態は数知れず……。

ウルトラマンタイガ
ウルトラマントリガー
ウルトラマンタロウ
ウルトラセブン←?!

確かに絵本も「パパはウルトラセブン」って書いてあったわ……。


ウルトラマンとシンウルトラマン
長男がウルトラマンハマってた時に買ってもらったウルトラマンゼロ


ウルトラマンもかなり難しいのだが、もっと難しいのはこれ。

怪獣。

長男はウルトラマンの怪獣が大好き。
というか、敵キャラが好き。

ウルトラマン見てる時も、「怪獣がんばれ!」と応援しており、ウルトラマンの敗北を願っている男である。

ウルトラマンならまだ「ウルトラマン●●」の形で覚えればいけるか?!という希望の光があるが、怪獣には規則性はほぼない(ように思われる)し、私が苦手なカタカナ表記なので完全に詰みだよ。

ひとつもわからない

わかるのは、ピグモンとか、バルタンとか、有名どころ。あと最近はレッドキングも覚えた。ウルトラマンベリアルアトロシアスも覚えたから褒めて欲しい。

私なりにかなり頑張っていると思うが、私は知っている。

どうせ「結構覚えてきたぞ!」というところで、子供はそのコンテンツに飽きる。

そして、当の本人たちは記憶をどんどん更新していって「どうしてママはそんなに詳しいの?」などと言うのだ。

そうやって私の脳みそのなかには、E5系こまちとか、たまにしか見られないアンキックとか、チャギントンのテーマとか、パウパト劇場版のスカイの活躍とか、呪文みたいな深海生物の名前とか、そんなようなことばかり蓄積されていく。

はやぶさとこまちの連結を見ても、今や嬉しいのは私だけ。

正直、ちょっとさみしい。でも、まぁ、それでもいいか、とも最近思う。

子供たちと生きた証を、私はコンテンツを通して脳みそに刻んでいる。子供を持たなかったら絶対に覚えなかったであろう、知ろうともしなかったであろう世界を、たくさんたくさん、見せてもらっている。

「あっ、●●だ!」「子どもたち好きだったよね」「そうそう、山ほどソフビ買わされてさ…」なんて、街中で見つけて気持ちが華やぐ瞬間を、たくさんたくさん、増やしてもらっているのだろう。

そうして今日も私は、子供達に「もう、ママったら。これはキングジョーじゃなくて、キングジョーストレージカスタム!」なんて言われながら、新しい知識を植え付けられる(と、書きつつ、キングジョーとストレージカスタムの違いはもう流石にわかります、ふふ)

ウルトラマンブレーザー、次回で最終回ですなぁ。

この記事が参加している募集

いつもお読みいただきありがとうございます! いただいたサポートは、銭湯巡りで息子たちと瓶牛乳飲むときに使わせていただきます🐄♨️