2年半、有料記事を販売してみて

有料記事を書いていると色んなことを言う人が出てきます。

「稼いでるの凄い」「勇気あるね」「ライターみたい」などの肯定的な意見

「いくら稼いでる？」「なんで有料？」などの疑問・好奇心

「金目当て」「素人の分際で」「ファンじゃない」などの否定的な意見

このような様々な意見を見てきました。

こうした意見が出るということは、そもそも有料記事を書く人自体が少ないので、良かれ悪しかれ興味を集めやすいのでしょう。

なので私のこれまでの経験から、有料記事を販売するとどうなるかをまとめてみました。

①責任が発生する

有料記事を売るということは、当然ながら買う人がいないとできません。
つまり売れる価値のある記事を書かなければ意味がなく、売れない記事を書いても単なる徒労しか残りません。
なので売れる記事を書く責任が発生します。

私の場合、有料記事を売り出した際にtwitterのフォロワーは7000人ほどいましたが「1%(70人)でも買ってくれたら良いなぁ」ぐらいの気持ちでいました。

しかし始めた当初、購入した方はさらに少ない0.1%程度(10人未満)でした。

この理由は1つしかなく、私の書く記事にお金を払う価値が全然無かったということです。
なので有料記事が売れることと、フォロワーの多さは全く関係ありません。
ただ「価値がある記事を書けるか？」の1点に集約します。

私はフォロワー数が多いことに浮かれていて、本当に価値のある記事を提供できてなかったということです。

そこから私の中に「お金を払ってもらえる記事を書かなければならない」という責任が発生しました。

②完全に中身重視

Youtubeのように興味を引くタイトルで集客すれば稼げるんじゃ？という意見もありますが、有料記事販売でこの方法は通用しないです。

何故なら中身を読んで価値があると思ってもらえなければ、2度と記事を買おうと思わなくなってしまうからです。
YouTubeなどは動画を見てもらうだけで広告収入が発生するため、興味を引くサムネやタイトルが重要になりますが、noteの有料記事は読者が「購入する」意志を示さなければ、売上は０円です。
この「購入する」の手順がとても高い壁で、ここを乗り越えるためには内容を良くするしかありません。

ちなみに自分は殆どの記事を「返金可」としています。
つまり一旦購入しても、価値がないと判断すれば返金することが可能です。
サムネ・タイトルや無料部分で釣ったとしても、有料部分が駄目ならお金にならないので、有料部分は絶対に手を抜けません。

③記事の質を上げることを考える

集客だけでは意味がないため、記事の質を上げることを真剣に考えるようになりました。

どんな記事が面白いと思ってもらえるか？
読者が求めているのは何か？
売れる記事と売れない記事は何が違うか？

無料で出してた時にはロクに校正もしないで出すことも多かったですが、有料となればチェックも重要です。
読者が読みやすい文章を書くために、書き方の勉強もしました。
野球の記事だと、どれだけ野球の内容を詳しく書くかが重要だと思われがちですが、その内容を分かりやすく、読みやすく表現する力も同じぐらい大事です。

また、これはよく言われることですが「自分が書きたい記事」と「読者が読みたい記事」は全く違います。
前者は無料でも読む人は沢山いますが、有料にした途端にパッタリ読まなくなります。
後者の記事を書くことを意識しなければなりません。

そうした努力をすることで、購入する方が徐々に増えてきました。
売れることで利益が出るのも嬉しいですが、それ以上に自分の記事の価値が上がってきてるのを実感できることが嬉しいですね。

正直、単に金儲けするだけなら、他にいくらでも方法はあります。
また、有料記事を販売することで反発する人も出てくるので、悪いイメージを持たれたくなければ、無料記事の方が良いです。

そのどちらも選ばず有料記事を書くことは、大変ですが自分の文章力の向上が実感できて、達成感を得られます。

④売れる秘訣はあるか

ない、以上です。

(笑)

…実際には秘訣はあるかもしれません。
自分でも、どういう記事が人気があるかは段々と分かってきました。
ただこれはあくまで自分のみのことだと思います。

売れてる人の記事を参考にしたこともありましたが、自分には合わずに全然売れなかったですし、結局、真似ても意味がないと思います。
自分で売りながら探す方が、自分の文章力を上げるのに役立ちますし、自分で実感しながら売れるので身になるでしょう。

⑤今は売上はいくらになったか

ここまで読んできて、結局今はどのぐらい売れるようになったのか気になる人も多いと思います。

過去に何度か報告したことはありますが、現在だと毎月のべ100〜120本ぐらい購入して貰っています。

定期購読していただける方も増えましたし、本当にありがたいと思っています。

あとがき

批判もありますが、自分としては有料記事を売ることで自分の記事の文章力向上に繋がったことが大きな財産になったと思いますし、まだまだもっと良い記事を書くためにこれからも有料記事販売を続けていきます。

なのでもし興味を持つ記事を見かけましたら、試しに読んでもらえると嬉しいです。
面白くなければ返金申請しても全然構いませんので、よろしくお願いします。

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