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30代から趣味のキックボクシングを始めて人生が激変した話し

断酒して戦うコンビニ店長、はまとしです。

2018年の10月からキックボクシングを未経験で始めました。

きっかけは、20代からのコンプレックスだったメタボ体系をなんとかしたいためでした。

30代になり、所帯をもち、仕事と家庭で忙しく、趣味など考える余裕すらありませんでした。

2023年の現在は、仕事、家族、趣味を両立させながら、今も趣味のキックボクシングを続けています。

たまたま、パン屋のチラシにあった入会のお知らせを見て始めたキックボクシング。

ここまで私の人生を大きく変えることになるとは想像もしていませんでした。

どのように、キックボクシングという、趣味を始めて人生が大きく変わったのか解説します。

では、いきます!

なぜ30代からキックボクシングを始めて人生が大きく変わったのか


キックボクシングを始めて私が大きく変わった理由が、新しいコミュニティーをもったことでした。

初めは、ジムの会員さんと話すこともなく、たんたんと練習をしていました。

ジムに入会するまで、格闘技にまったく興味がなかった私は、K1の魔裟斗さん、ピーターアーツさんなどよくわかりませんでした。

それから、ジム通い始めて、そういったレジェンドの方の話しを聞くようになり、色々と調べるようになりました。

もともと、アニメのはじめの一歩が好きで、よく見ていた私は、格闘技という人を殴るスポーツの魅力に引き込まれていきました。

初めは、ジャブやストレートの打ち方を習い、初日はもう全身筋肉痛で翌日は動くことができませんでした。

それぐらい、自分の体が運動不足だったことを知りました。

キックボクシングを始めて、ジムの方と話す機会が増えて、仕事とは別に楽しめる環境がとても居心地よく感じました。

その後、ジムに入会して1年が経とうとした時、RISEWESTというアマチュアの試合に出場することになりました。

その時点で、キックボクシングが楽しく、週3回ぐらいジムに通っていた私は、167㎝で73キロぐらいあった体重から65キロぐらいまで落ちていました。

初めての試合は、65キロのCクラス1分2ラウンドの試合に出場することになりました。

試合は、とにかく全力を出そうと思っていた私は、運よくストレートが相手にバシッと決まり、相手の鼻血が止まらなくなり、30秒ほどでTKO勝ちとなりました。

リングに立った瞬間、なんともいえない緊張感と、わくわく感が今でも忘れられません。

それから、すぐに12月の試合にまた、65キロのBクラスでエントリーします。

その頃には、70キロ以上あった体重も、62キロぐらいまで落ちていたのですが、間に合わず65キロでエントリーしました。

相手は、20代の学生で、180㎝以上身長があり、167cmの私は攻撃も全然当たらず、完敗でした。

ここで、初めて階級という体重によるフィジカルの違いを痛感することになります。

この試合をきっかけに、生涯キックボクシングでアマチュアの試合に出続ける為には、痩せた体型を維持できる方法が必要だと考えていました。

なぜ、62キロから体重が落ちなかったというと、酒を毎日飲んでいたのが原因というのは、なんとなくわかっていました。

試合に出続けることが、ジムの会員の皆さんとも、話しが弾み、自分の中でアマチュア選手として活動することがとても居心地がよく感じていました。

この、キックボクシングという趣味を続けて、試合に出続けることで、自分の人生の軸にできるかもしれない、という目標が確立してきた時期でもあります。

痩せた体型を維持するために断酒を決意


ジムに通ってある程度痩せることができた私ですが、選手として活動するとなると、体重を維持することが必須となってきました。

65キロの試合に限界を感じていた私は、いよいよ人生の分岐点でもある断酒を決意します。

それから、体重を一度55キロまで落とすまで、成功します。

その時のエントリーしていた試合は、コロナの緊急事態宣言で中止になってしまいました。

