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インドネシアの水回り事情:マンディのこと

インドネシアは年中蒸し暑い国です。今、北マルク州のジャイロロという街にいて、地図で見ると赤道のちょい上あたりです。だから一応、冬ということになるのかなぁ?

朝晩は若干涼しいものの、昼間はあっつ~って感じで、じっとしていてもじんわり汗が出てきます。

エアコン付きの部屋に泊まるとひんやりしますが、外出して帰ってくるとまずシャワーを浴びたくなります。シャワーといっても、たいてい熱いお湯は出なくて、ぬるま湯か水シャワーになりますが、この蒸し暑さですから水シャワーで十分です。ただ、シャワーという機能に期待しすぎるのは禁物です。

テルナテでは、いわゆる「ホームステイ」タイプの宿泊施設を利用したのですが、シャワーがきちんと機能しなくてイライラ。それ以外は素敵な部屋だったのですが、シャワーが使えないのは不便だと、いっそのことシャワーなしの部屋に変えてもらったのです。シャワーなしですが、インドネシア式の水浴び、マンディ(Mandi)があります。

インドネシアだけでなく他の東南アジア諸国でも見かけることがあると思います。トイレの横に水槽、あるいは大きなバケツが手桶と一緒に設置されていて、そこに水をはって水浴びします。この水はトイレのフラッシュ機能、お呼び出しウォシュレット機能も兼ね備えています。つまり、トイレのあと水を流すのもマンディの水、おしりを洗うのもマンディの水です。

インドネシアの伝統的(?)というか、最もエコノミーな宿泊施設を「ロズメン(Losmen)」といいますが、このクラスになると当然シャワーはなく、マンディのみ。ホットシャワーはいわもがなです。しかもトイレットペーパーもありません。ローカルの人は使わないので、紙でおしりを拭くという概念がないのです。

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