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くもんの指導者へのアンケート 楽しかったので投稿♪

研究会からこんなアンケート届くのは初めてじゃないかしら。

【アンケート】子どもの「学びに関する10の疑問」」
[AIがなんでも答えてくれるのに、どうして勉強する必要があるのですか?]
[翻訳機があるのに、どうして外国語を勉強する必要があるのですか?]

といった具合の質問が10個。いい回答は何かに掲載する予定らしい。
私の回答は我ながらいい出来だと思うが、研究会が一般向けには絶対採用しない回答。他の人の回答も見てみたいが、おそらく掲載されるのはありきたりなお利口さんのこたえになるだろう。くもんの先生たちは面白いこと考える人が多いのでぜひともおもしろ回答セレクションもどこかで掲載してくれることを望む。
みんなどんな回答してるのかなあ。200字縛りはキツかったなあ。でも、考えるのはほんと楽しかった♪
以下は私の回答。

[AIがなんでも答えてくれるのに、どうして勉強する必要があるのですか?]
AIを使う人になるために勉強します。
繰り返しますが、勉強してない人にはAIは使えません。AIは人の知識を上手に取り出してくれますが、残念ながらおバカにはなんにもおしえてくれないんです。賢い人が考えた賢い人のためのツールと理解すべきかと思います。

[翻訳機があるのに、どうして外国語を勉強する必要があるのですか?]
翻訳機を使って日本語で読む理解と、書いた人の文章そのままに理解するのとでは違います。翻訳には良し悪しがあります。それぞれの言語の持つ特有のニュアンスや文化は翻訳機の訳では学べません。語学の勉強をすすめていくと英英辞典でないとわからない言葉も出てきます。何より、翻訳機を使って読むのより、自力で読む方が間違いなくラクです!

[計算機があるのに、どうして算数・数学を勉強する必要があるのですか?]
そろばんや電卓は数字を扱うのは得意ですが、数学はできません。PCやタブレットも数学はできません。数学ができる道具はこの世には存在しません。人がやらなきゃダメなものです。また、数学はこれまでの科学を発展させてきた立役者でもあり、数学の世界が広がり深まることは未来の科学技術に希望を持つことにつながります。そして数学を学ぶ過程で、間違いなく自分の脳計算機のスペックが上がります!

[普段から使っているのに、どうして国語を勉強するのですか?]
普段使っている日本語は「国語」と言えるのでしょうか?話す聞く読む書くの4技能だけが語学ではありません。言葉というツールを使って、誰かに上手に説明したり、お話を作って楽しませたり、記録を残して後の時代の人に伝えたり。国語力に長けた人にできることには限りがありません。そしてその作品や著作物から何かを正しく得るためにはまた国語力が必要になります。国語を勉強することは頭の深呼吸をしているみたいな感じかな?

[勉強していてよかったなと思うことを教えてください。]
誰かに強いられた勉強でよかったと思うことはあまりありません。ただ自分でやりたいと思ってやったのにうまくいかない時に、良い方向に導いてもらってよかったと思うことはたくさんあります。苦しいことや嫌なこともあったけれど着いた先は自分の求める場所だった、そんなことはままあります。先生の言うとおりのことをすることが勉強であるとするなら、そんな経験がたくさんできたことがよかったことと言えるかもしれません。

[自信って、どうしたらつきますか?]
自信がない、とはどう言う状態でしょう?自分を信じる肯定する心がない?とするなら自分を信じれば良いし、肯定する言葉を自分自身にかけてやれば良いのではないでしょうか。他人に認めてもらうことでもある意味自信がつくのでしょうが、つまるところは自分自身の問題。自分を認められる行動をとること。そしてそれを自身で認めることでしょうか。

[先生の思う伸びる子とは、どんな子ですか?]
自分の体感にすぎませんが、伸びた子の共通項として第一にあげたいのは「素直さ」。草木と同じで水や栄養や光など必要なものを素直に吸収できることが大事なのではないでしょうか。また、真っ直ぐに育つような「環境」も2番目にあげたいです。どんなに種子が良くても日当たりが悪けりゃ育たないですものね。良い畑に植えられたいい種子はよく伸びるのではないでしょうか?

[どうして自分で考えて解くことが大事なんですか?]
「自分で考えて解く」の意味を「他人からの教授を受けないこと」という意味で捉えるなら、他人から教えてもらっちゃもったいないから、ですかね。クイズや推理小説でネタバレは御法度。それと同じでしょうか。いつも人から教えてもらってちゃ、そりゃ考えるのつまらないでしょうね。とはいえ結局わからないのはもっとつまらない。答えを教わったとしても「ああ!そうか!」となるのは気持ちいい。それくらいは考えたいものです。

[あたらしい問題が苦手です、どう立ち向かえばよいですか?]
苦手にもいろいろありますが、分析してみるとどうでしょう。苦手=できない、苦手=めんどくさい・つまらない、苦手=得意なことの対極にある、など。しかしながら、あたらしい問題にはまだ取り組んでいないわけですから、まずはやってみなければほんとに苦手かどうかはわかりません。「新しい問題っていつもめんどくさいんだよね」と思っているなら、この問題はそうじゃないかも、と思って取り組んでみてはいかがかと。

[自分の夢や目標をかなえるために、どんな力が必要ですか?]
その夢や目標が何者かを知っていること、どのように何をすれば良いか、どれくらい時間がかかるか、といった具体的なビジョンが描ける力が必要だと思います。そしてそれを実行できるスキルや能力が足りていることも必要です。

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2024/06/19

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