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#09【退職】わたしらしくいられる場所へ(最終回)

こんにちは。hamuです。

今日、退職した派遣先の上司のもとへ、最後のご挨拶に行きました。1カ月ぶりに行く会社で、退職日から10日後のご挨拶。こんなタイミングで1人で挨拶に行く意味はあるのかな…?行ってみたら、どんな気持ちになるんだろう…?

会社への道中ずっとモヤモヤと考えていましたが、挨拶は無事終えることができました。そして、挨拶を終えて分かったことがあります。「やっぱり辞めてよかった」ということです。

そう思った理由は何なのか。今回は最後の挨拶と、それに関連して気づいたことを綴っています。

改めて会社に行くと…

会社に着くと「目が虚無」になっていた

電車代節約のため、片道30分徒歩で会社へ向かいます。いつもこの風景で通勤していたたな…なんて考えると、働いていたころが鮮明に思い出されます。会社前に着くころ(あ、また目が虚無になってる…)と気づきました。

「目が虚無になる」というのは、わたしのメンタル指標で一番つらい状態のときになるもの。具体的には自信がなくなり、やる気が出なくなり、自分がなんのために存在しているか分からなくなってしまう…というヤバめのメンタルです。

会社に着くなりこの状態ということは、やっぱり「休職→復職」という計画には無理があったということを再認識しました。

1カ月ぶりに上司に会って…

「目が虚無」になっていても、きちんと挨拶はしないと…。退職日を過ぎているので来訪者として会社に入り、上司を待ちます。

予定の時刻になり上司がやってきました。1カ月ぶりに会った上司からまず言われたことは、業務体制について。

「体制の変更や業務内容については派遣会社さんにも伝えたとおり、今のやりかたで続けることになる。」

とのこと。わたしのストレスの原因は「業務体制」となっていたため、その点についてもう一度説明を受けます。

最終的に、環境が変わる予定がないのに復職して、あまり良い結果にはならないと思ったから今回の結末になった、的なことを言われましたが、なんだかあまり頭に入ってこず…よく分かりませんでした。

肩の荷がおりた…(?)

説明後「何か言いたいことはありますか?」と聞かれたので、突然辞めることになって申し訳ない、ご迷惑をおかけしたと伝えたところ、

「もともと+アルファの仕事をするチーム、今のところhamuさんが抜けても問題はないので気にしないでください。」

とのこと。なんだか拍子抜けな感じ?でしたが…肩の荷がおりました。もともと派遣だし、わたしが気にするようなことは特にないんだ、辞めて自分が楽になれたからそれでよかったんだ、と思うことにしました。

つらかったのは「自分らしくいられないこと」

自分がありたい姿

上司との話は10分もかかりませんでした。運動&節約のため、買えりも電車は使わず徒歩で帰宅します。歩きながら、「目が虚無になる」ほどつらかった理由を考えました。

「結局、何が一番つらかったんだろう…」

ストレスに感じていたことはいろいろありますが、今振り返ると一番つらかったのは「ありたい自分の姿でいられないこと」だと思います。

わたしは人と関わり合いながら働くスタイルが好きです。相談したり、教えてもらったり、一緒に考えたり、自分が分かることは教えたり…そういう「支え合う」働き方をしてきました。

正解にこだわるのではなく、「こんな方法もありだよね」「こういう意味でも受け取れるよね」そんな風に考えながら人と協力して働く。

自分が仕事をするうえで大事にしているスタンスの1つであり、そういう働き方する自分でありたいと思っています。

理想と現実のギャップがストレスに…

しかし今回の職場では、自分をそのような働き方にもっていくことができませんでした。自由に考え行動して良いと言われていたものの、基本的には「正解」が存在し、それを知っている人たちに従うスタイル。

最初は自分で考えたり、工夫したり、相談もしていまいした。でもそれらがやんわりと否定され続けることで「考えても意味がない」と感じるようになっていき、やる気の低下や自己否定へとつながっていきました。

本当はもっと明るく人と関わりながら働きたいのに、それを抑えて同調することばかりに徹している自分が嫌で、でも「そういうもんだ」と割り切ってやるしかなくて。

ぐるぐる、もやもやしているうちに自分の明るさすら忘れてしまい、「目が虚無」になってしまったのです。

わたしらしくいられる場所

モヤモヤ考えながらも、無事帰宅。お昼ご飯を食べて、引き取った私物を整理、一息したらやりかけのライティングの仕事をします。

夕方には旦那さんが帰ってくるので、洗濯ものを取り込んでお米を炊く準備。スキマ時間にリングフィットもします。(脱運動不足…!)

いろいろしているうちにモヤモヤは忘れ、気づいたら「今のわたしの生活」に戻っていました。「目が虚無」状態も、もちろん治っています。

何気なく1日が過ぎていきますが、今の生活スタイルがわたしらしくいられる場所(=自分の居場所)なんだと思います。

無理をして周りに合わせたり、納得いかないことを「そういうものだ」と我慢したり、そういうことをしなくていい場所。

一緒に悩んだり考えたりしてくれる旦那さん、姉妹、友だちがいて、そういう人と関わりながら過ごせる生活。

メンタル不調に陥りながらも、なんとか自分の場所に戻ってくることができました。仕事を続けられなくても、収入が減っても、前向きな気持ちになれるのは、そいういう場所に戻れたからだと思います。

最後に

今日の記事で、わたしの「会社員を辞めるまで」の話は最後となります。引き続き、仕事とメンタルについてはいろいろ綴っていきたいと思うので、不定期ですが更新はしていこうと思います。

この記事が1人でも多く、仕事とメンタルについて悩んでいる方に届き、なにかのお役に立てばうれしいなと思います…(˘ω˘)

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