一次創作って楽しいじゃん
8月にPCにサイダーをこぼした影響でスペースキー周辺のキーが打ちにくくなっています。
スペースキーに至っては左半分が陥没していて非常に打鍵しにくいので、急遽外付けキーボードを持ってきました。
サイダーをこぼしたのも自分の不注意ゆえですし、PC本体が問題なく使えているだけヨシとせねばいけないところですが、やはり不便ですね。
さて、最近はどっぷりハマっていた二次創作と精神的に少し距離ができたことで、自分だけのHP作成と並行してぼちぼちオリジナルのイラストを描いています。
いまのところまだ2枚しか描けていませんが、二次創作をしていたときとは描いているときの感覚が若干違うように感じたのでその感想を書き記してみようと思います。
ざっとオリジナル創作を描いたときの所感を書き出してみると、以下の4つに思い至りました。
1.なんか時間がかかる
人生の半分近くを二次創作に費やして来たので、一次創作なんてほぼ中学生の頃ぶりでした。
しかも、当時はPCすら持っていなかったので、自作のキャラクターをラクガキじゃないちゃんとした絵にするのは初めてかもしれません。
二次創作を片手間でしていたわけではありませんでしたが、オリジナルになった途端、ラフ、下書き、配色でかなり悩んでしまうことに気づきました。
二次創作は色も決まっているし、服装も決まっています。さらに言えばキャラクターデザインすらする必要がないので、構図が決まれば配色はもとより、ラフ、下書きもすんなり終わらせることができます。
しかし、オリジナルになるとキャラクターを作って、服をデザインして、髪型も決めて、キャラクターの色も決めなくてはいけません。
構図が決まったとしても、いろいろと考えて決める工程の分、作画に時間がかかってしまいます。
私の場合、二次創作だと4~7時間程度でカラーイラストが描けるのに対して、一次創作だといまのところ1日で描き終えることはできていません。
2.めっちゃこだわってしまう
二次創作って、もともと存在しているキャラクターや世界観をリスペクトした上で、自分の絵柄やセンスで程よくアレンジするものだと私は思っています。
なので、多少のこだわりはあるものの、あまり”そのキャラクターっぽさ”から逸脱しすぎないように気をつけて描いてきました。
しかし、一次創作はすべてが自分のものです。
自分の好きな要素を詰め込んだキャラクターを作るので、ついこだわりすぎてしまう部分が出てきてしまいます。
目の形、表情、髪型、服装、色も。色なんて特に、ちょっと色相がずれただけでイメージが変わってしまいます。
こだわった分だけ、イメージ通りの子を作るのは難しいことを知りました。
カラーパレットが欲しい。
3.描くのが楽しく、疲労感が少ない
ここ最近の二次創作に対する私の感情は、ただただ無心で写経をするがごとく描いては出しての繰り返しでした。
体調が悪いときは特に、嵐が過ぎゆくのを祈りながら待つような気分で描くことに集中しています。
描き終わったあと残るのは少しの達成感と疲労感。もうしばらく描かなくてもいいかなという飽きにも似た感覚と、世に出し周りの反応を待つ不安。描いても描いてもなんとなく満たされず、描き続けなければならないという焦燥感。
オリジナルの絵を描いたときは不思議と、久しぶりに”楽しい” ”また描こう”と思えました。
自分だけがこの子の魅力をわかっていればいい。私だけが好きにできる。他の誰かの考察や解釈なんて関係ない。まだ描いてない他の子も絵にしたい。この子の違った表情も描いてみたい。
そんなふうに思えて、疲労感の中にも次への活力みたいなものを感じました。
4.絵を描くのって大変だなと思った
もうほんとそのままなんですが、ちゃんと描こうとすると絵って大変だなと。
二次創作だってちゃんと描いてきたのですが、やはり0から作り上げた自分の子は思い入れが違うのでしょうか。
体力、気力、集中力が絵を描くMPだとすると、”描くこと”以外のことにもMPを割り振らないといけない一次創作は、二次創作に比べて作画クオリティは低下してしまいます。
ほとんどすべてのMPを”描くこと”だけにつぎ込めた二次創作と同じくらいのクオリティでキャラクターも背景も加工も……とするには、まだ私のレベルは足りないようです。
しかし、大変だからこそ「いっちょ頑張ってみるか!」と思うのです。それってちょっと楽しいなって。
大学時代、モチベーションの維持や成長のためには自分より少し上を目標にするとよいと教わりました。
ここに来て、絵を描くのって大変だったんだという気付きで、また少し自分は成長できるのではないのだろうかとドキドキしています。
・まとめ
今回は一次創作ばかり褒めてしまいましたが、二次創作は二次創作で楽しかった面もたくさんあるので、いずれは両方楽しめるようになれればいいなと思っています。
とりあえず今はオリジナルの絵を描くのが楽しいので、飽きるまでは遊んでいるつもりです。
最後に直近のオリジナルイラストを添えて。
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