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【趣味の時間】万年筆沼の入り口を覗いてみませんか?

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万年筆ってすごく堅苦しいイメージありません?文机の前で姿勢を正して、原稿用紙に向かってペンを滑らせ熟考して練られた文を書き記すみたいな。 その私のイメージをぶちこわしたのが、某… もっと読む
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2022年3月の記事一覧

ペリカン万年筆 クラシックM205 買った。綺麗。心がポカポカする。

生きるということは乾くことだ。その乾きを潤すことが最も大切である。 そんな訳で、人生に潤いを与えてくれる万年筆を買った。税込14080円。 貧乏大学生には高いが、後悔はしてない。うそ、少ししてる。でも、後になって悔やむということは前に進んだということ、前進した自分を褒めよう。 せっかちな方へ オススメポイントと基本情報を 御託は良い、という方々のためにオススメポイントと基本情報を先に伝えておく。どうぞよしなに。 ・スラリとした書き味。スルスルと書ける ・圧倒的美麗デザイ

万年筆、始めました。

「字がとても綺麗で、読みやすいですね。」 思いがけずこんなふうに頻繁に誉めてもらえるので嬉しい。数少ない私の長所だ。 実際カルテなどを読んでいて「いや〜、この人、字が綺麗でなーんて読みやすいんだ」と思っていたら、最後に自分の苗字が書いてあって驚いたことがある。 鉛筆は上手に持てない(こちらの記事参照)が、字が綺麗というのはいいことだなぁと思う。中身は別として、人に与える印象がかなり良くなる笑。 「書は人なり」という格言があるそうだ。私の友人の一人は、非常にダイナミック

万年筆が趣味になった話ー③セーラーの万年筆を集める

2021年の年末に、一冊の本に出合った。 https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07Q8SPGB1/ref=tmm_kin_swatch_0?ie=UTF8&qid=1648390867&sr=8-1 文具の伊東屋が万年筆の紹介を目的に書いた本だと思われるが、その中でこんな記載があった。 "最初の試し書きでお勧めしたいのは、国内製の一万円台の万年筆です。(中略)パイロットコーポレーションの「カスタム74」、セーラー万年筆の「プロフィットスタ

万年筆を手に入れた。

最近、万年筆がブームなのでしょうか。 書店や文房具屋にも特設ブースが設けられているのをよく見かけております。 ご多分に漏れず僕も最近、万年筆を一本手に入れました。 これまで安物の万年筆は何度か使ってみたことがあるのですが、どうも書き味が好きになれず、憧れはあったものの諦めていました。 しかし今回、思い切って一万円以上の万年筆を買って使ってみたところ、とても書き心地が良かったので驚きました。 これは沼の予感。笑 普段から紙にペンで書くことが多いので、お気に入りの文具と

万年筆が集合です。。〜職場、書斎、手帳に分散する16本の相棒たち〜

1.価格順に整列 〜左2本以外は廉価版万年筆にこだわり続けた〜表紙写真にも使用した配列です。 価格順。 言わずと知れたスーべレーンが私の筆頭。 次は、震災の年に購入したプラチナ3776センチュリー。  その次が、TWSBI DIAMOND。ここからは、なんと1万円以下廉価万年筆が連なるわけです。 特に、中華万年筆の旅は、2021年のテーマでした。 2.それぞれの万年筆の役割と配置こんな感じに3つに分類してみました。 「配属」という分類です。 ①家万(家にある万年筆)

万年筆(インク)沼にははまらないと言ったな。あれは嘘だ。

前回の記事どうも。フラグをまた回収してしまった筆者です。 Reddit民のせいで見事に万年筆とインク沼に入りかけています。順を追って説明しますね。 Redditとは?アメリカの巨大インターネット掲示板です。 筆者はここでときどき外国人たちの議論を眺めたり、参加したりしているのですが、中でもお気に入りなのが万年筆関連の話題をするスレッドです。 新しいペンやインクを買ったり、万年筆で書いた文字やイラストの写真を投稿したり、「おすすめのペンは?」などの議論で盛り上がったりしている

万年筆が趣味になった話ー④万年筆の魅力の一つは、用途に応じて使い分けができることだと思う

結局、パイロットとプラチナの万年筆も購入 セーラーの万年筆を買ってからしばらくして、(はじめから分かっていた事だが)「万年筆バイブル」(③参照)で紹介されていたパイロットとプラチナの万年筆がどのようなものか気になり始めた。 で、数日後には手元に収めていた。 パイロット製万年筆。左3本がCUSTOM74、右端がCUSTOM HERITAGE91 パイロットからは、まずはじめにCUSTOM74を2本、オーソドックスな青と、色合いが気に入ったターコイズを購入した。 ターコイズ

