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【無名人インタビュー】50代、いまが人生で一番元気なサロン経営者


今、あなたはお元気ですか?
こう書くと、宗教勧誘の趣がありますね。宗教勧誘を数多く受けてきた人生ですが、実際このように声をかけられたことはないような気がします。

元気、というのはとても抽象的な表現ですが、20代の頃より元気、とか、人生で一番元気、とか(自分を偽ることなく)感じられるのは素敵な時間の重ね方だなあと思いませんか?
まあ、押しつけは良くないですね。


今回ご参加いただいたのは、京都でちょっと珍しいサロンを経営されている、石井和子さんです。

癒しを与えるサロンとか、元気になる、とか、ハッピーなパワーに溢れているインタビューとなりました。
ご本人もインタビュー中におっしゃっていましたが、サロンの施術は「無理にやっても効かない」ので、苦手な人もいるかも、と思います。
私はというと、実際いきなり声かけられて「脳のデトックスをしませんか?」とか言われたら構えてしまうだろうなと思いますが、インタビューの場になれば、なんにでも興味を持つハッピーモードに脳が切り替わるので、素直に楽しくお話を聞いてました。

無名人インタビューがお好きな方なら、あんまり気にならないかも(?)
という事で、石井さんは以下で情報発信されてますので気になった方はチェックしてみてください。


石井さん note

サロンURL



1 脳のデトックス

ナカザワ:今日はどんな話にしていきますか?

石井:そうですね、私が今、ちょっと変わったサロンをしているのでそのお話と、あと本を書く作家をしているので、そうなるまでの経緯をお伝えできたらなあと思っています。

ナカザワ:ありがとうございます。早速、サロンと言うと、どんなサロンなんでしょうか?

石井:自宅でセラピーサロンをやっています。脳のデトックスと言われていいるアクセスバーズっていう施術のサロンなんですけども、お客さんの脳の頭の疲れを取るという施術です。

ナカザワ:脳の疲れをとるというのはなんだか魅力的なフレーズですね!

石井:嫌な考えとか不要な脳のデータを消去する、不思議なことをしています。

ナカザワ:知識不足で申し訳ないんですけど、アクセスバーズというものを初めて聞きまして…具体的にはどんな感じのことされてるかお聞きしても大丈夫ですか?

石井:大丈夫です。
皆さんそうおっしゃいますね。えーとですね、頭には32のツボがあるんですね、お金のツボとか感情のツボとか。ベッドに横になってもらってそれをちょっとずつ押していくんです。 撫でるような感じで。グリグリしたりせず、1時間ぐらいかけて解放していくと言うかエネルギーを流して、脳のデトックスを促していくって感じです。
例えばお金にすごく不安がある人にはお金のツボを押して解放したり、要はなんかブロックを取ると言うかストレスを解消するような。全く薬とか音楽とかを使わずに、指だけで1時間ぐらいツボを押していくっていうのがアクセスバーズですね。

ナカザワ:なるほど。(といいつつそんなに分かってないので調べました)


※アクセスバーズは日本に入ってきたのが比較的最近のようで、偏りなく紹介しているソースがあまりないようですね…こんな感じです!(タイトルは英語ですが本文は日本語に訳されています)

石井:2人瞑想とも言われていて、瞑想状態になるんですよ。寝てるような瞑想しているようなふわーっとした状態で、凄く気持ちよくなるんですよね。リラックスできて終わったらすっきりするから好きな人はすぐ好きになります。ぐっすり寝たりするてしまう方もいるんですよね。眠れない人とかにいいですね。

ナカザワ:お客様はどういうきっかけでいらっしゃるんですか?アクセスバーズがもともとお好きな方が多いんですか?

石井:アクセスバーズを知っている人ばかりですね。興味があって検索して、京都でお店を探したらここがあった、みたいな感じで。体験したい人とか。

ナカザワ:セラピーの分野では有名なんでしょうか?

