マガジンのカバー画像

高尚ギャル

5
運営しているクリエイター

記事一覧

感情が読めない男と・吉祥寺

感情が読めない男と・吉祥寺

2018年秋、1人の男の子と付き合っていた。
感性と見た目が好みだったので、一緒にシーシャを吸った帰り道に勢いで付き合って欲しいと告げたら付き合えることになった。
お互い文章を書く人間で、そこも好きだった。彼のブログは周りくどく難しいねちっこい言葉でカルチャーだったり男とか女とかに言及していたりしたけど、そういうところも好きだった。
吉祥寺に住んでいて、当時江古田に住んでいたわたしはちょいちょい彼

もっとみる
桜とおじさんの街・中目黒

桜とおじさんの街・中目黒

中目黒に行ったことは思い出せても3回くらいしかない。大学生の時に住んでいた練馬区の街からは少し距離があったし、なにより中目黒に行く用事が何もなかった。

1回目は、当時三軒茶屋あたりに住んでいた彼氏と池尻大橋で待ち合わせをして目黒川の桜を見に行った時だ。目黒川が桜で有名なことは知っていたが、彼氏と桜を見に行った時はすでに散りかけていて、美しい桜でも褪せて見えていた時期だった。川沿いに宴会する人たち

もっとみる
パンダ号の街・上野

パンダ号の街・上野

上野発の夜行列車降りた時から、青森駅は雪景色・・・。

この有名な歌にもあるように、わたしの地元である青森と東京都上野は切っても切り離せないような土地である。夜行列車がまだ走っていた時は始発駅と終点であったし、今でもやっすい夜行バスは東京行きのものは上野でおろされてしまう。(しかも名前がパンダ号という田舎者をなめくさっている名前だ)

けれども、東京に上京してきて特に上野に行きたいと思ったことはな

もっとみる
二面性が強い街・中野

二面性が強い街・中野

わたしが今住んでいる街には、大きな二面性が存在している。所狭しと並んだ居酒屋やガールズバー・キャバクラがひしめく北口と、マルイがそびえたっていて居酒屋は申し訳なさそうに駅前にちらほらとしかない閑静な南口。その大きな二面性に強くひかれたのかもしれない。

大学四年生になる少し前にメイドカフェのバイトを中野で始めた。バスで北口に降り立って、バイト先に向かう。来る客はサラリーマンや、どこで収入を得ている

もっとみる
ピンクネオンの街・新宿

ピンクネオンの街・新宿

新宿にはいろんな思い出がありすぎる。
歌舞伎町のラブホでバイトを一年くらいしていたし、
朝まで飲み明かしたり、昼から安いラブホに行ったり、
深夜にクラブで会った人と夜通し遊んだりした。全部しょうもないようで確かに覚えている記憶だ。

新宿のすごいところは二十四時間街が生きているところ。これは、すべての街に言えることではない。新宿だからこそだと思う。
例えば午後六時に集合して終電で解散することもある

もっとみる