万年筆が趣味になった話ー②LAMY アルスターを集める

初めての万年筆であるLAMYのアルスターを手に入れて1カ月、当然というかなんというか、本数を増やしたくなってきた。 特にLAMYはカラーバリエーションも豊富で、機能は一緒だとしても違う色も保有してみたい・・・と考えたのである。 そこで初めての1本を買った翌月の2月、新たにVibration PinkとGraphiteの2本、そしてLxのゴールドを購入した。 最初のアルスターから1ヶ月、購入した3本 僕としては機能、ペン先の細さも同じものと思っていたのだが、ニブの調整が少し

万年筆が趣味になった話ー①最初の一本の購入

「いつから万年筆に興味を持ったんですか」そう聞かれたらまず思い出されるのは、10何年も前の大学生のころの記憶だ。確か大学2年生のころ、仲の良かった友人が「俺最近万年筆に興味があるんだよね」というような話をして、黄色の万年筆を使ってノートをとっていた。おそらくLAMYのサファリ(※1)だったと思う。 その時は「万年筆なんて手間がかからないか」といったような感想しか持たなかった。受験生のころからの名残で、軸が太めのシャープペンシルに「2H」という普通よりも固くて色の薄い芯で、これ

最初の金ペン万年筆で最高の1本に出会ってしまった

左利きに合う金ペンに出会いたい2016年ごろ、手帳にハマっていた私は、「手帖サロン」というオフ会に参加していた。手帖サロンという名前ではあったが、文房具全般が好きな方の集まりだったので、参加者が持参した文房具をいろいろ触らせてもらえたのだ。 大量の万年筆を試筆できる機会があり、その佇まいに惹かれてしまい、自分の万年筆を買うことに決めた。 とりあえず手に取りやすい価格の万年筆からチャレンジしてみた。固めのステンレス製のペン先はカリカリとした書き心地。悪くはないが、独特のしな

アウトプットは万年筆で

「企画」は、私にとって重要な仕事です。 企画については、別の機会でご案内したいと思いますが、ここでは企画を立てるときの重要な道具について書きます。 企画書を作成する前に、企画を立てます。当たり前ですね。企画が出来ていないのに、いきなりPowerPointで作り始めることはできませんね。(ちなみに私はPowerPointでは企画書を書きません) 企画を立てるとき、私は紙とペンを使います。頭の中をアウトプットするには、ペンがしっくりきます。ペンと言ってもいろいろありますが、

カヴェコ 限定万年筆を購入しました

わたし史上最高額の万年筆AURORAのトロピチを購入したのだから、万年筆熱は終焉を迎えた……。 はずが、ところがどっこい、全然収まってなかった。 買ってしまいました。 カヴェコの新作 Kaweco Collection Iridescent Pearl イリディセント パールを Kawecoとは ドイツの万年筆メーカーです。1976年に廃業したのですが、根強い人気もあって1995年に他社からデザイン復活したのです。 わたしがカヴェコという万年筆を知ったのは2015年

2021年に買って良かったもの筆記具編 <万年筆パイロット、木軸ペン野原工芸、万年筆AURORA、番外編でCROSSボールペン>

こんばんは!ノダです。わたしはNAGASAWAオリジナルデザイン測量野帳で購入筆記具を管理しています。 この野帳、測量士が屋外でサッと書き込めるように作られたミニノートです。NAGASAWA.verは万年筆のペン先が箔押しされているのですよ。ペンショーで見た瞬間使い道が決まって即購入。 わたしの万年筆沼浸かり度は沼のほとりで、沼地の深さや色を測っている程度です。測量野帳は薄いしページ数も少ないので自分備忘録にぴったりだ。 購入した筆記具の感想、シリーズ名、ニブの太さなどを

万年筆を買ってしまいました。(日販 フォンテ クリアグリーン)

海外万年筆の沼を彷徨いながら、情勢悪化や為替変動も鑑みた中で足元の国産を歩いてみようという気持ちになっています。 そうして、今回買った「日販 Fonte」は、初使用ながらも十分コスパ以上の満足感を与えてくれました。 さすが、日本製。このあとの沼淵を彷徨う旅にもはずみがつきました。 1.まずは、Kakunoのレビュー。ペン先選択を誤ったようだ。絶賛されていたKakuno。前評判通り、初心者には特に扱いやすい万年筆だと思います。使用感としては申し分なし。 ただ、好みと使用の