石井:あんまり有名ではないんですよ。ほとんど私の友達も知らなかったし、私も知らなかったんで。海外のギャリー・ダグラスによって発見されたものです。あまり日本ではメジャーではないのかもしれないです。知ってる人は知ってるって感じです。

ナカザワ:触るだけていうのがちょっと不思議ですね。

石井:そうなんですよ。
私も資格を取って、その考え方とかも学んだんですけど、特徴的なのは考え方ですかね。
ジャッジしない、良い悪いを決めない、とか、不安なことを考えないとか。そういう考え方を学ぶので、そういう感じになるんですね。なんかこう、まいっか、みたいな、ふわっとした考え方で。不要なものをエネルギーで流して、宇宙にぽいっと、という感じなんですよ。今日も、お客さん来てたんですけど、そのことを説明しながらやると、楽しそう!面白そう!って感じで。やっぱり受け付けない人は受け付けないですけどね。

ナカザワ:何でしょう、あの、好きな人に効くようになってるというか…

石井:あ、そうそう、そうですね。無理やりやっても効かないですよね。


2 転機

ナカザワ:資格も取得されたって話だったんですけど、取得のきっかけは何だったんでしょうか?

石井:2年前まで商社でね、バリバリ働いてたんですね。

ナカザワ:そしたら、結構最近の話なんですね。

石井:そうですね、17年間も同じ会社で、朝から晩まで残業して、上司からのパワハラとかね、ありがちですけど、すごいしんどい思いをしたので辞めたんですよ。もう体壊してましたし。
くたくたに疲れていた時に、色々言われたこととか嫌なことが全然忘れられなくて、疲れも取れなくて。それで何かいいのないかなって友達に聞いたら、アクセスバーズっていうのがあるよって教えてくれたんです。
何それ?って思いましたけど、もう何でもいいから受けたい!と思ったんですよね。けっこう何にでも好奇心があるので、行ってみようと。知り合いの知り合いやからね。
そしたら、もう1日で、スッキリした、って思ったんですよ。
それで、受けたその日にこれどうやって資格取るんですか?って聞いて。

ナカザワ:早い!

石井:それで1か月後には資格を取ってたんですよ。勉強するんじゃなくて1日で8時間位講習を受けたら取れる資格なんですね。やる気になればすぐ取れるんです。

ナカザワ:施術受ける側として通うんじゃなくて施術する側になったんですね。

石井:そうですね。資格を取ってる人同士だと無料で施術ができるので、それが魅力だなと思ったんですよね。ずっとやっていたいと思ったので。
ちょっとそれを友達とやり合いをして、2年ぐらい経ってすごくこれが好きになって、自宅をサロンにして仕事にしたんですよ。

ナカザワ:アクセスバーズとの出会いだけで本当に変わってますね。

石井:大きく変わりましたね。本当にまさかそんなことをするようになるとは会社員時代思ってなかったので。

ナカザワ:また行きたいじゃなくて、資格取って自分もやれる方向にシフトしたのがなんか面白いなと思います。

石井:面白いですよね。その時はもう二度と就職したくないと思ってたので、ちょうどいいわと思って。
家で仕事したいってのが夢やったんですよね。自宅サロンをしながら、本を書くっていうのが夢で。それを叶えるためにも丁度いいわと思って。

ナカザワ:本当にすごい転機ですね。

石井:そうなんですよ。だから、もうこれを話したくてしかたないというか(笑)

ナカザワ:確かにこれは誰かに話したいですね。

石井:元気になって、時間もありますし、自分と同じように苦しんでいる人に広めたいなと思ってます。
お客さんには私と同じように今会社勤めで苦しんでる人がいるんですよ。辞めたい、でも辞められないと迷ってる人に施術して、どんどん変わっていくのを見るのはすごくやりがいがあるなって思ってますね。

ナカザワ:お客さんは女性の方が多いですか?

