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公開した記事100本以上!執筆してくれた社員メンバー50名!Hameeが企業noteを1年間続けられた3つの理由。

2020年12月からnoteをはじめたHameeですが……

なんと、1年以上コンスタントに記事を公開し続けることができました!!

公開した記事は100本以上。記事を執筆してくれた社員メンバーは50名
こりゃあ、すごいんじゃないでしょうか?

やると決めたのだから、続けるのは当たり前じゃん……と思われるかもしれませんが、情報発信をし続けるって意外と大変なんだよね……と共感していただける方も多いのでは?

今回は、noteでの1年間の発信を振り返って、「情報発信をコンスタントに続けることができた3つの理由」をお伝えできればと思います。

これから企業ブログを始めようとしている企業の方、やっているんだけど、なんだかうまくいってないんだよねという企業の方の参考になるといいなと思っています。

1.始める前に決めてよかった目的と数値について

企業での情報発信を行う際に、「どんなことを発信しよう」とか「どのくらいのPVを目指したいのか」などが話に上がりやすいと思うのですが。

それより何より一番最初に決めてよかったなと思うことは、「何のためにやるのか」と「どうなったら発信をやめるのか」という基準でした。

「何のためにやるのか」
これによって、どんな情報を発信するかが決まります。企業によって目的はいろいろあると思います。採用・広報・社内カルチャー形成・お取引様への情報発信など。

考えれば考えるほど、すべてのステークホルダーに見てほしい!そして、なんか効果が表れてほしい!と思っちゃうのですが(私が)。すべてを狙うと的がズレ、結局誰にも刺さらない記事になってしまうし、何より運営している自分たちが道に迷いそうだという懸念がありました。

結局、Hameeの場合は

◆目的
社内外にHameeの情報を発信していくことにより、ミッション共感の強い組織を作り、クリ魂を世の中に波及させていく。

ということになり、メインターゲットはHameeメンバーとしました。

「何のためにやるのか」というゴールを一つに決めることで、ゴールにたどり着くための道が決まり、道に迷いそうになったときに「○○だから、この記事は出さないor出す」という道しるべができたと思います。

「どうなったら発信をやめるのか」
これは、数字で基準を作っていました。Hameeの場合だったら「週1回記事を出せたかどうか」、そして見直しの期間は「3か月」。

なんで、PVやスキ数ではなかったのかというと、PVやスキ数は、コントロールできない数字だからです。どんなにいい記事だと思っても読み手の感情や行動はコントロールできません。そのコントロールできないことを目標にしてしまうと、目的とズレた情報発信になったり、何よりつまらなくなってしまうと考えたからです。

みんな忘れがちなのですが、やり続けないことには成功なのか失敗なのか判断することもできないですし、そもそも成功している状態がどういう状態なのかをあらかじめ決めておくことが続ける上での大きなポイントだったと思います。

情報発信を始める前に決めたことは色々あるのですが、続けられることに役立った2つの基準です。他に決めてよかったことは下記の記事で詳しくまとめているので、もしよかったらご覧ください。

2.「note=Hameeの皆のもの」というイメージにしたこと

noteを続けられたのは広報が頑張ったから!!なんて、カッコイイことを言いたいのですが、もう全くそんなのではなくて、続けられた一番の理由は社内の協力が最高だったからです。

「なーんだ。社内の協力なら会社によって、できる・できないが決まっちゃうじゃん」と思われるかもしれません。もしかしたらそうかもしませんが、協力してもらうための仕組み作りはどの組織でもできるかなと思います。

やったことはたった1つ。広報だけで発信しないということです。1人で週1で記事書いて公開ってできますか?できない、できない、できない、できない!ネタもなけりゃ、時間もないし、現実的ではない。

なので、noteを始める前に、記事を書いてくれそうな社内メンバーに「何のためにやるのか」を伝えて、書いてみない?とお誘いしました。書いてくれそうかどうかは、その人のキャラクターやチャット等の文章、SNS・ブログなどをしているかをリサーチして、このネタなら書いてくれそう。その情報をこの人に聞きたい!をピックアップ。そして提案しました。

広報メンバー以外の記事が10本ストックたまったところで、公式noteをスタートさせました。始める前は周りからいつ始めるんだ、まだかまだかと相当なプレッシャーを受けていましたが、「うるへえ!!ちょい待ちな!」とストックを貯めることを優先させました。

これは続ける上での心の余裕にも繋がったので、上司を制して、ストックを貯めて良かったと後々心から思いました。

お願いするにあたり、意識したことは文章を書くハードルを下げることです。わりと文章を書くことが多い広報業務をしている私でも、文章を書くことは苦手。伝わるかな?面白いかな?何から書けばいいのかな?なんて思うのは当たり前です。

Hameeの場合、noteを見てほしいメインターゲットはHameeの社員でした。

「自分に書けるかな?」「反応はくるかな?」と不安に思うことはあると思いますが、出した記事にどんな反応が来るのかは誰にも分かりませんし、顔の分からない人の反応を気にする必要もないです。

まずは「社内のあの人はどんな記事が読みたいかな?」「もしかしたらあの部署に自分の経験が参考になるかもな?」と隣で働くHameeのメンバーを思い浮かべながら、記事を書いてみてください。もし、よかったら思い浮かべたその人にどんな内容知りたい?って聞いてみるのもいいかもしれないね。なんてことを伝えていました。

