HANA

初めまして!これまでの人生で「アート」や「アーティスト」と何かしらの接点を持ってきまし…

HANA

初めまして!これまでの人生で「アート」や「アーティスト」と何かしらの接点を持ってきました。個人的なエピソードや私の思うところのアートについてなど、自由に書き綴ります。

最近の記事

大人になった瞬間

アートとは関係ないが、夏の思い出No.1は、数年前に亡くなったおばあちゃんとの衝撃的な出来事だ あれは、私が小学生4年の夏 おじいちゃんは気が弱かったから、おばあちゃんが気が強くなったのか、私からみたおばあちゃんは、女ボスみたいだった 福岡のおなごは、気が強くて情に弱い おばあちゃんは、細い目の奥がちょっとギラっと鋭くて、私は正直少し怖かった 怒られるというより、なんでも分かってしまうような怖さだ 夏の時期は、おじいちゃんとおばあちゃんは、廃坑になった山の家で過ごすこ

    • ムササビ先生

      高校3年間は豪州シドニーの現地校に通った。 当初、英語が話せなかった私が、唯一、力を発揮できたのが数学とアートだった。 数学は、単に日本ですでに習っていた内容だけだったのだが、「あなたは英語は話せないけど、数学はできるのがすごい!」とけなされているのか褒められているのかわからないようなことをクラスメートに言われた。 数学の先生はひっつめ髪に細面の女性で、そのキンキンした声と神経質そうな雰囲気から「数学の魔女」とひそかにあだ名をつけられていた。 その反面、 アートクラスの

      • 材木屋でアーティストだったおじいちゃん

        父親が北九州の出身で、おじいちゃん、おばあちゃん、父方の兄弟一同、福岡に住んでいた。毎年、夏休みは一緒に過ごすのが習わしだった。 おじいちゃんは材木屋を営んでいて、クジャクを一羽飼っていた。時折、ぎゃーという奇声を発するその鳥が私はあまり好きではなかった。 そのクジャクの大きな飼育小屋はおじいちゃんが作ったようで、みんなが住んでいた木造の3階建て住居もおじいちゃんの手塩にかけられたものだったようだ。 家族が増える度に継ぎ足し、継ぎ足しで部屋が作られ、よく言えばサグラダフ

        • 幼少期のアート初体験

          私はアーティストでもなく、現在アートに関わる仕事をしているわけではない。 ただ、私の人生に深く関係してきたことは紛れもない事実だ。 このnoteでは、これまでのアート体験を私の独断的な視点で語ることをお許しいただきたい。多少の偏りや記憶違いなど、万が一、事実と異なる点があれば、ぜひご指摘いただきたい。 最初のアート体験は、たぶん、9、10歳くらいの頃だったと思う。母に連れられていったデパートの「モーリス・ユトリロ展」で見た白い教会※が印象に残っている。 真っ白ではなく、

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