石井:そうですね。若い女性が多いです。二十代、三十代とか。
アクセスバーズを施術してる人って四十代五十代が多いんですよ。私も51歳なんですけど、ちょうど二十代だったら親子みたいな感じで話しやすいみたいで。

ナカザワ:苦しんでる人多いんですね、特にコロナもありますし。

石井:そうですね、不安とかもありますし。
アクセスバーズを学んでる人はコロナに対して極端にネガティブにならないっていう考えの人が多くて、丁度いいなと思ってるんですよね。過剰に不安がってもしょうがないので。気をつけながらちょっと強く自分を作る、ということをしてるんですね。

ナカザワ:石井さん自身がアクセスバーズを始める前に、こういったセラピーとかって元々興味をお持ちだったんですか?

石井:アロママッサージはずっと行ってましたね。肩こりがすごかったので。それぐらいですかね。それ以外は全然知らなかったですね

ナカザワ:本当にたまたまご友人がやられてて。

石井:そうなんですよ。


3 物語を紡ぐ繊細さん


石井:あの、HSPってご存じですか。

ナカザワ:聞いたことはあります。

石井:私がそれだって気付いたんですよ、最近。HSPってすごく感受性が強くて疲れやすくて。だからアクセスバーズはすごく相性が良かったんですよね。あとはサロンに来られる方もHSPの方が多くて。

ナカザワ:なるほど、あーでもそうかもしれないですね。

石井:やっぱり疲れやすいとか。

ナカザワ:繊細さん、なんて最近言われてますけど、そういった名前があることで対処法とかをシェアできるのっていいことだなと思ってます。

石井:そうなんですよ。私、すごく変わってると思って悩んでたんですよね。誰にもわかってもらえないのかなって。HSPだって気づいてすごく楽になりましたね。
そういう脳なんだなーって思ったら、他にもいるんだと思ったら、すごく心強くて。それをサロンに取り入れたら来てくれるお客さんも共感されることが多いんですね。私も安心するし、お客さんも安心してくれるので知って良かったなと思って。
今の時代自分を整えるのが一番大事かなと思って、ちょっと明るい発信をしていきたいですね。色々な人に勇気を与えるようになりたいなと思ってます。
本を出すのが小さい頃からの夢だったんですよね。小説は去年Amazonのkindle本で発売できまして、今では11冊ぐらい発売しています。

ナカザワ:11冊!すごいですね!

石井:なんかね、本当に会社員だった時と比べてすごい元気になったんですよ。短い小説だからすぐ書けるんですけど、書くことがとにかく好きで、楽しくて。それでちょっとでもお金になればすごくありがたいのでやってるんですけどね。夫婦の問題とか、恋愛小説とか、なんか人間の心理を描いたものを書いています。

ナカザワ:本を出すことが小さい頃からの夢だったとお聞きしたんですけど、小さい頃から本は良く読まれてましたか?

石井:そうですね、親がちょっと忙しくて構ってもらえなかったので、部屋で静かに本を読むような子供でしたね。
小学校1年生で本をたくさん読んでいて、物語も1年生の時点で書いてたらしくて。それはすごいなと思って。記憶には無いんですけどね。シンデレラとかの物語を勝手にアレンジしてたみたいですけどね。

ナカザワ:今も変わらず読んだり書いたりがお好きなんですね。

石井:そうですね、読むのも好きで、忙しくて以前は読めなかったんですけど、今はちょっとゆっくり読書できるのでそれも嬉しくてね。
インスタで読書のアカウントを作ったんですけど、それを作ってみて、本好きな人がいっぱいいるなって気づいたんですよ。インスタで、フォロワーが1000人になったんですよ。プライベートなアカウントではなかなかいかないですよね。意外と本好きは世の中に多いんですね。


