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足して二で割れたらいいのにね

素敵なイラストをフォトギャラリーよりお借りしました。かわいい。

さて、今回のタイトルは同性パートナーとの口癖から。
どうしてこれが口癖?
答えは簡単。

私たちは0か100。
一本線を引いたら、一番端と端に立っているような真逆のタイプだから。

よく漫画や小説、ドラマなどの作品で使われる言葉。
「正反対の二人が……?!」
まさにそう。


◇身体面

二人の身長差は7cm。
彼女は童顔で小柄。
仕事帰りの夜中に職質をかけられること数回。
仕事場のお客さんからは十代だと思われていた。
年下の社員からも自分より年下だと思われているそう。
でも筋肉は凄い。
科学館にある握力測定の40㎏の重りを片手で上げた。

一方、私は骨太の老け顔。
肩幅もにゃーちゃんの二倍。
中学生で高校生だと思われ、高校生では母の頼んだ酒が私の前に置かれた。
家族で旅行に行けば旅館の方に「奥様」と呼ばれた。
驚くほど筋力がなく、私が両手を使っても彼女に片手でねじ伏せられる。



にゃ(以降N)「肩幅足りなくてシャツの肩が余りまくる!リュック落ちる!年齢確認も職質もある!」

はむ(以降H)「肩幅ありすぎてシャツの肩はジャスト!パフスリーブ着たらガンダムになる!同い年に見られない!」


「「足して二で割りたいね」」


それから、声。

彼女は高めですごく通る声質。
合唱だとソプラノにいた。

私は低くて通りにくい声。
合唱だとアルトかバスにいた。


「「足して二で割りたいね~~~~」」


そのほかいろいろ。
彼女はAPP15で私はAPP8だと思う。

◇内面

違いは見た目だけじゃない。
中身も正反対。

私はO型。
生活面で雑なことが多く、何かとやらかす不器用。
少々タオルの畳み方が違っても気にしない。
よっぽどじゃない限りあまり人に怒ることはない。
物忘れも多い。
何に対しても一途。
何でも食べるが米が好き。
食べたハンバーガーの包み紙はくしゃっとするタイプ。
思考・感じ方をよく話す。
学生時代、国語英語など文系が得意。

彼女はAB型。
こだわりが強く、きっちりしていないと気が済まない。
シャワーのホースがねじれているとブチ切れる。
でも変な所で雑。
TPOを弁えられるが基本瞬間湯沸かし器。
記憶力がいい。
とても飽き性。
偏食で米よりパン。
食べたハンバーガーの包み紙は綺麗に四つ折りにする。
事実・出来事をよく話す。
学生時代、数学化学など理系が得意。


びっくりするほど違うタイプ。
思ったより沢山出てきた。


N「人間のコンプレックスを足して二で割って平均化できたらいいのに」
H「それこそSF映画みたいにカプセルに入ってウィーンってね」
N「肩幅と身長ちょうだい」
H「肩幅は両方半分つけてあげるけど身長はだめ」
N「この身長で肩幅だけ増えたらほんとに小型のガンダムじゃん」


そんな会話を日々繰り広げている。



そういえば昨日、Twitterで自分の性格履歴書というものが回ってきた。
質問に答えていくと自分の性格を記した履歴書ができあがるらしい。

二人でやってみた。

私の活力年齢(低いと活発、高いと覇気がない)は48歳。
女性的。

彼女の活力年齢は22歳。
男性的。

また正反対。
彼女的には「実年齢よりも精神年齢の高い人が相手じゃないと無理だからこれでいい」らしい。


◇仲良くいられる理由


自分の欲しいものを相手が持っている。
性格も好きなものも生きてきた環境も正反対。

それでも上手いことやれているのは、許容と尊重があるからだと思う。

よく、お互いの好きなものや嫌いなもの、考え方について討論する。
あれは許せるけどこれは許せない。
私は気にしないけど相手は気にする。

二人の着地地点を全く一緒にすることはできなくても
ラインを知って、できるだけ近づけることはできる。

怒りを長期間持ち越さないことも良いのかもしれない。
嫌ならその場で注意しあう。
機嫌が悪い時はそっとしておく。
怒るタイミングも相手の事情を考えた上でする。
感情的にならない。
八つ当たりはしない。

これ大事。

彼女は怒っても数分後にはけろっとしているし、私もあまり引きずらない。
それでバランスが取れている。


あとは最後に一番大事なもの。
自分にないものを持ち、大事にしている相手だからこそ好きという気持ち。
これは大前提。



ここまで書いて気づいた。
もしやこれは

「足して二で割る」

を実現できているのでは?



これが正解なら、機械に繋がれたカプセルに入らなくてもよさそうだ。




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