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「世の中、すべてはバランスなんだよ」

この1週間は本当にいろんなことがあった。
文章の書き方に悩んで、父親の保証人になることになって無名人テラスハウスがあと43日になった。今日で、あと42日。

仕事も課題もインタビューの文字起こしも終わらないし、ずっと焦ってて、心の運動量がかなり多い週だった。

無名人インタビューの実施がなぜかこの週に固まっていたのだけど、
参加者の方と話す時間はリラックスタイムとなっていた。


生きていれば、いいことも、わるいことも、
楽しいことも、落ち込むことも、いろんなことがあって忙しいわあ、と思うときはいつも、この言葉を思い出す。


「世の中、すべてはバランスなんだよ」

数年前に田舎の古民家を購入し、移住したという男性と話す機会があったのだが、その時に彼が言っていた言葉だ。
彼はかつて、バックパッカーとしてインドと日本を行き来していたそうだ。

その頃は自分の持ち物はリュック一つだけだったけれど、
持ちたい物も増えてきたし、家を買って、ものを所有する楽しみを味わう生活にしたいと考えて、田舎の古民家を購入したらしい。

仲良くなったおばあちゃんが引っ越すときに家を譲ってもらったって言ってたかな。

日本家屋の内装に自分で少し手を加えたという、彼の自宅にお邪魔して話を聞いていた。
壁にはインドの神様が描かれたタペストリーが飾られていて、
インドの音楽がかかっている畳敷きの部屋で、
私は座布団に正座していた。

欄間にも黄色とかオレンジのカラフルな布がかかっていた気がする。

とても居心地の良い部屋だった。

インドと日本という2つの空気を吸って、様々な人と出会ってきたその人は、穏やかで軽やかな口調で、そう言った。


バランスって、本当にそうだよね。

「いい」にも「わるい」にも極端に偏らず、ちょうどいいところに自分を持っていける人はきっとどんなことに対してもいいパフォーマンスを発揮できるだろうと思う。

でも、なんだかんだいって、極端に偏りながら生きていっても、死ぬときはプラスマイナスゼロの状態になってバランスとれちゃうんじゃないか、とも思える。

自分でコントロールできるようでいて、実は何一つコントロールできるものなんてないかも、と思わせる、絶妙なニュアンスのあるこの言葉は結構いろんなタイミングで思い出す。

以上、無名人の言葉、2つ目でした。


さて、あと、42日。


なんで無名人の言葉を発信しているのか、兼、無名人の言葉、1つ目はこちら↓

無名人インタビューもやってます!

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