4 SNS大好き

石井:読書も広めたいんですよね。本が嫌いな人もいますけど、本読んだらストレス発散というか気分転換になるし、安いしね。読書おすすめみたいな発信をしてるんですよね。

ナカザワ:そういう発信をされるようになったのは、その元気を取り戻したっていうことが大きいんでしょうか。

石井:忙しくても、会社員時代もsnsやってたんですよね。疲れてても発信が好きで。でもその時は会社の愚痴を書いてたんですよね。

ナカザワ:あら(笑)

石井:すごい嫌な発信をしてましたね。だから今はポジティブな発信をしていて、だいぶ変わりましたよね。

ナカザワ:マイナスな発信することに対して当時は嫌だなとか思ってたんですか。

石井:めちゃくちゃありましたね。人の悪口を書いてるわけですからね。仲良しの人は大変やね、とか言ってくれるけど、多分読んだ方も嫌な気持ちになってたんでしょうね。
でも、止まらなかったんですよ。はけ口もなくて。励ましてほしかったんでしょうね、誰かに。
今は本当にポジティブなことしか発信してないですね。それが嫌なことだと気づいたので。

ナカザワ:今は自然にポジティブな発信ができる状態ですか。

石井:そうですね。
まあ、HSPというのもあって、感情が湧きだしてくるんですよ。書きたくてしょうがなくなって、書くことですっきりしてるんです。気持ちの整理ですね。それで反応があったら嬉しいっていう感じで、本当にsnsが大好きなんですよね。
おいしいものを食べて、食べましたとか写真付きで発信したり、それで反応も嬉しいんですよね。ずっとそういうことをするのは根源にありますね。面白い映画見たとか、本読んだとか。あと犬を飼ってるので犬の可愛い写真も。誰かが癒されたらいいかなと思って。

ナカザワ:あ、家の中で飼ってらっしゃるんですかね。ちょっと音が入ってて。生きてる感じしますね。(インタビュー中ずっと犬の呼吸音を拾っていたんですね)

石井:あ、そうです。小型犬のポメラニアンなんで。

ナカザワ:発信するのが好きっていう事でしたけど、snsを使う前はどうされてたんですか。

石井:私の場合、もう凄いですよ。パソコンが出始めた時からやってたので、20年ぐらい前からやってて、まだ誰もウェブサイトとか持ってない時代から、ずっと作ってましたね。パソコンがない時代は文通をしてました。それぐらい書くのが好きだったんで。
パソコンができてこんな便利な物って思ってやるようになりましたね。

ナカザワ:その社会の変化に影響されずにずっと発進をし続けるというかコミュニケーションをやり続けてるってことですね。

石井:そうなんですよ。私の世代だと、ずっとやってない人はもう、ついていけないんです。

ナカザワ:たしかに、分かれますよね。

石井:本当にLINEさえ使えない人もいますからね。私は商社時代からどうしても使わないといけなかったんで。
まあでも楽しんでますね。noteもすごく便利でいいですね。


5 今が人生で一番元気

ナカザワ:ここまでのお話で、すごく活発な印象を受けました。

石井:そうですか。実は家ではゆっくりひっそりと一人で静かに暮らしたいタイプなんですけどね。元気になって湧いてきたんですかね。
こんなに色々してるのは人生で初めてかもしれません。
20代の方が元気なかったですね。仕事ばっかりしてましたし。数字に毎日追われて、納期に追われて、もう家帰ったらくたくたで寝ちゃうっていう感じで好きなことできなかったんで。
商社で17年。最初5年くらいは派遣だったんですけど、途中から社員にしてくれるということで、まあ社員になったらこき使われましたよね。

ナカザワ:なるほど。

石井:あ、私4年前にですね、引っ越ししたんですけど、それまではぼろいマンションに住んでたんですよ。貧乏で。それがすごく嫌で、夢のひとつとしていつか綺麗なとこに住みたいと思っていたんです。
4年前、マンションを買ったんですよ。それがもうね、嬉しくて。今そのマンションでサロンもできてるんですけどね。バリバリ働いて稼いだおかげで買えたので、それは良かったかなとは思うんですけど。血と汗と涙の結晶ですね。

