KaW

IT関連を生業としていますが、それにとどまらず趣味や考えたことをつらつらと。

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最近の記事

Aさんに捧ぐ

ひょんなきっかけからお世話になった前職の超偉い人と再会し、ランチでもどうですかと某ホテルの中華料理屋に誘われた。お互い忙しい身なので60分で前菜からデザートまで全て出してもらうよう頼んで始まったフルコースの味は、数日経った今はもはや記憶にも残らないくらいになってしまった。 だがその席で知らされた話題は、ふとした時にも思い出すのだろう。 話題が前職での思い出話になった時、あるプロジェクトの当時のトップだったAさんの話をした時だ。僕の目の前に座っていた偉い人はこう言った。 「

    • 万年筆が趣味になった話ー⑥インクの話

      本題の前に… 万年筆についてのnote記事を最後に書いたのは10ヶ月ほど前と随分間が空いてしまいました。その間多くの人に読んでもらい、スキを頂けたのは大変ありがたいです。ありがとうございます! さて、今回は6回目、インクについての話をしようと思います。万年筆自体はもとより、各社ともそれぞれ魅力的なインクを市場に放っています。僕ももれなくコレクションしています。 買い始めのきっかけはパイロットの色彩雫シリーズ。これとセーラーの四季織はどうしても集めたくなってしまうのは僕だけ

      • 新幹線の中でふと思ったことを書いてみる

        英語の学び直しのつもりで受講していた代々木ゼミナールの講義の中で、浪人生時代から尊敬してやまない富田一彦先生が以下のような雑談をしていた。 "子離れできない親が多いんだってね。 みんなは大丈夫?あれは思うにお前達がいけないんだよ。全然反抗しないでしょ。高校生になるまでに1人で泊まりがけで旅行行ったことある?最近ないんだってね。 私は小4の時に初めて北海道に旅行に行った。許してもらえるんですかって?くれる訳ないじゃないの。行っちゃうんですよ勝手に。もう帰ってきたら折檻ですよ

        • 万年筆が趣味になった話ー⑤中国製万年筆に触れる

          中国の万年筆が結構良い、という話を目にしたのは1か月ほど前、つい最近の事である。最近はペン自体のコレクションもさることながら、興味はインクに移っていたのでどうしてもペン自体の本数が必要になっていた。 詳しい方は当たり前のようにご存じのだろうが、万年筆を使うにはいくつかルールのようなものがある。ペン一本に対して、使えるインクは1種類。インクの種類を変える場合はしっかり洗浄してからインクを充填しなければならない。 そして、あるメーカーの万年筆には同じメーカーのインクを使うのが

        Aさんに捧ぐ

        • 万年筆が趣味になった話ー⑥インクの話

        • 新幹線の中でふと思ったことを書いてみる

        • 万年筆が趣味になった話ー⑤中国製万年筆に触れる

          万年筆が趣味になった話ー④万年筆の魅力の一つは、用途に応じて使い分けができることだと思う

          結局、パイロットとプラチナの万年筆も購入 セーラーの万年筆を買ってからしばらくして、(はじめから分かっていた事だが)「万年筆バイブル」(③参照)で紹介されていたパイロットとプラチナの万年筆がどのようなものか気になり始めた。 で、数日後には手元に収めていた。 パイロット製万年筆。左3本がCUSTOM74、右端がCUSTOM HERITAGE91 パイロットからは、まずはじめにCUSTOM74を2本、オーソドックスな青と、色合いが気に入ったターコイズを購入した。 ターコイズ

          万年筆が趣味になった話ー④万年筆の魅力の一つは、用途に応じて使い分けができることだと思う

          万年筆が趣味になった話ー③セーラーの万年筆を集める

          2021年の年末に、一冊の本に出合った。 https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07Q8SPGB1/ref=tmm_kin_swatch_0?ie=UTF8&qid=1648390867&sr=8-1 文具の伊東屋が万年筆の紹介を目的に書いた本だと思われるが、その中でこんな記載があった。 "最初の試し書きでお勧めしたいのは、国内製の一万円台の万年筆です。(中略)パイロットコーポレーションの「カスタム74」、セーラー万年筆の「プロフィットスタ

          万年筆が趣味になった話ー③セーラーの万年筆を集める

          万年筆が趣味になった話ー②LAMY アルスターを集める

          初めての万年筆であるLAMYのアルスターを手に入れて1カ月、当然というかなんというか、本数を増やしたくなってきた。 特にLAMYはカラーバリエーションも豊富で、機能は一緒だとしても違う色も保有してみたい・・・と考えたのである。 そこで初めての1本を買った翌月の2月、新たにVibration PinkとGraphiteの2本、そしてLxのゴールドを購入した。 最初のアルスターから1ヶ月、購入した3本 僕としては機能、ペン先の細さも同じものと思っていたのだが、ニブの調整が少し

          万年筆が趣味になった話ー②LAMY アルスターを集める

          万年筆が趣味になった話ー①最初の一本の購入

          「いつから万年筆に興味を持ったんですか」そう聞かれたらまず思い出されるのは、10何年も前の大学生のころの記憶だ。確か大学2年生のころ、仲の良かった友人が「俺最近万年筆に興味があるんだよね」というような話をして、黄色の万年筆を使ってノートをとっていた。おそらくLAMYのサファリ(※1)だったと思う。 その時は「万年筆なんて手間がかからないか」といったような感想しか持たなかった。受験生のころからの名残で、軸が太めのシャープペンシルに「2H」という普通よりも固くて色の薄い芯で、これ

          万年筆が趣味になった話ー①最初の一本の購入