気持ちがあるのってすごいこと。
たまに落ち込む。
誰かの態度や反応に過敏になる時もある。
心がセンシティブになってて、チクチク棘が刺さったような、心の中にどろっと黒い塊が滞ってるような。
誰かに吐き出して良くなる時もあれば、意味がない時もある。ましてや、誰にも言いたくない時もある。自分の黒い部分を見られたくない、落ち込んでるのを同情されたくない、というような見栄に似たような感覚。
職場から家に帰って何か別のことをしていても、その心に滞った黒い塊は消えていない。料理をしていてもご飯を食べていてもテレビを観ていても、しつこく付き合うことになる。
自意識過剰、思い込み。人の脳は勝手にネガティブを取り込んでネガティブ思考一色にしてしまう事がある。
一度思い込んだら、絶対そうだと思ってしまう。先入観をなかなか捨てられないのと一緒。
自分で、あー今思い込みによって悪く考えてるなーネガティブになってるなーって自覚していても、それはなかなか直せない。悪く考える事で自分を守っているのかもしれない。違った時に安心できるように。
心のもやが取れない時、ふとウィスットポンニミットさんのイラストを見た。
ロボットが泣いている女の子を慰めているイラスト。
"気持ちがあるってすごいこと"
イラストの下に書かれていた言葉。
感情のないロボットが、感情のある女の子に対して言った言葉のようで、切なくて胸がきゅーっとなった。
女の子は何か悲しい出来事があって泣いていたんだと思うんだけど、そういうネガティブな感情も、肯定しているような言葉。
悲しみも辛さも苦しさも、それを感じる事ができるっていう事自体が尊い事なんだなぁと。
苦しみの渦中にいる時はそんな事思わないけれど。
ああ、今私は悲しいんだな、苦しいんだな、とかって自覚してみる事って大切なのかな。自分の心と向き合う時間を待つ事。悲しみや苦しみにとことん浸ってみること。
そういう風に、気持ちがあるって事自体が生きているって事なんだよね。肉体が死んでいたら、もちろん何も感じる事はない。肉体が生きていても心が死んでいたら、同じく何も感じないだろう。
心がビシバシ何かを感じるって、敏感であるのって、心がすごく生き生きしているって事なんだろうな。心が生きたがってる感じ。
繊細で傷付きやすい人とかは、わざと心の動きを鈍らせる事も必要なのかな。訓練なんだろうけど。
ウィスットポンニミットさんの言葉は、いつも忘れていた何かを思い出させてくれる。
子供の頃に教えてもらったような、優しい言葉。
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