ナカザワ:そうやって買ったお家でゆっくり暮らせてるのって本当いいですね。

石井:そうですね、犬を飼うのも夢だったので、今めちゃくちゃ夢叶えてますね。
私ね、同世代となると、四十代五十代なんですけど、愚痴ばっかりになるんですよ。旦那さんの不満とか、家の不満とか。あとは病気とか体の不調とか。私はそれがすごく嫌なんですよね。
私は年齢と反比例してどんどん夢を叶えていくようになってきたら、同世代の人と話が合わなくなって。それはちょっと辛いところですね。

ナカザワ:なるほど。

石井:結婚も若い時したんですけど、離婚しまして。まあ再婚もしたんですけど、色々事情があって今は一人暮らししていて。子供はいないんですけどね。色々経験した上で今の生活はけっこういいですよ。大変ですよ、結婚とかは、本当に。

ナカザワ:結婚してみないとわからないこともあったんですね。

石井:本当にわかんないですよ。かといって結婚せず仕事だけって言うなんかそれもね、ちょっと自分としては何かあれだったんで。
若い時、恋愛けっこうしていて、恋愛経験が豊富だったんですよね。同世代の人には今更そんな話できないじゃないすか。だから、男女の恋愛の話を小説にしてるんですよね。小説にしたら何でも書けるじゃないですか。

ナカザワ:小説の話は実体験的なことが多いんですか。

石井:実体験は書いてないんですよ。小説は全部作り話ですね。その気づきというか学んだことを書いてます。経験を書いちゃうと、ちょっと生々しいので。

6 叶えていない夢もいっぱいある

ナカザワ:今一番夢叶えているっていう雰囲気がすごく伝わってきてるんですけど、まだ叶えてない夢とかありますか。

石井:今基盤ができてきたので、これからサロンにどんどんお客さんが増えて、あと本もどんどん売れたらいいなっていうのが夢ですね。そうですね、このまま行きたい感じなんですよね。

ナカザワ:新しいこと始めるって言うよりは今積み上げてるものを広げていくと言うか。

石井:そうですね。あと、声の発信が好きで毎日のようにstand.fmで発信してるんですね。
あと、Voicyっていう声の発信があるんですけど、それは審査があって有名な人しかできないんですよ。何回も応募してるんですけど、一般人なので採用されなくて。Voicyでラジオの番組を持つっていうのが夢ですかね。

ナカザワ:なるほどー!


※stand.fm と Voicy

音声配信全く聞かないので改めて調べたら、ユーザー数も100万人単位。秋田県の全人口をかき集めても100万人いかないと思うと、結構多い感じがします。


石井:あと、プロ奢ラレヤーってご存知ですか。奢られて生きてる男なんですけど。

ナカザワ:字面でなんとなくわかりました。

石井:その人もnoteで色々記事を書いていて、Twitterもやってるんですけど、もう大好きなんですよ。その人に会いたいっていうのが夢ですね。
youtubeもやっててね、Voicyでもやってるんですよ。

ナカザワ:現代版わらしべ長者みたいな。


この方です(ごめんなさい、わらしべ長者とか言ったんですけど全然ちがいました)



