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年の差兄弟!10歳以上歳の離れた兄弟ってどう?メリットデメリットをご紹介!

 近年では昔ほど、離婚をする家庭は珍しくなく、「3組に1組が離婚する」といわれているのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。そんな私も離婚経験者です!(笑)離婚後にご縁があって再婚することになったのですが、再婚をしてまた赤ちゃんに恵まれた場合、歳の差が10歳以上離れてしまうことがとても気になりました…!今回は歳の離れた兄弟に関しての記事を書いていきたいと思います。私と同じように離婚後に再婚する方や、「やっぱりもう一人いたらいいな…でも歳がだいぶ離れてしまう…」と思っている方の参考になれば嬉しく思います。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

歳が離れた兄弟は、そんなに珍しくない!

 私の中で、歳が離れた兄弟というのはとても珍しいように思っていました。しかし、長男次男のときの同級生だったり、保育園や幼稚園で働いたり、支援センターで色々な方とお話をしたりして気付いたことは、『歳が離れた兄弟は結構いる』ということです。1歳の子に高校生の兄姉がいたり、幼稚園の子に20歳の兄姉がいたり。そしてどのご家庭も、兄弟の歳が離れていることを気にしている様子はありませんでした。
 うちのように離婚して再婚、赤ちゃんを授かった家庭。2人目不妊で治療をがんばり、やっと授かることができた家庭。お子さんに少し手がかからなくなったところで、「やっぱりもう一人ほしいな」と思って授かった家庭…ご家庭により、様々な理由がありました!

歳の差兄弟のメリット、デメリットは?

 それでは、歳の差の兄弟がそこまで珍しくないとわかったところで、メリット・デメリットをご紹介していきたいと思います!今からご紹介する内容は、私の体験談と、歳の差兄弟のお母さんから聞いた内容を元にしています。全ての内容が、どなたにでも当てはまるわけではございませんのでご了承くださいね。

デメリット

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 今回は、先にデメリットをご紹介していきたいと思います! 

その1 体力が落ちている
 前回の出産から10年近く経っていると、悲しいことに体力が落ちています…産後の回復に時間がかかってしまったり、夜泣きなどで睡眠不足のときに上の子のときより辛かったり、走り出す我が子を追いかけるときなど、ふとした時に体力の衰えを感じました。また、産院によっては「経産婦だけど10年も経っていたら初産と変わらない」と考えているところもあるようで、その場合ですとお産の進行具合の目安にも影響してくるようです。

その2 出産用品・育児用品を揃えなおさなくてはいけない
 ベビーベッド、ベビーバス、ベビーカー、チャイルドシート、肌着、カバーオール…上の子のときのものをまだ大切にとっている方は少ないのではないでしょうか。うちも、知人にあげてしまったり、捨ててしまっていたため、買い直しの物がほとんどでした。ただ、経験上必要のなかったものは意外と覚えているもので、最低限の買い物ですんだところはメリットかなと思います。

その3 年齢によっては性教育を受けている
 歳の差兄弟がいるお母さんの声で多かったのが、「学校で性教育を受けたあとだとちょっと気まずい」という声でした…!最近では幼い頃からそういった教育をすることがポピュラーになりつつあるようですが、それでもちょっと気になるという方が多かったので、デメリットに含めたいと思います。

その4 おじいちゃんおばあちゃんが高齢になりつつある
 10年前はまだ若く、孫を率先して預かってくれたおじいちゃんおばあちゃんも、高齢になって孫を預かったり抱っこをするのが負担になっている場合もあります。昔も見てくれたから今回も預かって面倒をみてほしい…と思っていたり、おじいちゃんおばあちゃんが預かりたい気持ちでいても、実際には難しいこともありますので注意しましょう。

その5 もう一度一から育児をしなければいけない
 上の子が10歳というと、成人まで半分以上がすぎ、育児の折り返し地点といえます。自分のことが自分でできるようになり、お留守番もできるようになるなど、手もかからなくなってきている中、もう一度最初から子育てをしなければなりません。一段落し、ある程度自分の自由な時間を作ることができていた中での、一からの子育ては思った以上に大変であり自由に動けないことがストレスに感じました。(それ以上に可愛い、楽しい気持ちはありますよ!)

その6 一部で歳の差兄弟に偏見がある人がいる
 ごく一部ではありますが、歳の差兄弟に偏見がある人がいるのも事実です。噂話のネタになってしまっているのも見たことがあります。「あんなに歳が離れているなんて、再婚に違いない。上の子はお父さんに似てるからきっとお父さんの連れ子ね!」とか、「あんなに離れているとどうしても下の子の方が可愛く思えるはず。上の子が可哀想」などと言われていましたが、家庭のことに他人が口出しするのはおかしいと感じます。なので、気にすることはないです!様々な家族の形があります。後ろめたく感じることはないので、気にせず堂々としていましょう!ちなみに私はヒソヒソと言われるのが嫌だったので、兄弟の歳の差の話になったときなど、「うちは再婚なので離れちゃいました!」と言っていますよ♪

その7 対等な立場で遊ぶことが難しい
 歳が離れているため、どうしても対等な立場で遊ぶことが難しいです。お兄ちゃんが、妹を遊んであげているという形になってしまいます。少し大きくなった時も、対等な立場で友達感覚で遊ぶことは難しいでしょう。