また、気持ちの面だけでなく、テクニック面が不安な方もいると思うので、文章を書くための簡単な手引書を作り、共有しました。

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そんなことをしているうちに、段々と声をかけなくてもメンバーから「書いてみたけど、noteに掲載してくれる?」とか「今後、こんなイベントあるから書いてみようと思うんだけど」と声をかけてくれるように。

Hamee公式noteは、Hamee社員みんなの情報を発信するための場所というイメージを作ることで記事も集まってくるようになりましたし、声をかけても「書いてみる!」とチャレンジするメンバーが多いのかなと思います。

3.社内外から反応が多かったこと

嬉しい誤算だったのが、社内からも社外からもしっかりと反応をいただけるようになったことです。スキやPVは追ってないものの、想像以上に数値としても結果が出るようになり、何よりSNSやチャット、アンケートなどで「意味あるよ、見てるよ」と伝えてくれる方が多かったです。

Hameeの場合、執筆者が「noteを書いたよー」と社内共有するのですが、そのチャットからコミュニケーションが生まれることもあり、そのやりとりだけでも胸アツになります。

リモート環境でなかなかリアルでは会えないこともあり、noteを通じてコミュニケーションが生まれたり、他部署だけどその人の人となりを知るきっかけになっています

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そのやりとりやいただいた一言で「あー、やってきてよかった」とか「クリ魂が一つ増えたな」とか、noteを続けるエネルギーになりました。

【Twitterより】
・御社のことはnoteで知りました!発信大事ですね!
・いつも御社のnoteが素敵すぎて羨ましく拝見させてもらってます!
・Hameeさんのnoteはいつも参考にしているのでこれからも更新楽しみにしてます!

【チャットより】
・入社にあたって、Hameeのnoteの記事、たくさん参考にさせていただきました!採用試験受けてみようと思ったきっかけとして大きかったので、一方的にですが大変お世話になりました。
・入社前にみなさんのnoteを読んで気分を上げていました!

ここだけの話、書いたnoteが没になったり、発信することってそんなに求められていないのかもしれないと思ったときに続けていくのしんどいなーと思うこともありました。

でも、その度にいただいたコメントを読み返したり、ナイスなタイミングで周りの皆さんから「あのnote読んでるよ」「この間のnoteでこんな反応もらったよ」という反応をいただき、続けることができました。

ぜひ、自社や応援したい会社がnoteやブログをやっている場合は、「スキ」「いいね」などのスタンプ一つでも押してあげて、発信を続けるエネルギー(元気玉みたいな)を届けてください。運営者は泣いて喜びます。

まとめ。力まないことis大事。

会社として情報を発信するって結構プレッシャーです。見てもらえるかな?読みやすいかな?と、考えれば考えるほど、公開するのが怖い。

アレもしなきゃいけない、コレもやったほうがいいと方々からアドバイスやご意見をいただき、まさに思考回路はショート寸前です。

例えば、
・書きたいと言ってくれたメンバーの書くスキルは個人差があって、どこまで広報としてアドバイスをすればいいのか悩む。
・noteをやるなら、拡散するためにSNSは必須でやらないと社外の人に見てもらえない。

など、noteを始めた頃は、そんなことを考えていました。しかし、「何のためにやるのか」を決めていたことで、あまり気にしないようになりました。

Hameeの場合、読者のメインターゲットはあくまで社内。
書くスキルに関しては、多少荒々しくても、執筆者の個性やキャラクターがわかったほうが親近感が湧くし、コミュニケーションのきっかけになるかなと思いました。

SNSに関してはやらないよりやったほうがいいけど、noteを始めるタイミングでやらなくてもいいかな。まずは社内の反応をしっかりいただいた上で、SNSでも発信していこうとなりました。実際にSNSでの発信を強めたのはnoteを始めてから半年たったタイミングでした。

コロナによって、Hameeの働き方はリモートとオフラインのハイブリットになりました。リモートがメインで働くメンバーが圧倒的に多い中で、メンバーを知る機会は少なくなりました。

Hameeのメンバーは、幅広い年齢層、職種も多種、バックグラウンドも考え方も多様で、そこが魅力の一つだと考えています。自分にないものを持っているメンバーが周りを見渡せば沢山いる。noteを一つのきっかけとして、リモート環境の中でもお互いを知り、自分のクリエイティブ魂に火をつけ、社内外に波及させていけるといいなと思っています。

まだまだ改善できることは沢山ありますし、より良くもっと良くをモットーに、皆さんの感想やご意見をいただきながら、今後もnoteでHameeの魅力を発信できればいいなと思っています。

とりあえず、「継続★祝1年」
2年、3年と続けられるように、今後も応援よろしくお願いします。

◆記事を書いた人

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PROFILE:武井 裕夏(たけい・ゆか)
人事・広報担当。オフィス移転を5回経験。
何かに迷ったら「やりたいことやったもん勝ち~(勇気100%)」を脳内爆音再生で、やりたいことを遠慮なくやる。
お肉とレモンサワー大好き。
ジブリとアルプスの少女ハイジも大好き。ぽんこつ。


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