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DENKEN WEEK-飫肥(宮崎県日南市)~若手台湾アーティストのエネルギーを感じた日(2023/11/04)


1.DENKEN WEEKとは

DENKEN WEEKは「重要伝統的建造物群保存地域」で行われる、地域がもともと持っている魅力的な建物や街並みを地域内外の人に改めて気付いてもらうためのイベント。宮崎県日南市の飫肥地区は1977年5月18日に選定されており、選定から40年経ち記念イベントとして2018年の3月に第1回目を開催。

2.今年で6回目

2018年3月に第1回目を開催し、同年10月に第2回目、その後2019、2021、2022と開催し今年で6回目。プロジェクションマッピング/食/芸術/音楽/マルシェ/トーク/ワークショップ等、様々な形で地域の活性化に寄与している。

3.今年のアートの展示について

2021年は確実に行けてないけどほぼ見てきた私からすると今回の目玉はなんといっても台湾アーティストの参加。毎回、県外作家+県内作家で構成されていたが、今年初めて国外の作家を招致している。総合プロデューサーの小松孝英氏のこれまでの作家活動や、映画製作のなかで台湾とのつながりが強いからこそ出来た動きだと思う。

4.台湾アーティストと話して感じた事~張 祐齡/ChangYuling

張 祐齡 Chang Yuling ー 小村寿太郎生家

情報は整ったはずなのでここからは適当に。
名刺貰ったけどカタカナでユニってかいてあったので、ユニさんで。写真は張 祐齡 Chang Yulingさんの展示の一部。美術の専門家じゃないのでここで作品批評はしません!

あくまで宮崎で展示している作家との違いで驚いたんだけど、作品のキャプション見てたら後ろから「こんにちわー」って元気よく話しかけてきて、日本語喋れるのか!凄いなーと思ったらスマホ出して翻訳こんにゃく。

若いのもあるんだろうけど、言葉の壁なんて関係ねーって感じで作品の事とか、書いてあるものとか、日本に来てこう思ったとか、どんどん会話してくる。

あれ、友達だったかな?って感じですごくフレンドリー。作家は余計なこと喋らない方がいいとかいう説もあるけど、好印象でしたまる。

一番面白かったユニさんの発言は「吊り下げるの大変でした」でした。


5.台湾アーティストと話して感じた事~胡 晴雯/Ching-WenHu

胡 晴雯 Ching-Wen Hu ー ぎゃらりー後町

ぎゃらりー後町で展示していたけど、ずっとタイミング悪く人がいっぱいだったので最後の最後に見に行った、胡 晴雯 Ching-Wen Hu(リンクはWebページ)さん。

作品を見ていたら、日本語で「硫黄は銀箔を変色させる。」って書いたメモを見せてきた。何回も説明したんだろうなーって笑ってしまった!
硫黄の粉末と液体を見せてきて、匂ってくれとアピール。
残念ながら鼻が利かなくてうっすら硫黄の匂い。

ユニさんの時も感じたけど、「作品すごいでしょ!」じゃなくて、「私はこう感じたものをこう表現しています。」っていうのを伝えるために、言語を使ってでもなんとしてでも伝えようっていうのを感じた。

言語が違うけどアートは作品で感じてくれるでしょじゃなくて、感じてほしいけど、私はこういう背景があってこうなんだとか、日本はこうだねとか、そういう会話がたどたどしくても出来たのが楽しかった。

カバー写真にものってるしわしわの何かはコーヒーのフィルター。
メモ帳みたいにしてるやつを見せてもらって触らせてくれたけど、日付が書いてあって、いつコーヒーを飲むときに使ったフィルターなのかがわかる。
なんで捨てずに残しているのかを聞いたら、最初はもったいなかったから集めだしたっていう話だった。

6.DENKEN WEEKは今週末まで

展示場所が離れてるのと、人が多いと思うので、2時間くらいあるとだいぶゆっくり見れると思います。
日本の作家、日南の作家さんも展示されています。日本建築の中で楽しむアート。気になったら是非行ってみてください。!

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