〖blog〗「娘。15歳の誕生日」
今日は、娘の15歳の誕生日。
もう15年も経ったのか、という思いでいっぱいだ。
今は中学3年生。
部活では、吹奏楽部で副部長をやり、委員会では、編集委員会という委員会の委員長をしている。
忙しい毎日を送っているようで、少し心配にもなる。
思い返せば彼女は、小さい頃から負けず嫌いだった。
保育園の時の、市が主宰する駅伝大会。
チームのみんなで少しずつ走ってたすきを渡す、行事があった。
娘は優勝するぞ!と意気込んで居たものの、娘のチームは、負けてしまった。
駅伝が終わり、みんなが参加賞のお菓子を貰ってニコニコしている中、1人だけ悔しくて、大号泣していた。なだめるのが大変だった。
小学校に上がってもそれは続いた。
運動会でリレーの選手に選ばれ、そのチームが負けるとずっとご機嫌ななめだった。
ところが、小学校4年生の時のリレーは違った。3位か4位で回ってきたバトン。
彼女は諦めなかった。結果2人抜きして5年生に渡した。
もう少しで1位が取れそうという所までいったが、娘のチームは1位は取れなかった。
これはまた、ムスッとして、お弁当食べに来るぞ…。どうやって持ち上げようか。
そう考えていた。
しかし戻ってきた彼女は違った。
「えへへ。1位じゃなかった~。」と、笑っていたのだ。この時は、成長を大きく感じた。
彼女は、結果ばかりを気にしていたけれど、大切なのは、結果ではないことに気づいたのだろう。自分がみんなと走り、チームに貢献した。
それだけで、満足だったのだろう。
それからの彼女は強く優しい子に育ってくれたと思う。
自分からやりたいと言い出したピアノ。
弾きたいが為に自分で音を探しメロディーを引いた。相対音感、とても驚いた。
中学に入って新しい友達もすぐに出来た。
あだ名は、「イケメン」になった。
訳を聞いたら、優しい事をさりげなくするからだそう。
勉強も、部活も頑張った。
みんなの見ていない所でコツコツと。
多分それは「自分自身」に負けない為に。
負けず嫌いで泣き虫だった彼女を知っている。
それを今、確実に頑張る力に変えて、精一杯やっているのを知っている。
ピアノを習いながら、アルトサックスを吹く毎日。彼女は今は、絶対音感で音を当てる。
毎日の努力の積み重ねだろう。
今は、吹奏楽のコンクールに出ると、どんな結果だったとしても、最後に撮る記念写真はいつも笑顔だ。
今年は受験勉強、委員長、副部長。
やるべき事はたくさんだ。
だけど、貴女ならきっとどれも、最高に素敵な形にできるよ。頑張ってね。
15年間、一緒に生きてくれて本当にありがとう。これからも、私は貴女から学ぶ事が沢山あるでしょう。
お誕生日おめでとう!
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