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進学での上京に分譲マンション購入という選択肢

◆自己紹介

・会社について
静岡県浜松市にて不動産業を営んでいる会社です。
元々は建設業者として1982年に創業し、不動産業としての免許取得後はどちらの事業も並行して行っております。
首都圏の仲介を拡大中です。
ホームページ https://hamasa-corporate.studio.site/

・担当者について
3代目継承予定者です。
略歴:電鉄系の不動産会社(売買仲介メイン・賃貸仲介、管理対応)→不動産テックの会社を複数社経験(①BtoB SaaS・中古マンションの提案アプリ、②ローンテック、③電子契約)
皆様に寄り添ってその人にとって正しい物件選びのサポートをさせていただいています。

ご挨拶

みなさんこんにちは!
株式会社浜佐工務店 不動産事業部の責任者の佐藤達弥と申します。
まずは今回の記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございます!
この広いインターネットの海で巡り会ったのも何かのご縁かと存じますので、少しでも参考になれば幸いです。

※進学に伴い物件をお探しの皆様にご覧いただきたい内容となってます。

先に結論だけ書いておきますが、
『購入した方がお得』
なケースもありますので、ぜひご検討ください。

上京と一人暮らし

私もかつて大学進学と同時に実家である静岡県浜松市から、大学近くの物件を借りて一人暮らしをしていました。
両親に仕送りをしてもらって、相当な金額払っていただいたんだなーと恥ずかしながら社会人になってから実感しました。

小田急沿いの生田駅に最初の2年、東急田園都市線の鷺沼駅に社会人になってからの約4年住んでました。
生田駅の物件はいわゆる学生マンションで入居者が全員近隣の大学生でした。

人のことは言えないとは思うのですが、隣の部屋が友人を連れてきては大騒ぎすることがあり、ストレスもありました。
そんな経緯もあり、鷺沼の物件は一般的な賃貸マンションにして、そこではおそらく皆さん社会人だったので騒音トラブルもありませんでした。

隣人はある程度運だと思うのですが、時間的な制限の緩い学生の多いマンションだと若干リスクがある気がしました。

コストの考え方

新卒で不動産業界に入った私は、まず賃貸仲介・管理の業務を行い、その後売買仲介をおこなっておりましたので、その経験を踏まえコストについて説明できればと思います。

考え方として大きく違うのは、賃貸は単なるランニングコストで、売買はそれに加えて資産という考え方になります。
賃貸は払いっぱなしになりますが、購入した場合には、物件の価格が下がらなければ、管理費・修繕積立金等の維持管理費等で資産を保有することができます。

注意点としては諸経費等がかかりますので、どういった形で保有するのかはよく考える必要があります。

賃貸物件の費用について

関東圏で一人暮らしをしている学生を対象に調査した結果
男子学生:53,271円
女子学生:61,634円
が実際にかかっている家賃のようです。

出典:大学生の一人暮らしの家賃平均はいくら?いい部屋の探し方も解説
https://www.athome.co.jp/contents/students/livingexpenses/paytherent/

仮に家賃60,000円で敷金1ヶ月礼金1の物件とすると
初期費用が4ヶ月分くらいかかります。
※前家賃を入れないパターンです。
「内訳」
仲介手数料:66,000円
敷金:60,000円
礼金:60,000円
火災保険:20,000円程度
消毒代・鍵交換費用等:20,000〜40,000円程度

また、関東圏だと2年更新が多く、更新料は賃料の1ヶ月分を取るところが多く、再度火災保険料もかかります。
4年間同じ物件に住んだ場合の総額を計算すると

家賃:6万円×48ヶ月=288万円
初期費用:6万円×4ヶ月分=約24万円
更新料:6万円
更新時火災保険料:2万円
【4年総額:約320万円】
となります。

購入した場合の費用

都内のワンルーム物件想定で、2,000万円の物件を現金購入した場合の費用について説明をいたします。

購入時の諸経費として物件代金の他に下記がかかります。
仲介手数料:72.6万円(3%+6万円+消費税)
登記費用:約20万円
火災保険料:約3万円(5年間)
不動産取得税:約10万円
印紙代:約1万円
管理費・修繕積立金精算金:約4万円
固定資産税精算金:約7万円
合計:約117万円

この他に
毎月管理費、修繕積立金が約1.5万円
固定資産税が毎年10万円程度かかってきます
4年間総額のコストは購入時諸経費:117万円に加え、
管理費・修繕積立金:1.5万円×48ヶ月=72万円
固定資産税:10万円×4年=40万円

合計:約229万円】
となります。
物件価格が下がらない場合であれば、物件代金の2000万円は現金から不動産に置き換わる想定になります。

購入した場合のメリット

コスト面で言えば約90万円程度、購入した場合の方が安くなります。

また、今回2000万円の物件と賃料6万円の賃貸物件の比較をしましたが、エリアによりますが、基本的には2000万円の物件の方がクオリティが高いです。
卒業後にも継続して住めるような物件を購入するという視点でも良いかと思います。

進学先のエリアによってはファミリータイプの物件が買える可能性もありますね。


購入した場合のデメリット

不動産は金融資産になりますので、価格変動のリスクがあります。
そのため資産価値の見極めは非常に重要なポイントになります。

また、賃貸物件では設備の故障があった場合故意過失がなければ大家さんの負担になることがほとんどですが、購入した場合には自ら負担をする必要があります。

まとめ

まだまだ物件ごとに個別で気にするべきポイントは多いのですが、今回は基本的な内容としてまとめさせていただきました。

私個人の考えになりますが、大学の立地によってよく吟味する必要はありますが、賃貸物件にかかるコストを投資として運用するということは考えても良いかと思います。
また、今回は現金で購入した場合を想定していますが、親族のお住まいであればセカンドハウスとしてローンの融資が可能な金融機関もあります。

資産運用として色々な形はあるかと思いますが、不動産もあなたのポートフォリオに追加するイメージで是非ご検討いただければ幸いです。

是非下記HPのお問い合わせフォームよりご相談いただければ幸いです。

今後も色々な記事を投稿させていただきますので、引き続きよろしくお願いします!



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