”善意”の押しつけをはやめましょう―メンタリストDaiGoが「ウクライナに折り鶴送るは狂気」発言 誹謗中傷に苦しむ施設関係者の本音

>ウクライナに千羽鶴を贈る行為はありがた迷惑なのか? そんな論争が巻き起こった。
事の発端は実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏(45)が、16日のツイッターで「千羽鶴とか『無駄な行為をして、良い事をした気分になるのは恥ずかしい事である。』というのをそろそろ理解して貰いたいと思っているのは、おいらだけですかね?」と投稿したこと。

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ひろゆき氏の言うことも理解できるが、これに付和雷同して、千羽鶴をウクライナ大使館に送ろうとした施設に対して誹謗中傷をしているらしい。

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>障害者就労移行支援施設の利用者が、ウクライナ国旗の色の青と黄で折り鶴を折り、25日に同国大使館に届ける予定というニュースに対してリアクションしたもののようだ。大前提としてウクライナに折り鶴を送るわけではなく、日本国内にあるウクライナ大使館に届けるということを確認しておきたい。

>「千羽鶴の寄付を申し出た施設では今、誹謗中傷の電話が鳴り止まず、職員も折り鶴製作に協力してくれた一般の方々も、心を痛め、怯えながら暮らしていると聞きました」(前出の施設関係者)

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当然、誹謗中傷は、してはならない。

だが、DAIGOの言い分が、全て的外れというわけでもない。

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>「ひろゆきさんの言う通り、ウクライナに折り鶴送るは狂気。実際は誰と助けないのに、いいひとぶりたい人のエゴでしかない。結局、口だけで誰も助けず、いい人振りたいだけの愚者の行動。そんな暇あるなら、バイトでもして、ウクライナに海外送金してあげなよと。」

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”狂気”や”愚者”といった言い方が少しキツめで、それが受け入れ難いという人も多いのだろう。

また、DAIGOはどういう立場の方々が千羽鶴を送ろうとしていたのかまでは知らなかったのかもしれないが、障害者就労移行支援施設で作業をしている方は、容易にアルバイトをできる状況にいない。

そういったことから、DAIGOを否定する意見も多いのだろうが、言ってる内容が全て間違っているというわけではない。

送り先はウクライナ大使館だとしても、仮に、千羽鶴がいろいろな団体等から送られてきたら、置き場所に困るだろう。

よかれと思って送られてきた千羽鶴を受け取ることは拒否できないし、処分にも困るだろう。

相手が善意でやっているだけに「要らない」とも言えない。

たくさんの物品が送られてくる中で、職員の方がお届け物を処理するのに手間がかかる。

そういったことを考えると、寄付金がベストであるに違いないと思う。

お金があれば、受け取った人が、自由に必要なことのために使用できる。

千羽鶴を送ろうとした施設を誹謗中傷するのは違うが、こういった
「善意の押しつけ」
を無条件に肯定し、DAIGOやひろゆきを否定するのも違う。

特に非常時において、相手が本当に必要としているものは何であるか、想像力を働かして、支援にあたるべきでしょう。

何が必要かわからなければ、日本の外務省等に問い合わせるのがよい。

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