石井:奢られるだけで生きるってね、すごいなと思って興味深くて。ただいるだけで、奢りたくなる人なんですよ。今の時代の人だなと思って。

ナカザワ:会いたいっていうのは奢りに行くっていう意味ですよね。

石井:そうそう、奢りに行きたいんです。応募のメッセージも送ってるんですけど、なかなかいっぱいいるみたいで、奢りたい人が。

ナカザワ:奢らせてもらえないってことですか。

石井:しかもね、面白いやつにしか奢られたくないって言ってるんで、一般人はなかなか難しいんですよ。彼に奢りに来る人って弁護士とか医者とか、Youtuberとかキャバ嬢とかそういう特殊な人が多いですね。彼はそれをネタにしてるので、面白い人じゃないとダメなんですね。
彼はVoicyでラジオをやっていて、スポンサー募集してたんですよ。一万円払ったら3回名前言ってもらえるって言うのがあって、私応募しました。3回言ってもらって、呼んでもらってキャーみたいな。
面白いところが、例えば「京都でサロンしてる和子さんです」、みたいに丁寧に言ってくれないんですよ。人のことをボロクソに言うんですよ。私のことを、「京都で胡散臭いサロンしてる人です」、とか。それが好きで、正直だけど嫌われない、自然体な感じで。
私もお世辞をいう人が苦手で、そういうところはちょっと変わってるんですね。

ナカザワ:その普通の人とちょっと違うかもみたいな思ったのっていつですか。

石井:もう会社員時代から言われてましたね。会社員が向いてないなってのは思ってたんですけど。だから辞めて大正解でした。すごい開放感なんですよね。自由だなと。

ナカザワ:生活への不安とかはありました?

石井:辞めた当時はめちゃくちゃありましたよね。もちろん。1年ぐらいグズグズ辞められなかったんですけど、やめて辞めてしまえば何とかなるって気付いたんですよ。まあ、なんとかなりました。これもちょっと広めたくて。お金が心配で辞められない人にも大丈夫っていうのを伝えたくて。やっぱり健康が第一なんで、稼いでても鬱になったら終わりなんでそれが言いたくて、いろいろ発信してるんですよ。

7 挑戦と継続

ナカザワ:色々発信しているという話だったんですけど、発信して届いてるなーっていう感じしますか。

石井:なかなか難しくて。1年ぐらいはね、全然やってもやっても届かなかったんですけど、1年半経って、今年ですかね、やっと届き始めた気がします。
今の時代みんな発信してるんで、やっぱりこつこつ続けないといけないですね。来てくれたお客さんから、届きました、とか、勇気もらいました、みたいなね、やっとそういう言葉を聞けるようになりましたね。
発信ですごく元気なりましたって言ってくれる人がやっとポロポロと。やっと今、って感じです。やってきて良かったなと思いますね。
この今日のインタビューもうなんか話すことによってねこれを見た人がなんかこう元気になれたらなみたいな思いもあって。

ナカザワ:継続できるって言うのが一つの強さなのかもしれないですね。

石井:そうですね、でも好きじゃないと続けられないですね。実際にしんどいんで、やっぱり皆やめちゃうんですよ、途中でね。
私も途中でやめたこともあるんですよ。英語の勉強とかはね、続かなかったんですよ。楽しくなかったんでしょうね。挫折したことも色々ありますし。

ナカザワ:悩んでる人に伝えるとしたら、自分に合う事を見つけるこつとかってありますか?

石井:なんかとにかく何でもやってみることですかね。10秒で飽きてもいいので、どんどんやっていていけばいいと思います。
どうしようかなーって悩む前にとにかくやるっていうのがいいと思いますね。
私の好きなyoutuberで、潜在意識のこと発信しているけんじさんっていう人がいるんですけど、その人は10年間勉強したって言ってました。10年やり続けてよく諦めなかったなって。今でこそその人は何万人のフォロワーいるんですよ。そこまでに10年はすごいなと思って。
1、2年ぐらいではダメなんだなーって。
なんでも続けられるものを見つけたらいいかなって感じですね。

ナカザワ:叶えていない夢を叶えるためにも続けていくってことですかね。

石井:そうですね、本当に。そういうことですね。
一人でサロンをやってるとなかなかちょっと心細いので、1年前にサロンを始めた時にいつか自分の秘書が欲しいと思ったんですよね。しかも、若くて二十代の優秀な頭のいい秘書が欲しいと思ったんですよ。男性の。

