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顔面生クリームとSNSの話

今日はホワイトデー。

高校生まではホワイトデーよりバレンタインが一大イベントで、この日に恋愛が成就したことも失敗したこともないけど
2/13の晩に夜な夜な数十個のケーキやらクッキーを仕込み、次の日すれ違う友達とあげては貰いをひたすら繰り返して
あー太るとか肌荒れるとか大して気にしてもないことを言い合いながら、紙袋パンパンのお菓子を引きずって帰ったのは良い思い出。

大人になってからは正直バレンタインもホワイトデーも「ちょっと美味しいご飯を彼氏と食べに行く口実」に意味が変わってしまったけど
何年も何千億もの経済効果を保ってるんだから、多分だいぶ世のJKがバレンタインで経済回してるんだろうな。

バレンタインだったか忘れたけど、この前女友達10人ほどと顔面に生クリームをべったりつけて昇降口前でにこやかにピースしている高校時代の写真が出てきた。
多分多少怒られた程度で特に大きな問題にはならなかったと記憶してるけど

最近よくある「未成年が公共の場で迷惑行為をしてSNSでアップする」行為を思い出して、正直なところ自分が高校生の時にTiktokがなくて良かった。。と思った。

10数年前のSNSツールって共有機能がなかった分ミジンコほどの拡散力しかなく、本当に友達同士のコミュニケーションツールとして使っていたけどそれでも先生は目を光らせて見ていて、
今はなき前略プロフィールが芋づる方式でどんどん見つかり、顔面生クリームの時と比じゃないくらいに怒られてアカウントを泣く泣く消したような気がする。

「誰かに迷惑をかけることはしない」という道徳は高校生の私にもあったし、10数年前に回転寿司屋で醤油瓶を舐めたかと言われればそんなことは思いつきもしなかったけど
ただ、「SNSは匿名で誰でも意見が言える」「人の道徳レベルや価値観は人によって異なる」ことを考えると、顔面生クリームも「食べ物を粗末にしたアホな高校生」としてネットで怒られる可能性は十分あるよなと。

アカウントを削除させられたのは「先生が生徒を守る」当時流の方法の1つだったんだなと感謝をしつつ、
ではSNSが力を持ってほぼ文化となりつつあるこの現代ではどう対処するのが良いんでしょう。

現代の中高生にSNS消しなさい!って言うのはかなり無理があるような気がする。
とすると、学生向けのSNSの使い方講座を授業に組み込むか、親が見てあげないといけない。

「高校生にもなってものの善し悪しも分からないのか」と思う人もいるだろうし一部同意もするけど、この急速に発達したSNS文化に大人が追いついてないのも一因としてあるんじゃないの、、と思ったり思わなかったり。

まぁ私含め、意見言うのは簡単ですよね。

もう既にSNS離れを先週から始めて流行から取り残されつつある私だけど
時代の流れに乗れなくとも、せめて受け入れる努力は怠らず歳を取っていこうという所存。

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