メリット

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 デメリットを7つご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。それでは、次に歳の差兄弟のメリットを上げていきたいと思います。

その1 とにかく可愛い
 歳の差で生まれた、久しぶりの赤ちゃん…とにかく可愛いです(笑)歳の差兄弟のお母さんは、「下の子は泣いてても可愛い、ぐずってても可愛い」とよく言っていましたが、本当にその通りだと思いました。上の子のときは毎日がいっぱいいっぱいでしたが、月日が経ち、気持ちに余裕が生まれているのかもしれません。そしてもう一つ、上の子のときのことを思い出し、懐かしく愛おしい気持ちになります。上の子はこうだった、こんな風に接していたな、こんなことをしていたな…もう決して戻ることがない日々を懐かしく思い、少し切なくなりました。そして、上の子のことをもっと愛しく思うようになりました。

その2 上の子が赤ちゃん返りをしない
 妊娠、出産後の大変な時期、上の子が赤ちゃん返りをするとよく聞きますよね。しかし10歳以上離れていると、もう赤ちゃん返りはしません(笑)ですのでその部分の負担がなく、気持ちがとても楽でした。
 とはいえ、赤ちゃんにつきっきりになってしまっては、上の子が寂しく思ってしまいます。赤ちゃんは可愛いけれど、お母さんがとられてしまったという気持ちになってしまうかもしれません。そこでオススメなのが、上の子の赤ちゃんのときの話をたくさん伝えてあげることです。「生まれてきた赤ちゃんは可愛い。そしてあなたもこんなに可愛かったし、今だって可愛いのよ」と口に出して伝えてあげましょう!一緒にアルバムを見返すのもオススメです!
 赤ちゃんとどう接していいかわからなかった息子たちにも、赤ちゃんのときのことをたくさん伝えました。「あなたは夜泣きが大変で、一晩中立って抱っこしてたんだよ」「チャイルドシートが嫌いで、少しも座っててくれなかったんだよ」「お歌が好きで、音楽が流れるとおててをぶんぶん振って踊ってたよ」「野菜が嫌いで納豆が大好きだったよ」と言ったり、「あなたたちが赤ちゃんだったときも、ママは毎日100回くらい「可愛い!!!」って言ってたけど、覚えてる?(笑)」と言ってみたり。「えー!」と照れ臭そうに笑いながらも、嬉しそうでした♪

その3 お世話やお手伝いをたくさんしてくれる!
 これは産院の助産師さんに教えてもらったことです。赤ちゃんが生まれて、生活の中心が赤ちゃんになってしまうと、上の子は自分の居場所がないと感じてしまうことがあるそうです。そのときに、お世話やお手伝いを積極的に頼んで、『居場所』を作ってあげることがいいのだそう。「あなたがいると本当に助かるわ」「手伝ってくれてありがとう」とたくさん褒めて、「ママはあなたがいないとだめ><」くらい頼ってしまっていいと教えていただきました!
 これを実践した結果、ミルクもオムツも遊ぶのもお風呂上がりのケアもできる兄になりました…!私が授乳を始めたら「もうミルク作り始めちゃって大丈夫?いくつ?100?」と聞いてくれたり、お風呂から「いいよー」と呼ぶとバスタオルを持って迎えに来てくれたり。強力な助っ人になりました。

その4 お友だちから羨ましがられる
 クラスの友達(特に女の子)から羨ましがられていました。「赤ちゃん可愛い!」「赤ちゃん大きくなった?」と頻繁に聞かれたり、授業参観に行くと娘を見に人だかりができていました(笑)ちょっぴり自慢の妹のようです。

その5 兄弟げんかをしない
歳が離れすぎていて、ケンカにもなりません。なので兄弟げんかを止めに入ったり、なだめたりする労力は使わなくてすみますよ。

その6 優しい気持ちが芽生える
どのお母さんたちに聞いても、上の子がとても優しくなったという話を教えてくれます。小さい子に優しくする気持ち、大切にする気持ちが芽生え、優しい子になってくれることが多いようです。

その7 下の子が、お兄ちゃんお姉ちゃん大好きになる!
歳の差兄弟は、とても仲がいいご家庭をよく見ます。下の子が、パパやママよりお兄ちゃんお姉ちゃんに懐いているというところも。幼稚園や小学校の運動会の保護者競技でお兄ちゃんお姉さんが参加したり、親子競技でお兄ちゃんお姉ちゃんが参加するご家庭もあって微笑ましいです!

最後に

 いかがでしたでしょうか?メリット、デメリットを書いてきましたが、体力が落ちて来たと感じる分、上の子が助けてくれたり、もう一度育児をしなければいけないけれど、上の子の育児の経験から気持ちに余裕があるなど、デメリットを上回るメリットがあるんじゃないかなと私は思っています!
「歳の差の兄弟って世間的にどうなんだろう」と思っていましたが、実際に歳の差兄弟の母になってみるとあまり気にならないし、それ以上に幸せなこと、楽しいことがたくさんありました。
 様々な家庭があり、様々な事情があるため一概には言えませんが、歳が離れていることが気になるからといってお子さんを諦めるということは、しなくていいんじゃないかなと思いました。
 悩んでいる方の参考になれば幸いです!読んで下さってありがとうございました!


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