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採用に失敗するための必勝法

ネットには採用を成功させるためのノウハウはたくさん落ちているのに、失敗するためのノウハウはあまりない。採用に失敗したい担当者の方もいらっしゃると思うので、一肌脱ごうというのが本記事の主旨である。

かくいう私もかつて新卒採用をやっていたころに、例年以上の予算を使って例年の半数しか採れなかったという経験があり、微力ながら採用に失敗したい皆さんのお役に立てることと思う。

面接までのハードルは高くしよう

会社の規模や知名度にもよると思うが、応募してきた全員と面接する余裕のある会社はそう多くはないだろう。つまり面接前にどれだけ候補者を絞れるかが肝要である。内定したところで入社する気もない冷やかし応募の人もいるであろうから、面接までのハードルは高い方がいい。当然履歴書は手書きで郵送にすべきだし、どれだけ意欲があるのか作文を書かせてもいいだろう(当然それも手書き指定だ)。字が汚い人や応募動機が短い人は、どんなに職歴が自社の採用したいポジションにマッチしていもその時点で不採用である。

面接では熱意を確かめよう

応募者にどれだけの能力があるかは些末な問題である。一番大事なのは熱意があるかどうかで、熱意がないように見える応募者は入社したところですぐに辞めてしまうので採らない方がいい。どれだけ熱っぽく夢を語れるかで熱意を判断するのがいいだろう。声の大きさや顔つきも判断材料になるだろう。理屈っぽい応募者は、入社後会社の課題ばかりを指摘してくることになるだろうから、採用は避けるのがよい。

本人の希望を100%叶えよう

特に新卒採用においては、本人の希望を100%叶えてあげるのがよい。熱意のある応募者は愛社精神が高い。希望を叶えるという形でその愛社精神に報いるべきである。配属においては上司との相性などは気にせず、本人がやりたいという仕事をさせる方がいい。昨今は売り手市場でもあり、新人の採用が難しい。早期離職を防ぐためにも、好きな仕事をしてもらおう。大切なのでもう一度言うが、上司の育成能力や部署の人間関係は一切気にしなくてよい。

採用は人事だけでやろう

他部署と協力して採用を進めるなど言語道断である。ただでさえ忙しい他部署の業務負担を増やすことになるし、他部署に手伝ってもらうということは人事としての仕事を放棄しているに等しい。採用にまつわる知識は人事の方があるのだから、手伝ってもらうとかえってよくない。「人手が足りない」と言っている部署は業務効率化のための工夫が足りない可能性が高い。そうした部署の声などを聞き取る必要はないだろう。


以上が採用に失敗するための方法である。
ぜひこれを参考に思い通りの採用をしてほしい。

あとがき
DHCの通達を読みすぎてこんな内容になりました。

(どみの)

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