56キロ近くまで落とし、1キロはサウナで水抜きをして作った55キロの体だったので、55キロを維持するのには、限界を感じました。

なので、60キロ近くの体型を維持しようと、それから筋トレをやるようになりチンニングマシンを購入しました。

コロナが猛威を振るい、ジムも休会をせざるを得ない状況で、会長から大手ジムを紹介されてリアルディールジムへ移籍することになりました。

その時に、前回の試合で対戦した方と再会することになります。

実は、このジムでトレーナーのアルバイトをしてた学生さんでした。

友達とジムに通い始めて、アマチュアの試合に参加してずっと1RでKO勝ちしていた、強い選手だったことをここで知ることになります。

年齢も一回り以上若い方で、判定までいったのは初めてで、試合後過呼吸になり医務室に運ばれたと笑いながら言っていました。

ジムのつながりで、こんなにもたくさんの方と、話しができて自分がアマチュアとして選手活動を続けていく中で、楽しい思いをたくさんできました。

その後、移籍したジムで練習を続けて2021年に60キロのBクラスでエントリーしました。

この時ぐらいから、リアルディールスタイルという、パンチから蹴りをつなげる戦い方を習得していくことになります。

ジムによって、スタイルが様々で、とても奥が深く、練習を続ける日々にとても充実感を感じていました。

コロナでジムを半年間ぐらい休会していた時に、実はもうキックボクシングをやめようと思ってました。

しかし、休会していた日々は、まったく日々の暮らしに満足できていない自分に気が付いたのです。

ただ、仕事をして毎日酒を飲んで寝るだけの毎日。

週末は仕事が終わり子供と遊ぶことが日課になっていたのですが、なにか人生に活力を感じない毎日を過ごしていました。

リアルディールジムは、ジムが広く、検温と換気設備が整っていたので、なんとかジムへ通うことができました。

ジムへ通って練習をしていた時に、初めてプロ選手の方とお会いする機会がありました。

また、複数店あるので、選手向けの合同練習にも参加することで、モチベも一気に上がっていきました。

年齢も35歳を超えていたので、若くもないのに何してるんだろうと思うこともありました。

しかし、それ以上に試合に出続けて、自分を強くしていくキックボクシングという生き方にすごく人生の楽しさを感じていました。

酒をやめ続けているのも、恥ずかしい話し、会費や道具など節約も考えてのことです。

会費も月に1万円以上なので、決して安い金額ではありません。

さらに、30代を超え、健康と体重を維持した生活を考えると、プロテインやさつまいもやブロッコリーなど食費もバカになりません。

子供の将来の学費やコンビニオーナーへ向けて開業資金の貯金もあり、あまり贅沢もきないのです。

そういった理由が重なり、断酒が現在もうまくいっています。

仕事、家族、趣味の両立はかなり難しかった


試合に出続けることを誓った、2019年の12月、翌年の2020年に事件は起こりました。

妻が体調不良で病院に通うことが多くなったタイミングで、アマチュアの試合にエントリーしていた為、家を空けることが多くなりました。

仕事終わりにジムへ通っていたため、帰宅する時間が22時になることが多く妻と育児について相談をされました。

ただでさえ、仕事と趣味を両立することが大変で、趣味にのめりこみすぎていた私は、妻の「自分のことばかりで私のことはいいの」という言葉にショックを受けました。

些細なことがきっかけだったのですが、本当にあの時は、ジムが楽しくて我を忘れていた自分に猛省しました。

ジムへ通うために、仕事も残業をせずに帰れるよう、部下やスタッフの教育もしっかりとしないといけない。

家に帰っても子供達と遊ばなくてはならない、と考えていた私は妻に対する配慮が欠けていたのです。

それからは、仕事、家族、趣味どれもバランスよくやっていくと、妻と話しをして、ジムへ通い続けることを承諾してもらいました。

2022年にジムの移籍をする


2022年の夏にコンビニ店長として働いている私は、お昼のパートさんがやめるタイミングで妻も一緒に働くことになりました。

それから、コンビニの近くに引っ越すことになり、またジムを変えることになります。

