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お話を書くのはやっぱり楽しい
お久しぶりです。
ふらりと帰ってきて書き始めてみた。
最近、またお話を書き始めた。
とは言っても漫画の二次創作ではない。
元々相方と二人でやっていたクトゥルフ神話TRPG。そこで自ら生みだした探索者(プレイヤーキャラクター)の背景を考えていく内に、いつの間にかゲームプレイよりも創作世界を広げていくことにハマってしまった。
最初にキャラクターの街ができ、それを挟むように隣町が誕生。組織や教団が生まれ、内部抗争や対立、秘匿組織ならではのパトロンの存在ができた。
二人で生み出した探索者とNPC達は現在90人ほど。
このまま100人を目指したい。
なお、この創作の詳細はどこかに公開する予定もつもりもない。完全に二人きりで楽しんでいる。
そんなこんなでキャラクターや設定が生まれたら、次に手を伸ばしたのはやはり読み物を書くことだった。
文字が苦手な相方から「書いて欲しい。読みたい」と言われ、だったらやってやろうじゃないかと気合が入った。
しかし、やっぱり数年のブランクがある所為か納得できる書き方ができない。表現も語彙力もどこか稚拙に感じる。説明的で面白くない。
数年前に初めて自分が製本した時の話を読み返す。
「これ本当に自分が書いた?」と疑うくらい納得の一品だった。やはり書かなければこんなに変わってしまうのかと驚いた。
自分のパソコンに保存されたデータを読み返す。
好きだった作家さんの話を読み返す。
また自分で書いてみる。
読んでみる。
書き直す。
そうして完成した久々の物語は、満足のいく仕上がりとなった。
ショートストーリーや短編小説と呼ばれるほどの5000〜1万文字しかないお話だったが、読書の習慣がなく国語も本も苦手な相方からするとこの量がちょうど良いらしい。
「1万字超えたら頭がパンクして読めない……」
「でも読みたいから文字に慣れたい」
そう話す相方は、精神に効く薬だからと言ってぷらいべったーにあげた物語を毎日読んでくれている。
嬉しい。
そして私は、完全オリジナルの物語作りにも手をつけ始めた。
今までも何度か書き始めたことがあったが全て頓挫している。理由はすぐにわかった。シリーズ物を書こうとするからだ。
シリーズは伏線や登場人物も多く、そもそも世界観の設定が甘いと簡単に破綻してしまう。「あんなシーン書きたい」「これ書きたい」という気持ちがフライングスタートを決め込む所為で、後々の展開や設定に詰まってしまうのだ。
だから、まずはショートストーリーから始める。
そこから長く続けたいものが生まれたら続ける。
短くともまとめる力をつけていこう。
そう考えたら、少しだけ文章が書きやすくなった。
文才なんてないかもしれないけれど、やっぱり物語を書くのは楽しい。終着駅はいつもここだった。
そして私のweb閲覧履歴には、最近コンクールや作品募集のサイトが並ぶようになった。
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