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次女がくれたりんご

長男が生まれる前のこと
次女は健診
長女は園でお弁当を持っていく日があった
次女は登園しないがせっかくなので次女の分もお弁当を作って健診へ向かう

無事に健診を終えて長女のお迎え前にせっかくなので海が見える場所で2人でお弁当を食べようと話して向かう

意外となかなか取れない次女と2人だけの時間
姉と3人でいるときはわちゃわちゃした感じになるのだが2人だけでいると穏やかで心地よい時間が流れる
次女の嬉しそうな表情をみると母も嬉しくなる

「自分でやるの」の一言も今は余裕で受け答えられる
むしろやりたいんだねと後押しさえ出来る

一緒に海やお弁当の話をしながら食べる
「お母さんりんご無いの?」次女が言う
「無いけど良いんだ」と母
最後に残ったお弁当に入ったりんご
「じゃあ りんごあげるね」と母にくれた

大人からみるとたかがりんごと思うかも知れないが
子どもにとっては今ここにある大事なもの
その大事なものを分け与える事をする

その気持ちが母は何より嬉しいんだ

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私が子どものとき
大切な人に誕生日プレゼントを渡したことがある
自分なりに選んだ
「喜んでもらえたら嬉しい」
「どんな反応をするかな?」 
子どもながらにそんな期待をして渡したがあまり喜ばれなかった(^-^;  若干苦笑い(笑)
その方の価値観としては「自分がほしいものをもらいたい」だったようだ

人の価値観って色々あるし
良い悪いではないけれど
私の子育ての想いとしては
自分が渡したもので喜んでもらえた経験は人の為に何が出来るかな?が考えられる心に繋がると思っている

3歳の子が気持ちを込めたくれたのが分かる
他にも連になっているお菓子を
「4つあるからお父さんにとっておこう」と提案したり
おやつを母の口元に持ってきたり(これはちょっと次女の圧があるw)

こういう純粋な心がこもったものが私は何より嬉しい

ゆったり流れる次女とのキラキラな時間
今しかない大切な時間

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