現在は、リアルディールジムで選手としてRISEチャンピオンとして活躍していた、RYUJIGYMへ通うことになります。

そこで、アマチュア選手として活動を続けていきます。

2022年の12月に移籍後、60キロのBクラスに出場しました。

結果は、判定負けでした。

また、頭1個分ぐらい私より身長が高く、フィジカルがとても強い相手でした。

試合が終わった後に、実は対戦相手が友達だったと、同じジムの方から言われて、とても優しい子だなと思いました。

また、歳も私より一回り以上若い方なので、アマチュアのBクラス以上はプロ志望の方が参加してくるので、甘くない世界だと感じました。

対戦相手の方は今でもプロになるために、練習をしていると話しを聞き、私も若い子には負けられないと30代後半の私は、年甲斐もなく闘志を燃やしています。笑

2023年の現在の動向


現在もアマチュアキックボクサーとして、選手活動を続けています。

体重もBMIが22を超えない、体脂肪も15%を超えないよう節制した生活を送っています。

もともと、私が子供の頃は、ファストフード全盛期の時代でハンバーガーなどお昼や朝食に普通に食べていた時代でした。

夜はファミレスにいくことも多く、ジャンクにまみれた幼少期を過ごしました。

そのせいもあってか、お菓子大好き、お酒大好き、ジャンク最高の感覚がまだ抜け出せていません。

やっと、今になって健康ブームになっていますが、私が子供の頃はファストフード店では、ハンバーガーが1個60円~80円、コーラ飲み放題などの時代だったのでめちゃくちゃ食べてました。

幼少期に経験した過去のジャンク経験が、大人になっても抜け出せないので、これはもうジムへ通いながら自分を律していくしかないというのが現状です。

妻と2019年に趣味の話しをして、アマチュアの試合は多くて年2回にすると話しを決めました。

試合が決まると1か月間は、ガチスパーリングの回数や練習強度も増してくるので、心の余裕が少なくなってきます。

年4回ほどアマチュアの試合はあるのですが、毎回出るとなると、半年近くは趣味に没頭することになります。

さすがの私も、ケガのリスクや職場の立場を考えると、年1回~2回ぐらいがちょうどいいです。

それから、6月にまた、60キロBクラスにエントリーしました。

試合内容は、相手の方の手数も多く、勝つことへの強い意志も感じて、苦戦しました。

2R目に流れがきて、なんとか判定で勝利することができました。

会場が西鉄ホールなので、自転車で行ける距離なので、本当に助かっています。

仕事が終わってからすぐに会場へ向かって計量して試合になります。

かなりハードスケジュールですが楽しい限りです。笑

12月に最後の試合となる、初めてのAクラスに出場しました。

相手はBクラスでベストファイト賞をとったこともある、強い選手でした。

2R目にダウンをとり、判定で勝つことができました。

ダウンをとった後、セコンドから行け!という声が聞こえたのですが、相手の方の猛攻がすごく、強さを感じました。

この時、初めて脱力をして試合に臨めた実感があり、手ごたえを感じた試合でもありました。

まとめ


2024年の1月で39歳を迎え、断酒を始めて3年が終わろうとしています。

長女は小学生高学年になり、次女は、来年で年長さんになります。

将来コンビニのオーナーとしてやっていく段取りもあり、仕事、家族、趣味と日々多忙な毎日を過ごしています。

仕事を一生懸命になれたのも、家族をもっと大切にしようと思ったのも、趣味のキックボクシングがあったからです。

趣味を続ける上で、大変なこともありますが、自分の中で生きがいを見つけることが、本当に大切だとキックボクシングを始めて経験できました。

キックボクシングを始めて色々な方と出会い、貴重な経験をさせてもらいました。

これからも、アマチュア選手として活動していこうと思っています。

キックボクシングを始めて本当によかったです。

そんな、私のキックボクシングを始めて人生が激変した話しでした。

長くなり申し訳ありません。

では、またねー!



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