シェア
のぎのき
2024年1月1日 00:16
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第十弾。お題「闇 秘密 家」朝日が昇り 闇は追われる秘密の星が ひっそり隠れる隠れた星は 私の心と似てる気がして どこか安堵す向かえる新年 明るくなる街家の窓から 眺めて思ういつか私の 心も癒えてみんなと楽しく 笑い合えるとお題「つる草 悪魔 パイプ」パイプオルガン 鳴り響くつる草絡まる
2023年12月18日 21:53
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第九弾。お題「わさび 歳の暮れ 湯飲み」人もまばらな歳の暮れ回る寿司屋で酒のつまみと手に取るネタで季節を感じる過ぎ去る時に想いをはせてわさびがツンと鼻をつく湯飲みを手に取り粉茶をひとくち苦みとともにグッと飲み干すお題「沼 歳の暮れ 原動機(原付)」大忙しの歳の暮れ原付
2023年10月3日 14:04
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第八弾。お題「雪 盆 雨戸」丸い月薄雲かかって淡く射す雨戸開いて見上げる空からひらりひらりと雪が舞い散る盆に注(つ)がれた酒にひと片(ひら)落ちては消える雪を飲み干しため息ついては月を眺めて過ぎた一日振り返るお題「雪 祭り 辞書」紐解き眺めた辞書の世界で「雪」という字を引
2023年9月22日 18:08
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第七弾。お題「畔(ほとり、あぜ) 百姓 喫茶店」仕事を終わらせ河畔を歩いて向かう行き付け喫茶店窓辺に座ってちょっとひといき珈琲頼んで文庫をひらくドアベル鳴って入ってきたのは隣近所の百姓夫婦畑仕事に休みはないとぼやいて笑顔でお茶を飲むお題「レタス 青 夜汽車」青空近い山の裾野
2022年1月26日 06:34
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第六弾。与太郎稼業(お題:ひな鳥、与太郎、物語)親とはぐれたひな鳥の悲しく哀れな物語生きてく術は他者を騙して食いぶち稼ぐ与太郎稼業嘘八百を並び立て大風呂敷を広げて垂れたひとり渡世を過ごしてく親無しひなの無頼旅毒草を食む(お題:毒草、投げる、時計)懐中時計の仕掛けの音を耳に
2021年4月22日 06:15
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第五弾。 今回は、お題を間接的に表現して、詩を作ってみました。思い出(お題:果実、逃げる、ブランコ)一緒に遊んだ公園で遊具に揺られたセピアな思い出すり抜け手から離れてく今では隣にアナタはおらず実りを迎えた木々があるだけ手紙(お題:秋風、魔法、文字)コスモス揺れる花壇を眺めて歩い
2021年3月26日 12:34
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第四弾。三選を掲載しております。食虫植物(お題:花咲く木、職人、誘蛾灯)花咲く木より漂う香りは甘く危険な誘蛾灯獲物を誘って引きずり込んでじわりじわりと捕食する染め物職人命をかけてそれを採取し持ち帰る鍋で煮出して染料作った染める織物妖しく煌めく目にした者たち虜となって
2021年2月1日 12:42
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第三弾。四選を掲載しております。物語のはじまり(お題:夏、粉屋、時計屋)石の畳の街に降る強い陽射しが照りつける配達終えた粉屋の男がひとり日陰で休んでる男は辺りを見回してとある店屋で視線が止まるそこは時計屋ショーウィンドウに置かれた時計が目に入る男はなぜだか気になって視線を反
2020年12月3日 12:27
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第二弾。今回は三選掲載しています。お題「野、遊ぶ、パン屋」野を駆け巡ったあの頃のボクら時間を忘れて遊んでいたよねお腹が空いたら分け合って二人で食べたね二色パンいつの頃から会わなくなって違った道を歩んでいったボクらの世界は変わったけれど戻ることなどもうないけれどときどきボ
2020年7月31日 12:25
三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩を五選掲載しています。お題「炭田、番頭、号笛(ごうてき)」煤(すす)を被って顔黒く炭の田んぼを掘り起こす掘られたわずかな炭持って荷車曳いて売りに行く売れた炭の駄賃は少なく今宵のメシもままならないそれを見かねた番頭さんがお金の足しにとくれました手ずから拵(こしら)え細工したハ本調子の横笛ひとつ