ナカザワ:かなり具体的ですね。

石井:ずっとそれを思ってたら、今年になってぴったりの人に出会ったんですよ。
今秘書をやってもらっている21歳の男の子がいまして。その子はnoteで出会ったんですよ。何となくいろんな人のnoteを見てたんですけど、その子全然フォロワーとかもいなくて。たまたまstand.fmの発信をしているのを聞いて、なんとなくその声が心地よかっただけです。それで声をかけたんですよね。分からないです、理由は。
最初はまだ大学生だったんですけど、その1年後ぐらいに大学を辞めてフリーランスのwebデザイナーになったんですよ。そうなった時に私を思い出して、和子さんはサロンやってるから、ウェブサイト作らせてくださいって言われて。
それが今年の1月ぐらいの話かな。サイトを作ってもらって、気が合ったので、オンライン秘書やってるって言われたんで契約しまして。
ウェブサイト作ってもらってsnsも教えてもらったり。かなり助かったんですよね。
こう言うと、無理そうなことを叶えてる感じしますよね。

ナカザワ:たしかに、妙に具体的な条件の秘書にジャストな人が見つかっているっていう。

石井:お客さんに話すことで、やっぱり希望を持ってもらえるじゃないですか。こういう人がいるんだ、私もなりたいって言われるんですよ。何か引き寄せる力があるのかなと思っているので、やっぱりサロンも向いているのかなって。
サロンの施術者がボロボロで疲れていたら誰も来てくれないと思うので、元気に、そうなりたいと思ってもらえるようになろうと思って1年やってきましたね。くじけそうな時もあります、やめようかなと思った時もありました。全然お客さん来なかったりとか。

ナカザワ:辞めようと思ったけど止めなかった理由があるとすれば何でしょうか。

石井:やっぱりくじけたけど、これしかないと思ったんですかね。
うーん、あとは、何かあったんでしょうね。その時にたまたまお客さんが来たとかですかね。

ナカザワ:今のお客様はピーターもいらっしゃるんですか?

石井:今やっとリピーターも入らっしゃるようになりました。
半年ぐらい通い続けてくれた女の子がですね、会社を辞めたいってずっと言ってたんですけど、その子が「やっと辞められました」って言ってくれて。本当にうれしくて。

ナカザワ:確かになんかアクセスバーズもそうですけども、そうやって誰かと話したりとかこう整理したりってすごく大事なんですね。

石井:大事ですよね、話すことで整理できるし、やってよかったなーって。
これからはお客さんの夢を一緒にみられるのも楽しみですね。

ナカザワ:繊細さとか敏感に感じ取る力っていうのもありつつも、基本前向きな感じが伝わってきました。楽しみですね!
本日はありがとうございました。


あとがき

編集しながら、継続と挑戦がいかに大事か、ということをしんみり感じ入ったインタビューでした。
継続と挑戦の重要性については人類史上において何度も語られていて、もはや周知の事実と言っても過言ではないんですが、だからこそ、聞き飽きたよーとか思っちゃいますよね。私も20代前半までは正直そう思ってました。

でも、よく言われてることって、ほんとうに大事なことも多いなって感じる今日この頃です。それはきっと人生の経験や感情のサンプルが増えてきて、経験則から納得することができるようになったということ。
未熟者ながら、私も大人になったなと。


そういえば、石井さんのインタビューの中で、結婚も離婚も再婚もして、子どもはいないけど結構いろいろ経験できたという言葉で、林真理子の『満ち足りぬ月』を思い出しました。
小学生か中学生のころ、母親の本棚から引っ張り出して読んだので、内容はほとんど覚えていないんですけど、主人公(?)が言った、“妊娠も中絶も不倫もして、女が経験することはほとんどした”、みたいなフレーズだけとても記憶に残っています。(明らかに小中学生が読む本ではない)

そういう、印象に残る言葉ってたまにありますよね。
ここまで読んでくださった皆さんは、特別な言葉に出会えましたでしょうか?
生きている人の言葉って、偉人の言葉じゃなくてもおもしろかったりするので、ぜひ他のインタビューも読んでみてくださいねー!

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