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「プログラミングが楽しい」と思えるようになった理由を、ハイキュー!!を読んで「これだ」ってなった話

「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を観てきました。良すぎてビビりました。

ハイキュー!!熱が再来したので久しぶりに漫画を読み返したのですが、大人になった今読むからこそ、グッとくるシーンってありますよね、、

僕は去年、【知識・経験ゼロ】状態からプログラミング学習してWebエンジニアに転職したんですが、今回胸にブッ刺さったシーンがありました。
「いや〜〜ほんとそれだわ、、!!」ってなったやつ。


0の状態からプログラミング学習を始めた方に
「プログラミングが楽しめなくて、Webエンジニアに向いてない気がする、、不安、、」
という方も多いと思うんですが、そんな人にぜひ読んで欲しいワンシーンです。
(注意!:セリフはなるべく引用していますが、かいつまんでいる所あります!是非漫画(原作)を読んで楽しんで頂けたら)

漫画「ハイキュー!!」にくらったワンシーン

どんな漫画かと言うと、バレー部を舞台とした少年スポーツ漫画です。

あるシーンで、月島というメンバーがバレーとの向き合い方に色々と悩んで、合同練習をしている他校の先輩(木兎)に質問するシーンがあるんです。

月島「僕は純粋に疑問なんですが、どうしてそんなに必死にやるんですか?」

ハイキュー!!

ほんとに純粋な疑問からの質問にも思えるし「どうしてそんなに必死になれるのか?」という一種の羨ましさに近い感情が込められているようにも思えます。

それに対する木兎の回答がこちら。

ハイキュー!!

痛烈ですよね。
ちなみに木兎は、裏表がなくて天真爛漫のいいやつなので、嫌味では言ってないです。だからこそ胸を刺す。
でも続く会話は、胸を刺すんじゃなくて胸にくるんですよね。

木兎「俺は3年で全国にも行ってるしお前よりも上手い。断然上手い。」

月島「言われなくてもわかってます。」

木兎「でもバレーが”楽しい”と思う様になったのは最近だ」

月島「?」

木兎「”ストレート”打ちが試合で使い物になる様になってから。元々得意だったクロス打ちをブロックにガンガン止められて、クソ悔しくてストレート練習しまくった。んで、次の大会で同じブロック相手に全く触らせずストレート打ち抜いたった。」

ハイキュー!!

木兎「将来がどうだとか、次の試合で勝てるかどうかとか、一先ずどうでもいい。目の前の敵ブッ潰すことと、自分の力が120%発揮された時の快感が全て。」

月島「……」

木兎「……まぁそれはあくまで俺の話だし、誰にだってそれが当て嵌まるワケじゃねぇだろうよ。お前の言う「たかが部活」ってのも、俺はわかんねえけど、間違ってはないと思う。」

木兎「-ただ、もしも、その瞬間が来たら、」
(間)
木兎「それが、お前がバレーにハマる瞬間だ。」

ハイキュー!!

木兎さん、、!!あの天真爛漫というかちょっとアホな木兎も、壁と戦いながら頑張ってきたから今があるのか、、!と感動するワンシーン!


バレーもプログラミングも一緒だと思った話

なんでこの会話にこんなにも感動してしまったかというと、未経験からのプログラミング学習も同じだなと思ったからです。

正直、プログラミングも
「わからない」「うまくいかない」時って普通につまらないんですよ。
いつまでも解けないエラーと戦ってそれすらも楽しめるなんて、それこそ漫画の主人公みたいな素質がないと無理。
月島は主人公じゃないんです。だから僕らと同じような等身大の悩みを持ってくれるんです。

でもですね。
プログラミング学習を続けていくと、少しずつ知識が積み重なっていって、ちょっとずつちょっとずつ前には進んでるんですよ、誰しも。絶対。

何を調べていいかもわからない中で、参考になる技術記事探しまくって、
ChatGPTから返ってくる回答を必死に理解しようとして、
読みづらい公式ガイドと悪戦苦闘して、

やっと自分が望んだようにアプリが動いた時。
テストが通ってLGTMが出た時。

「報われた」「やってきたことは間違いじゃなかった」って思える時がくるんですよね。
その瞬間こそが「プログラミングって楽しいかも」と思える瞬間

木兎「将来がどうだとか、次の試合で勝てるかどうかとか、一先ずどうでもいい。目の前の敵ブッ潰すことと、自分の力が120%発揮された時の快感が全て。」

ハイキュー!!

これ、その通りだと思うんですよ。

もちろん、「新しいキャリアを築くために」「手に職をつけて、人生を変えるために」という将来の目的・本来の目標を意識し続けることはとても大事です。

でも、「目的と目標があるから」だけで800~1000時間近い学習を楽しみ続けられるほど、人間強くできてないとも思うんですよ。

「人を楽しませる」ことを第一目的に作られたゲームやレジャーと違って、
上達しないとつまらない「プログラミング」というものに真剣に挑戦しているので尚更です。

目の前の課題をブッ潰すには、大して楽しくない地道な努力が必要です。
一個一個わからないことを理解する作業の連続。
でもだからこそ、クリアした時に快感が跳ね返ってくる。

全てが報われる瞬間に出会うことが「プログラミングを楽しむ」という答えの一つだと僕は思います。

自分はWebエンジニアに向いているのか?の話

ちなみに僕は「Webエンジニアに向いてるか」と言ったら、「正直向いてない方」だと思います。

プログラミングへの知的好奇心だけでのめり込めるタイプじゃないし、「開発が楽しくて仕方がないからずっと続けられます」とはならないです。
でも「快感が訪れる、あの瞬間」を何度も体験して覚えているので、この仕事を続けられます。

できない時期があるから、できた時にぶち上がる。
それを既に何度も知っているから、地道な作業の時も楽しめるようになってきます

webエンジニアという仕事の魅力って「この瞬間」がたくさん味わえるからだと思うんですよ。
「その瞬間の快感」の規模も、学習期間とは比じゃないです。
喜んでくれる対象が明確に存在するのが仕事なので。

自分が作り上げたもので「人が喜んでいる」姿をダイレクトに味わえる。
こんな職種は世の中にそう多くはないと思っています。


今「プログラミング学習を楽しめてなくて不安」な方も、

「今、楽しいと思えなくても大丈夫なんだ。今は"あの瞬間"にたどり着くための助走期間。だから安心して学習続ける!」

って思ってもらえたら嬉しいです。

いずれこの瞬間を味わう日が来ると思うので、ぜひ頑張って欲しいなって思ってます!

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